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日本にあってタイにないもの【酒編】

 タイは酒税や物品税が高いためか、輸入物のアルコール飲料、それからタイ産のアルコールも値段が高い。ベトナムやラオスなどはビールだと清涼飲料とほとんど値段が同じくらいなので、タイの物価指数における値段水準は高い。

 そのため、銘柄がかなり少ない。このあたりは日本の方が優れていて、日本はアルコール天国に感じるほどだ。それくらい、タイと日本ではアルコール市場が違っている。

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 日本のアルコール市場にはタイとは比較にならないほど銘柄がたくさんあるし、タイよりもずっと安い。焼酎や日本酒なんかは信じられないレベルの値段設定と言える。

 一応、タイと日本の協定で、日本産の焼酎や日本酒は輸入関税などが0%になっている。段階的に引き下げられて、数年前に無税で入れることができるようになった。しかし、そのほかの税金が高いことと、これまで高く売っていた商社や飲食店が値段を変えていないので、消費者に還元されていないが。

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 この画像を見ると、バランタインのファイネストが1314円となっている。タイだとビッグCで880バーツくらい。つまり、2640円くらいか。これでも以前と比較するとかなり安くなった。それでも日本の2倍もする。

 ボク自身はあまり飲まないが、去年くらいに酒税の改訂があって、その際にワインの税金が安くなった。これによってスーパーの酒売り場のワインの銘柄数が急増したし、かつボトルが600円くらいから手に入るようになっている。

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 タイはアルコール飲料の小売り時間まだ定められているので、いつでも購入できるというのは、タイに慣れた身からするとかなり特殊な世界に映ってしまう。しかも、スーパーなどに行くとタイではあり得ないほどのパッケージも見られる。

 先のウィスキーもそうだが、こんなに1パッケージが大容量なんてタイには存在しない。こんなのがタイにあったら、アルコール中毒者が急増するだろう。驚くべきはこんなのもあった。

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 生ビールの樽って!

 タイでは飲食店でも生ビールを置ける店は、基本的に選ばれた店であると言われている。ある程度売り上げがないと置かせてもらえないのだとか。契約数をこなせない店はさっさとサーバーが撤去されると聞いている。

 それが日本ならスーパーで買えるなんて。炭酸ガスまであるので、自宅とかにサーバーがあるのか? すごい話である。

 あと、日本のスーパーで驚いたのは、このサービスだ。アルコールには関係ないけれども。

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 肉とか魚、アイスなどを買ったときに冷やす用の氷だ。タイでは氷が無料なんてない。かつては、エアコンの効いた飲食店なんかはエアコン料を取っていたくらいで。ちなみに、タイで初めてエアコンを無料提供したのがコカレストランだ。

 あとは、タバコだ。種類が多いね。

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 メビウスっていうのはいわゆる電子タバコでしょうか。タイでは電子タバコ、加熱式タバコは禁止されているのでまず見ることはないにしても、このタバコの銘柄だけでも100種類くらいある。

 タイではコンビニなどどこでもタバコを買うことができるものの、ここまで銘柄がないし、そもそも販売に関してタバコそのものを見せないようにしなくてはいけないため、こんな風に目につくように売っていることも珍しく見える。

 タイのコンビニはビール数種類とワインクーラーなどのRTDがいくつか冷蔵庫にあるくらい。ウィスキーなどはレジのカウンター裏にある。日本なんかはハイボールでも薄め、濃いめなんかあるし、まあすごい。慣れればタイのこんなものレベルでも気にならなくなる。逆に日本の方が強烈な印象を受けてしまう。

 コンビニのアルコールの選択肢なんてせいぜいこんなものだ。輸入物を扱う高級スーパーならもう少し銘柄が多いけれども、それでも日本のコンビニにすら敵わない。アルコールに関しては日本の方が100歩も500歩もタイの先を行っていると思う

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