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【ベトナムCOVID-19】タイ発ベトナム行きの飛行機搭乗記 後編【2020/03/15】

 どうしてもキャンセルできない事情でベトナムの首都ハノイに来た。その際の入国の話を紹介しておきたい。ベトナムも「COVID-19」の関連でややこしいことになっている。タイから入るときの参考のひとつになれば。

 あくまでもボクの経験談で、これがすべてではない。ボクはタイ発のフライトで向かっているし、各国が入国に警戒している国にいなかった。タイ発と日本発の便で事情もまったく違うので、あくまでも3月15日にボクが入国時に体験した話なので、あくまでも参考に、ということで。

※連載にしているうちに状況は大きく変わった。すでにベトナムは実質的に入国禁止になっているし、20日にボクはタイへと帰国しようとしたが、格安航空会社はすべてアセアン内のフライトが4月25日頃まで全便欠航となり、出国すらままならない状態になっている。情報は常に新しいものを見ていくことをおすすめする。

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 入国はなんら問題なくできた。しかし、そのあとがベトナムの洗礼を受けた感じだ。

 まず、両替所だ。普通にやっているし、タイバーツも問題なく両替できる。下記の前回記事のトップ画像にある、黄色い看板の両替所で替えたのだが、ここがひどかった。

 下記の記事でも書いているが、ベトナムは空港の両替所のレートは決して悪くない

 今回は市中の闇両替所に近いところに泊まるので、1000バーツだけ替えて、市中に向かうつもりだった。レートを見ると715とあった。まあ、いつも通りか。気をつけたいのは係員が金をかすめ取ろうとすることだ。表示と違うレートを言ってくる。でも、今回はそんなことはなかった。

 しかし。

 ベトナム通貨はゼロが多いので、イマイチわかりにくい。しかも、色合いも似ているので、慣れていないと間違える。1バーツあたり715ドンということは、1000バーツだと715000ドンが来るわけだ。

 特にタイから来るとベトナム・ドンは桁が大きく、よくわからない。それで、ボクは「え? どうなっているんだ」なんて日本語で言いながら確認していた。あくまでもレート通りと信じていたから、特に疑っていたわけではなく、むしろ、久しぶりのベトナムにテンション上がっていたし、無事入国できて安心していた。そうしたら・・・・・・。

「ああ、ごめんごめん、間違ってた」

 と、10000ドンを出してきた。1万ドン札を抜いていたのだ。おいおい。気がついてなかったので(結局は数えたので気づいたと思うが)、危うく騙されるところだった。間違えたなら、なぜ1万ドンがすっと出てくるんだと説教したい。

 それから、ハノイの旧市街へはエアポートバスが便利だ。かつては30000ドンだったが、今は35000万ドンになっている。バス停はドアを出て左だ。いつもは迎えや白タクがわんさかいて面倒だが、それもいない。

 バスは86番なのは憶えていたが、手前でベトジェットのミニバスが、それはこっちだと同じ番号を見せながら声をかけてきた。あっちはニセモノだという。料金は4万ドンと提示している。いや、ベトジェットのバスだし、これ。

 自分の目で確認すると言うと、「やめておけ、あれはマフィアだ」と返してくる。いや、マフィアはオマエだろ。たぶん、これは動画で撮れているので、近々YouTubeにあげたいと思っている。

 そうしたら、シンガポール帰りだというベトナム人のおばちゃんが、大丈夫こっちだと言ってくれ、バス停に。いい人と悪い人の差が極端だな。ベトナムの洗礼だ。

 市街へは問題なく到着した。しかし、ホテルに入る際に14日間以内に行った場所をすべて書き出せと言われる。いや、バンコク・・・・・・。結局、バンコクにいました、という趣旨を英語で14回書いて出した。サインもさせられたので、公安に出すのかもしれない。ちなみに、2日目の夜に食事から帰ってきたら、再び機内で書かされたフォームを書かされた。

 飲食店はどこも空いていた。幸い、ボクが行ったところは特に入店拒否などはなかった。

 一方、バーなどは閉まっているか、開いているけれど「閉店」という看板を出して牽制していたり、明らかに空いているのに「満席です」と断られたり。初日の夜は結局飲食店でビールを飲んだだけで終わってしまった。仕方がないか。

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