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【長崎鼻】不均質な自然と人の美術館を堪能!衝撃映像との出会い おすすめの見方

朝から国東に行く用事があり、ついでにずっと気になっていた長崎鼻の美術館へ帰りに寄ることに。

不均質な自然と人の美術館

2020年にできたばかりで友達も行ったことがないとのこと。インスタにはよく画像が上がっていておそらく人気スポットなのだろうという認識はお互いありました。

とにかく映えそう!という軽い気持ちで行ったのが始まりでした。

しかし映えスポットだけじゃなかった


不均質な自然と人の美術館

昭和の町から車で約27分くらい

住所は長崎鼻リゾートキャンプ場内とあり長崎鼻に着いてから少し戸惑いました…駐車場の先にカフェがあり、そのカフェの先を行くと美術館があります。木々の中歩くと開けた場所にある白い建物が美術館です。

入場料は大人700円。靴を脱いで用意されたスリッパで中へ入ります。

いざ入場

その日はあいにくの雨。他のお客さんはおらず貸切状態でした。

受付のお兄さんからリーフレットをもらい説明を受けます。ここで森の部屋というところで一時間に一度特別な映像が流れるということを聞きました。例の衝撃映像です。部屋は「太陽と月の部屋」「海の部屋」「森の部屋」の3つ構成。


まず太陽と月の部屋へ。

歩くと天井の開閉式窓?が着いてくるというインタラクティブアートです。なので反応があって面白いです。日がさしているのがわかるようにスモークも焚かれていてステージの上にいるような気分になります。

インスタで一番写真が上がっている部屋だと思います。

ただ先述した通りの雨!曇り!これ太陽出てないと、不均質な自然と人の美術館玄人じゃないと楽しめないと思います笑

元々写真を撮ることを諦めている私たちはそのまま次の海の部屋へ…

一定の間隔で落ちてくる水に光を当てていてまるで水が空中で踊っているように見えます。

心なしかマイナスイオンを感じます。雰囲気にのまれた気のせいかもしれません。

演出は、潮位情報や天気の情報を元にゆるやかに変化しています。

不均質な自然と人の美術館 海の部屋より

とのことで、そう思うとさらに面白いです。しばらく見ていましたが変化はわからなかったので本当にゆるやか〜に変化しているのだと思います。

でもそこがまたいいですね。自然は人に忖度して変化してませんからね。

最後の森の部屋一面スクリーンです。360度スクリーン!360度スクリーン空間大好きマンなのでテンションが上がります。


音とあわせて森の中で虫が飛び交っているかんじ…笑。表現が下手だな…。細胞感もあります。なんだろう…生を感じます。

この部屋はなんだろうと入り口でもらったリーフレットを見ますが部屋が暗いのでよく見えません笑

「森の部屋」は、円筒型の空間にコンピューターのアルゴリズムでアニメーションを生成・構築しているジェネラティブ・アート作品です。
アニメーションは、「ライフ・ゲーム」*をベースに、美術館の周りの風力・風向の情報も反映させたアルゴリズムに従って発生しており、作家が一枚一枚手描きでアニメーション素材を元に構成されています。
独自に設計・製作された2基の回転型超指向性スピーカー**は、あなたの立つ位置によって動きが変化します。

不均質な自然と人の美術館 森の部屋より

こちらも周りの自然を館内で感じられる仕様。相変わらず変化はわかりませんでしたがこういうこと聞くとやっぱり面白いですね。

実はひとつ目の部屋太陽と月の部屋もその日の天気や時間帯で光の入り方が変わるので外の具合で部屋での体験も変わってくるんですよね。

まさに、タイトル通りの美術館です。


ただこの三部屋見てざっと10分15分くらい…?正直長居はできません。

この長居できるかどうかは個人的に結構重要だと思います。

ひとつはやはり外の自然に関係して変化する様を楽しめないことです。いようと思えば長時間いることもできはしますが、目に見える変化をすぐに体感できるわけではないのでほとんどの人はすぐに次の部屋で行きそのまま帰るでしょう。

普段暮らしている中での1日の変化、太陽が出て沈んでいくことだったり、雨が降っていたのが止んだときの雲の流れだったり意識しない変化をおそらく美術館内でも感じられるのでしょう。


例えばカフェにしたり、図書館のように本が読めたり、なんならyogiboなんか置いておいて寝転がれたりして、気付いたらなんかちょっと変わったかもと思えるような空間だったら更に面白いなと思います。

