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ユーレイデコ1話 物語制作者のための分析 ※ネタバレ

※定石やよくある展開は太字

●特徴
ポップな雰囲気でSNSとSFを上手く融合した時流に向いているバディ(?)もの
ただし作画が今っぽくないのであまり話題になってないけど、物語は非常に参考になる。

●あまり見ない面白いとこ
インサイティングイベント的なものが2,3回あり、問答みたいなものも同じだけある。2幕に入るまで、入る直前で止めて一幕を何度も繰り返している
問答→インサイティング→1.2幕、問答→インサイティング→1.3幕、問答みたいなイメージ。


1話流れ(掴み~インサイティングイベントまで)

・主人公は周りから浮いてる。専門的な知識がある。それについてやりたいことがあって、大人はそれを叱る。だが主人公は隠れて行っている(ヴァージン型っぽい)力強い性格なので厳密には違うが。

・別シーンで、後の相棒(?)になるキャラが心情やテーマっぽい事の提示(一幕でのテーマ暗喩

・主人公は体に不具合が出るなどして、それが原因で特殊なアイテム発見、そして「やりたいこと(目的)」(この現段階では相棒)に接近できる。(日常が破壊される予兆、輝くチャンス)
その「目的」を追いつめるが、ぎりぎりで逃げられてしまう

・しかしアイテムのおかげで相棒を出し抜き、相手が油断しきっている所をおいつめる
しかし相手はさらに上手で、逃げてしまう。が、アイテムを回収しに再び相手から現れる。主人公より高いレベルの専門的な知識と技術がある。

・アイテムの取り合いをしている所に主人公の「やりたいこと(目的)」(正体不明のラスボス的存在)が現れる。主人公はその正体を知らないが、相棒は知っている。
それは危険なもので、相手はとりあえず主人公を連れて一緒に逃げる。(インサイティングイベント)

主人公と相棒はアイテムを奪い合いながら、助け合いつつ、客観的に見れば一緒に逃げている。
二人はその謎の存在に追いつめられたところで、本体が出てくる。

1話終了


●ちょっとした感想

普通バディものだと正反対のアークを辿ったりするものが多いが、W主人公的扱いで両方とも同じアークはかなり珍しいように思う。

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