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リコリス・リコイル1話 物語制作者のための分析 ※ネタバレ


●よくある定石
・主人公と相棒は容姿、性格、信念、どれも正反対
・ラスボス(?)が最初からすぐそばにいる系

●全体的な1話の流れ(掴み~2幕入るまで)

・事件の渦中にいるキャラのシーンと、それを外から駆け付けようとしているキャラのシーンのカットバック。
・前者のシーンがメインだが、結局二人はその時合わずに終わり、実は後者が主人公。両者に問題ありの一面もチラ見せる。

・前者のシーンでやらかし異動するキャラ、そこで主人公と相棒が初めて出会う。性格や思想や容姿は正反対(相棒ものの定番)。

・主人公の組織は小さい事務所、そこのボスが相棒の元いた大きい組織にコネがある
※最初のシーンに謎が残っていて、それが尾を引いている。実はその問題にハメられて相棒は異動になった

この辺がインサイティングイベントになるのかな。

・二人は日常(表)の生活を送るが、相棒は主人公の組織の任務を知らない。日常で主人公は相棒の異動の本当の理由をなんとなく予想する。

・全く関係ない事務所の仕事に、その異動の理由が関わる。護衛対象が任務として言い渡される。

・護衛対象をわざとおとりにして犯人をおびき出す相棒の無茶に主人公が手助け。双方のやり方は正反対。(合理的に判断するvs絶対に殺さない)

・犯人を捕まえるが、その時に次の相手へ連なる伏線がある。それが最初の相棒が異動になった理由の黒幕。

・その黒幕を追って本部より先に捕まえれば相棒の目的が叶う。それが当面の目的。主人公も一応協力的。
ここで二幕へ

・すぐにコミックリリーフ。組織の表の仕事であるカフェの店員の格好させられて可愛いシーン。
で、最後にカフェに客が現れる。それが実は黒幕。(読者有利。主人公や相棒は黒幕と知らない)

(一話終了)

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