あの空間では無理があるので、そんな空間があったら面白いなって話です。


話は戻り、この森の部屋で一時間に一回特別な映像が流れるとのことだったので待つことに。

2、30分待ったかな…。もう一度太陽と月の部屋へ行くとなんと晴れていたので!諦めたけど諦めきれずに写真を撮ったりしながら時間を待ちました。

一時間に一度のレアで衝撃的な映像

※本当は何も知らずに見て欲しいので、まっさらな状態で見たい方はこれより下は読むことをおすすめしません

今思い出しても最高のコンディションでこの映像と出会えた気がします。
時間になると音が消えスクリーンの映像も消えます。部屋の真ん中にいた私は友達に始まるからと入り口へ連れて行かれます。初めて見る場合は入り口から見るのがいちばんのおすすめです。

渋ーーーーいフォントで中山仙境という文字が浮かび上がり海や中山仙境の登山道が流れるのですが戸惑う私たち。
まず今まで見てきたこの美術館にそぐわない渋いフォント。
不均質な自然と人の美術館は細いゴシック体なのでスタイリッシュに!オシャレに!キマっているのですが、スクリーンに映し出される中山仙境の文字が筆で書いたしぶーーーーい字でした。このフォントの違和感からもう「なんかヤバいやつ」始まったとうっすら思いつつ…。
映像の詳細は言葉にするのが難しいですが昔のパソコンでウイルス踏んでウインドウが重なって出てくるバグ感あります。とにかくヤバい!何を見せられているのかわからない!笑
初めは、映った海が荒波気味で天気も悪かったのでライブ映像か!?と思いましたが見ているうちにそんなことどうでも良くなります。とにかく「わからない」ので気味が悪くて怖い怖いと言いながら見ました。笑
音は流れていますが、BGMをつけるなら電気グルーヴ!という感じです。簡単に説明するならこれがいちばんしっくりくる説明かなと思います。
系統でもどのカテゴリに入れればいいのかわからない…サブカルではないし尖っているというよりももっと別のジャンルで、不気味だけど狂気という感じでもない。本当に謎…。何を見ていたのかわからないんです。笑
ヘビーさで言えば1日に一回流すレベルの映像です。ただ滞在時間を考えると一時間に一回流すのが妥当なのかなと…。
ここで長居できるかどうか重要な理由のひとつ。どれだけの人がこの映像に出会っているのだろう!?インスタで写真は見るけどこの映像の話を書いている人を見たことがありません。映像を見るために待つ人はいるのだろうか?
気の知れた友達と見たからめちゃくちゃ盛り上がりましたが、例えばこの映像小さい子と見たら…親と見たら…初めてのデートで見たら…どんな顔してみればいいのかわかりません。途中で帰るかもしれません。
森の部屋は一時間に一度、そんな空間になります。

衝撃映像とのおすすめの出会い方

帰りに友達と、先述した通り、実は最高のコンディションでこの映像を見たのでは?と盛り上がりました。
何も知らなかったこと、始まってから正面へ移動するのではなく、始まる前から正面で見れたこと、映像を待つ時間があったこと、それらが揃っていい体験ができたと話していました。(一番は何も知らなかったことがよかったと思う)
なのでおすすめの映像との出会い方を提案させていただきます!

  • 入り口で見る

  • 絶対に最初から見てほしい

  • 映像の詳細は知らないで見てほしい

  • 衝撃映像と煽ってしまったが、この言葉に期待せずに実際に見て衝撃を受けてほしい

  • 上映時間まで待てば待つほど面白い気がする

  • 本当は何も知らずに見て欲しい

初めは上記コンディションで見てほしいですね。
二回目からはスクリーンの真ん中に立って見たり、写真を撮ったり好きな見方で楽しめるのではと思います。
とにかく初回は移動したり写真を撮る余裕がないのです笑

まとめ

すぐそこに自然のある田舎で、美術館で自然を体験する。まるで都会的な美術館ですが結構面白かったです。
都会から遊びに来た人に行って欲しいスポットですね!
実はパンフレットも売っていて、特に映像については本当に気になったので買おうかとも思いましたが手が出ませんでした笑
あと数回通ったら買ってみようかなと。

美術館であの映像を見た方がいらっしゃったら感想を聞かせてください!


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