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ロト7で生活できそうだった話@東京

 2019年9月10月のおよそ1ヶ月間、日本に滞在した。出版社への営業や、「亜細亜熱帯怪談」出版に関係してイベント開催があったので日本にいたのだが、そのとき、滞在費の大半をロト7で稼いだ。そのときの話をしたい。

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 ロト7は毎週金曜日に当選結果がわかる、数字選択式の宝くじだ。1~37の数字を7個選び、それが下記の条件に合致すれば当選金が受け取れる。

1等 本数字7個とすべて一致
2等 本数字6個と一致し、さらにボーナス数字2個のうち1個と一致
3等 本数字6個と一致
4等 本数字5個と一致
5等 本数字4個と一致
6等 本数字3個と一致し、さらにボーナス数字1個または2個と一致

 当選金は売り上げの分配になるので、売り上げと当選口数などで得られる金額が変わってくる。ただ、理論上は下記のような当選金が最大値になるようだ。

1等 6億円
2等 730万円
3等 73万円
4等 9100円
5等 1400円
6等 1000円

 1等は6億円だが、体感的にはだいたい5億円くらいという印象がある。キャリーオーバーが高額になると売り上げが上がるので、その場合はその回の1等売り上げ配当が理論値にかなり近づく。

 1口300円で、当選者がいないとその当選金が翌週に持ち越され、これをキャリーオーバーという。その場合、最大で10億円がもらえる。キャリーオーバー総額がときに30億円超になることもあり、1口しか買っていないと10億円だけだが、3口買えば30億をもらえる計算だ。かつての最高受け取り金額は28億円くらいあった(同一人物が3口買っていれば)。

 宝くじもそうだし、ロト7の魅力は当選金が非課税であることだ。購入時に税金を支払っているという名目なので、当選金がまるまるもらえる。公営競技での当たりとは違うのだ。

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 そんなロト7をボクは日本滞在中にいつも買うのだが、2019年はただ買うのではなく、ちょっと違う行動を起こした。ちょうど「亜細亜熱帯怪談」を出したばかりだったこともあり、日本の神社などを巡りたいと思い、ついでに神頼みをして周ったのだ。

 結構な神社を見て回ったのだが、その中でロト7に効果があった気がするのが、日本橋の神社だ。ひとつが、冒頭の画像である「椙森神社(すぎのもりじんじゃ)」、それから上の画像の「小網神社(こあみじんじゃ)」だ。両方とも金運に強い神社と言われている。

 このふたつの神社は徒歩で5分程度しか離れていないし、人形町駅に近いので行きやすい。

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 小網神社には銭洗い弁天があるので、小銭を洗って、財布にしまっておく。銭洗いで洗って、それで宝くじを買うのはよくないらしく、あくまでもお守りとして財布などにしまっておくといいのだとか。

 お守りなどのグッズも結構充実している。金運、開運などいろいろあった。ちなみに椙森神社は富くじがあった神社らしく、宝くじをしまう財布のようなものも売っていた

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 小網神社は小さな神社だ。しかし、きれいに管理されているので、手水舎のほか、社殿やすべてが真新しさを感じさせるほどの清潔感がある。

 椙森神社は2019年の訪問時は改修工事かなにかをしていた。その時期に祭が開催される予定だったようで、それに合わせて急ピッチで工事が進んでいた。

 小網神社と椙森神社への訪問はただ行っただけではない。九星気学を参考に、滞在していた場所から見て吉方位に当たる日の、吉の時間帯に行った。これらはネットで検索できるので、研究したわけではなくてちょこっと見て行った程度だけれども。

 神社の参拝方法、礼儀作法もしっかりと勉強して、満を持して神頼みに向かったわけだ。

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 それから、ロト7を購入するのも吉方位と時間を見て、さらに窓口が西向きのところを選んだ。金運は西から来るのだというので、西向きの売り場に行った。

 東京都内でボクが知る西向きの宝くじ売り場は、秋葉原と池袋だ。秋葉原駅のJR、あるいは日比谷線の駅を昭和通り口で出る。JR駅から見たら昭和通りを渡ったところに売り場がある。池袋は東口の駅前ロータリーを渡ったところにあるみずほ銀行に併設されている。

 こういった買い方で、ボクは2019年、数回ほど2万円超が当たり続け(2口以上買っていて、その合計金額)、その年の滞在は成田到着時にATMを使った以外では銀行から金を下ろすことはなかった。

 この幸運が神頼みの結果ではないかと思う理由がある。それは、池袋で買ったときに間違って狙った数字を買えなかったことがあったからだ。別の日にも買っていたのだが違う数字がいいと思い、買い直そうとしたときのことだ。

 ロト7はマークシートで購入する。同じ数字で買い続ける人のために、数字が印刷された券と一緒にマークシートは返ってくる。ボクはレシートなどを受け取るとそのまま財布にしまうクセがあり、池袋で買うとき、窓口で金を出そうとして古いマークシートも一緒に掴んでしまった。すぐに気がついて、マークシートをしっかりと見て記入数字を確認したのにも関わらず、間違って古いマークシートでまた買ってしまった

 発券してしばらくしてから気がついたが、残念ながら発券後に払い戻しができない。無駄に口数が増えただけで、ボクの中では金をどぶに捨てたようなものだった。

 ところが、間違ったと思っていた数字が4等と5等に当選していた。口数が多かった分、そこそこの金額になった。

 こんなラッキーはどう考えても神社の力ではないか。思い返してみると、その直前に行っているのが小網神社と椙森神社のはずなのだ(うろ覚えだが)。

 というわけで、ロト7を買うときは金運の神社に向かい、そして西向きの売り場で宝くじを買うべきなのである。次、日本に滞在するときも同じようにしてロト7を買おうと思う。ライターでがんばるより、ギャンブルをがんばった方が金持ちになれる可能性が高いのではないかと、最近思うからだ。

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