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【タイCOVID-19】タイ発ベトナム行きの飛行機搭乗記 前編【2020/03/15】

 どうしてもキャンセルできない事情があり、ベトナムの首都ハノイに向かうことになった。その際の空港での話を紹介しておこうと。ご存知のように新型コロナウィルス「COVID-19」の関連でいろいろとややこしいことになっているので、タイから近隣諸国に出るときの参考のひとつになれば。

 ただし、前提として、あくまでもボクが経験した話であり、全体がそうだとは限らない。次々回、ベトナムの入国の話も書くつもりだが、タイ発と日本発の便ではまったく事情が違うらしい。また、状況は刻一刻と変化していて、ボクがベトナムにいる間にもタイとベトナムそれぞれの変化が著しい。あくまでも参考に、ということで。

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 いつもベトナム滞在はSIMカードを用意しないで行っていた。というのは、ベトナムは日本と違い無料Wi-Fiがそこかしこにある。むしろタイより多いかもしれない。なにせ、コンビニでさえ無料Wi-Fiが設置されているからだ。

 でも、今回はAISの「SIM2FLY」を買うことにしていた。万が一のことがあったらということで。ところが、バンコク市内のAISのカウンターに行くたびにパスポートを忘れてしまい、買えずにいた。最終的にはスワナプームにカウンターがあるので、そこで買うことにし、搭乗時間の3時間半前に空港に向かった。結果的にこれがよかった。

 というのは、チェックイン時にベトナム政府の健康診断自己申告のオンライン申請をしていなければならなかったからだ。今回はベトジェットを使ったのだが、チェックイン時にスマホでサイトに入り、必要事項を入力しなければならない。要するに、まずここでスマホがない人はチェックインができないという事態になる。

 ところが、フォームを送信するには便名と座席番号が必要だった。

 ちょっと待て、と。チェックインしていないのに座席番号って。オンラインチェックインしていればいいのだが、オンラインチェックインしている人がここに並ばないのでは? ここでひよこが先か鶏が先かという話になってくる。

 それで順番が来てチェックインカウンターに立つとフォーム送信で出てくる番号とQRコードを見せてと言われる。でも座席番号がないので、と言うと、チェックイン手続きをして番号を教えてくれ、やっとフォーム送信が可能になる。そして、そのサイト画面を見せて完了だ。よくある話だが、オペレーションと政府の要求が思いっきり乖離していて、変な話だなと。

「この画面は消さないか、キャプチャーしておいてください」

 と言われた。現地到着時に係官が見せるように言ってくるから、とのことだ。ボクのスマホはかなり古いので、キャプチャーができない。仕方がないのでウェブ画面を消さないようにして、ボクはSIMカード購入や両替などに走った。

(後編に続く)

※この記事を書いている間にタイはビザなしの入国ができなくなったらしい。また、ベトナムはアセアン諸国や指定国からの入国者は強制的に14日間の隔離とか。とにかく、状況が数時間で大きく変化するので、タイやアジアに来る場合は情報収集は最新のものを得ることをおすすめしたい。

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