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娘たち、初めて選挙へ行ってみた。

先週の日曜日はわが町の市議会議員選挙。知的障害がある娘たちにとっては選挙の意味などもしかしたら理解していないかもしれない。 でも知的障害があっても投票権はあるし、だからと言って、親が決めた人や誰かに頼まれて投票させてはならぬ。

なので、選挙ウイークにはまず候補者の看板を見て目で確認。すると、たくさん貼られたポスターの中では、政党やスローガンをよそに少し若めの男性に目が行っている娘。そうか、やっぱり年寄りより若者か。若い議員の方が何か変えてくれるかもしれないもんね。それも一つの意思表示。

そして選挙当日。投票所で慌てないように、広報を広げて娘の隣で「この人はこんなことを約束してるよ」と簡単に説明しながら最終チェック。うちの場合、主人がだれに入れるかとか、私はだれに入れるとか言わないので娘たちにもそのスタンスでは話さないようにしている。なので、娘たちがだれに決めるかは娘の自由だと思っている。内心、「その政党は・・・」と思うようなことがあっても、顔に出さないようにした。 そして、娘たちはそれぞれ決めたようだ。

そしていざ、投票所へ。初めての選挙の雰囲気にどう反応するか?シーンと静まった空気の中でおしゃべりしたり、姉妹ケンカ(たまに公の場でキレる)しませんように・・・と祈る。私、娘、娘、旦那、の順で進む。 

結果、無事終了。 なんでも高校生の時の生徒会選挙が未来の選挙デビューを想定して、お喋り禁止とか色々と教えてくれていたようだ。すごい役に立ったみたいで、今更先生方に感謝する。

2人とも選挙も参加できるようになって大人になったなあ。自分が選挙権もらった頃なんて、あまり行ってなかったかもしれない。それに比べたら大したもんだ。 

それから、知的障害の人が選挙にもっと参加しやすくなる為に、公約にはふりがなをしてほしいなと思った。 あと、選挙演説はもっと楽しい内容で(あれがだめ、これがだめよりも未来を想像しやすく)分かりやすくすると、聞く耳をもつ人が増える気がするんだけどな〜。 

と、選挙については娘たちを通して母も勉強させてもらいました。 

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