舞台『脳内ポイズンベリー』2022年版を映像で見た

急に八木勇征に沼落ちした話は4月30日に途中まで書いて下書きにしまったままになった(今発見した)。
沼落ち事実を認めたくなくてきっとまどろっこしい文章になってるんだと思う。
これを書いた後、時間があったらとりあえず句点で終わっている文章を読点まで書いて公開しようかな。

八木くん目当てで見始めたこの作品は、なんだかとても見づらくて、数分で挫折した。
それが4月だったか5月だったか。
数日前、ドラマ『美しい彼』シーズン1きっかけで八木くんファンになった方とお話をしていて、面白かったと言っていたので、気合を入れて見ることにしたのが今日。
見づらいのは全体的に画面が暗いのと、舞台上にいる人数が多くて、しかも脳内と現実が同時に進行しているのとで、アップにすれば全体がわからないし、全体を移せば細かい芝居が全然わからないしという、映像で見るには不向きな作品だったからかなぁと思いながら、見た。

人数が多いのと,、舞台の映像化の弱点として見たい人を定点で見れない。
要するに今回でいうと八木くんが見たいのに八木くんが映らない。
今この時どんな芝居をしているのか、見たいのだよ。
それで見ているともやもやするわけだが、越智(平野良)が芝居を動かし始めたところでようやく作品に集中できるようになった。
ざっくりいうと、この作品ではひらりょと木村花さんと白石隼也の芝居が私好み。
上手いとか下手とかいうのは正直わからないのよね。
単純にこの人の芝居が好き。というのが重要だと思う。
好きな芝居からはいろんな感情が受け取れる。
それを言うと八木くんの芝居も好きなわけだ。じゃなきゃはまらない。
ただ、この作品ではちょっとフワフワしていて、落ち着いてみられなかった。
それは八木くんの芝居がフワフワしているのではなくて、私が八木くんに沼落ちしたばっかりでフワフワしているせいかもしれない。
それと、脳内のキャラクターを演じる役者たちが個性的過ぎて、八木くんがパワー負けしていたような気がする。
猪野くんとなんとなくかぶってる感じもした。
猪野くんの見た目が好きなのでただ好きな顔っていうかぶりかもしれない。
猪野くん、この前生で見た時も思ったんだけど、もうちょっとパワーというか圧が欲しいなぁ。これも好みの問題だけど。
それを言うと八木くんも圧がもっと欲しかった。
頼りない吉田でいいのよ。でも芝居には圧が欲しい。
まあこれも私の好みの芝居にあてはめたいという願望かもしれない。
相変わらず表情はいい。ただ舞台でその表情は見えない。
いま、急激に八木くんにはまってしまっていて、どれだけ摂取しても足りない感があるのよね。
なので、もっともっとと思ってしまう。
この前友人とやり取りしていて図らずも私の推し活履歴が明らかになったわけでだけど、どうやらこのテンションであと2年ぐらい八木くんを追っかけることになりそうです。
2年を超えればきっと穏やかに応援できるようになる。それまでしんどいなー。

女性陣ではさすがの木村花さんがいい感じでツボでした。
木村花さんと認識して芝居を見たのは初めてかもしれない。
彼女には勝手に恩があって、2020年版のエリザベート公演のチケットを木村さん先行で確保していたんですよ。
黒羽麻璃央先行の発表が遅すぎて待てなくて、グランアーツ先行で申し込んで当選してた。
残念ながら2020年公演は中止になって返金になってしまって、2022年公演に木村さんの名前がなかったのでずっと気になっていました。
まさかここで見られるとは。
ハトコ役早川夢菜さんも良かった。
ガールズグループ所属の女性は度胸があってパワーがあって芝居に不安定さがない。
それこそ上手いか下手かということは私にはわからないけど、私の好みであることが多い。
泣くハトコの周りをアワアワしてウロウロする八木くんの吉田はとても好きでした。

沼落ちしてからここ数か月、八木くん関連のいろいろなものを見たり聞いたりしている中で、この作品は稽古に参加できなくて苦労した話を結構してた。
出演者をパッと見たらなかなか手ごわそうな俳優たちが目についたので、カンパニー自体になじめなかったのではと心配してたけど、カーテンコールを見てたらそうでもなさそう。
中途半端なベテランじゃなくてすっごくベテランがいたことも良かったのかなぁとか。
本仮屋さんにもゴリゴリ詰められていたので結構かわいがられていたのかなぁとか。
この後、ひらりょとのツーショットでも探したいと思います。
あるかなぁ。

そもそもスケジュールがない中、なぜ八木くんがキャスティングされたのか。
テレビ局の制作みたいだったから、私がよく見ている作品とキャスティングの方法が違ったのかな。
八木くんはさすがに体がよく動くので舞台をもっとやってくれたらうれしいなぁ。
小池演出のロミジュリのティボルトとかやって鍛えられてほしい。
この作品を見て思った以上に甘い香りがする芝居だったので、ティボルトは無理かなぁ。
もっと輩感が出れば行けるかもしれない。輩かと思ったらジュリエットにめっちゃ甘い視線送るとかだったらいい感じかもしれない。
まあ、ないだろうな。

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