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国境を車で越えて旅したい

 もし時間と経済的に余裕があるならやってみたい旅がある。それは、マイカーでバンコクからハノイに行くことだ。日本は国境がないからあまり知られていないが、普段使っている車で国境を越えて外国に行くことができる。だから、タイで乗っている自分の車で、自宅からハノイまで行ってみたい。今、ちょっとした夢を語るとすれば、それが一番やりたいことかも。

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 日本から車を持ってきて、外国で運転する人は意外といる。日本だと国内で海外用のナンバープレートも取得できるらしい。アジア・クロスカントリー・ラリーの参加車両は多くが特殊なナンバーをつけていた。

 このナンバープレートは自動車カルネというらしく、日本だけでなくいろいろな国に制度があるようだ。日本だとJAFで申請できるようで、サイトにもカルネのことが書かれている。

 このカルネを取得する、あるいはタイのような手続きをすると相手国で登記をしなくても、そのままマイカーを運転できる。

 タイはご存知のようにラオス、カンボジア、ミャンマー、マレーシアと国を接する。これらの国境ゲートの町なんかは結構隣国のナンバープレートを見かける。思っている以上に簡単に出入国が車でできるようで。

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 いろいろ細かい規定はあると思うが、簡単に言えば車の名義が自分であれば、車用の出国手続きが済ませられる。ローンを完済し、かつ運転手と名義が同じであればってことなんだと思う。

 タイの場合、やり方は日本と同じように(日本はJAF窓口だが)、まず車を登記している陸運局に行き、国際一時輸出許可証を取得してから国境に向かえばいい。やり方は下記に詳しかった。

 陸運での手続きが終わるともらえるのが、上の画像で窓ガラスに貼ってあるTのステッカーだ。Tはタイにあてがわれた国際識別のアルファベットだったはず。

 上の画像の車についている、アルファベットバージョンのナンバープレートはなんだかわからない。タイ国内では見ないナンバープレートだ。もしかしたら、日本で言うカルネかもしれない。

 この画像はラオス国境で撮ったのだが、市内で見かけたほかの車は普通にタイのナンバーだし、ノンカイやウドンタニーで見る車もラオスのナンバープレートだし。ベトナム・ホーチミンではカンボジアのナンバープレートをたまに見かけるが、それだってカンボジア語のナンバーであって、カルネ的なものではない。

 バイクも同じで、バンコクで走っている125ccとか150ccのカブみたいなバイクでも国外まで走っていくことが可能だ。もちろん、外国人であっても、車やバイクの名義が自分のものであれば、外国に行くことができる。

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 ずっと前に撮ったもので、ピンボケしているが、これはラオスで撮ったベンツのトラックを改造したキャンピングカーみたいな車両だ。ちょうど出てきた人たちに訊いてみたら、ヨーロッパからこの車で世界中を旅しているのだとか。こういう旅をしてみたいわけ。

 バンコクからハノイならいろいろなルートが考えられる。バンコクからパタヤに向かい、そこから海沿いを走ってシアヌークビル、プノンペンを過ぎ、メコンデルタからホーチミン、そして北上する。ただ、ベトナムのビザ的に考えると、ベトナム国内の移動期間が厳しい。

 それであれば、ラオス経由で、どこかの国境からベトナムに入って、ハノイとかも考えられる。あるいは、ラオスから中国に入って、中国南部からベトナム北部の国境にって手もあるな。

 そういえば、トゥクトゥクでバンコクから日本を目指していたタイ人俳優のYouTubeがあったけど、実際日本に到達できたのだろうか。そういう旅をしてみたい。

 現実的には、車を子どもの学校送迎に使っているからなかなかできないんだけど。もっと金持ちになって、もう1台、車を買うことができたら、今の車を潰すつもりで行ってみたい。

 普段自分が乗っている車で外国を走ると考えると、なんてワクワクするんだろう。

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