プリマドール1話 物語制作者のための分析 ※ネタバレ
※よくある設定や定石は太文字にしてあります。
●特徴
・1話を見る限り、消耗が激しいと記憶がなくなる設定や人形を排除せよ的なポスターがあったりと不穏要素多め。1話自体もビターエンド。きもちぃ~!っていうカタルシスではなくエモを感じる用のストーリー。
・1話から最終話までメインプロットで進めていくというより、サブプロットで完結していく系かもしれない。なので1話1話が起承転結になっていてサブプロットの挟み方を勉強できる構成。
かもしれない(小声)
●1話流れ
・序盤、その世界特有の存在(作品の売り)の扱いや、世界観の匂わせ
※感情を動かすポイント……少女がどうやら危険そうな戦地に赴く
・主人公は最初から記憶喪失で過去の記憶が一切ない
・外で自己紹介がてら少女と話していると荒事に巻き込まれ、主人公は記憶がないながらも女の子を助ける(物語冒頭のシーンと同じような力を使い、最初のシーンが記憶喪失前の主人公であると匂わせ)
・気を失って起きるが、一旦状況説明(主人公の状況、これから所属する組織、仲間等)
・日常の紹介。
※感情を動かすポイント……主人公がポンコツ
・世界観の説明
・助けた少女再登場。主人公は人探しの依頼を受ける。(依頼者)
・主人公は助けになれそうだったが、力及ばず出来ない。
・だが諦めず、自分でも知らずに能力を使って依頼を一時的に達成する。
・この依頼達成は実は達成できていないので、その不穏要素をちょくちょく挟む。
・きちんと依頼達成できていないことが周りに発覚。ただし依頼者は気付いていない。
※感情を動かすポイント……
1、想いにこたえたいが、慕ってくれる子供との思い出が自分だけない
2、子供と、子供が慕う存在が引き裂かれる
3、表情と台詞の裏返し。今回の例)笑顔で涙しながら「私ね、壊れているの」
・依頼者は一応納得するが、主人公は依頼失敗を知っているので憂う。仲間に励まされて持ち直す。
・次話につながる新キャラ登場して、1話終了。
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