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これがタイにあったら流行るのでは? 「杏仁豆腐は飲みものです」

 どの国でも中華料理店に行くとたまにデザートに杏仁豆腐があるよね。タイのセブンイレブンのカップ形のスイーツにも杏仁豆腐があるし、タイの伝統菓子の中には寒天のような杏仁豆腐のようなものも見かけたりする。

 記憶が正しければ、ボクは日本の紅虎餃子房の杏仁豆腐がおいしいと思う。杏仁豆腐って店によってはそれこそゼリーというか寒天のような、固いものが少なくない。しかし、この紅虎のものはヨーグルトのようなクリーミーなものだったはず。1999年ごろに渋谷のタイ料理店でバイトしていたときに目の前が大全盛期の紅虎で、そのときにたぶん食べたのだと思う。

 以来、そういう杏仁豆腐が好きなのだが、最近、その究極系に出会った気がしている。

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 この画像の杏仁豆腐は確かスクムビット通りソイ41にある東来順のデザートだったと思う。自家製だったはずで、見た感じは最もスタンダードな杏仁豆腐ではないかな。味も悪くなくて、本当に無難な杏仁豆腐だった。若干、寒天感があった気もするけれども、嫌いではない。

 そういえば、つけ麺で人気のあるフジヤマ55もデザートに杏仁豆腐があった気がする。こっちはクリーミーな杏仁豆腐だったはず。理想的な感じだったと思うが、一度しか食べたことがない。というのは、ランチタイムは食後に余ったスープでおじやができるようにご飯が無料なんだ。何回か行ったときはつけ麺大盛りの上に、無料おじやで死ぬほど腹いっぱいになったので、杏仁豆腐になかなか行けなかった。

 いずれにしても杏仁豆腐はなかなか理想には出会えない。そう頻繁に中華に行かないし、必ずしもどの店にもあるわけでもないし。ところが、意外な場所にあった。理想の杏仁豆腐が。

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 商品名が「杏仁豆腐は飲みものです」だ。日本のファミリーマートだけにある(?)ドリンクが理想的な杏仁豆腐だった。画像はカロリー30%減のタイプだが、そうでないものもある。ただ、その味の違いはボクにはわからない。

 これが本当にいい。タピオカが入っている。最初の数回はブドウかなんかだと思っていたが、材料を見るとタピオカのようで。全体的には若干ゼリーっぽくなったような、昔あったウイダーインゼリーっぽい食感というか。それからジャスミンの香りが強め。

 こんなにうまいドリンクはないってくらいで、ホント好きになってしまった。毎日飲むわけではないけれど、車で長距離移動するときにファミリーマートを見かけるとついつい買ってしまう。そんなドリンクだ。

 これ、タイにあったら人気になると思うんだけどな。食感とか香り、甘さとか、タイ人も好きな気がするんだけど。どうだろうか。タイに上陸しないだろうか。

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