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ハイソな人たちに人気の「aFter You Dessert Cafe」

 タイは2000年代に入ってからコーヒーを飲む習慣がより広まり、以降、タイ国内のコーヒー豆生産も注目され、バンコクはカフェが急増している。タイ独自のコーヒー文化はまだあまり聞かないが、様々なアイデアや手法を海外から積極的に取り入れている。

 これまではそういった先端を行く店はバンコクの中心地や富裕層が多く集まるエリアに集中していた。近年はバンコク都民の所得も上がり、また交通機関の発達もあってベッドタウンに暮らす人の購買力も高まってきたこともあって、郊外の商業施設にも洒落たカフェが出てきた。

 そんなカフェの中で人気のある店のひとつが「aFter You Dessert Cafe」(以下アフター・ユー)だ。

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 今回行ってみたのはセントラル・バンナー・デパートの1階にある支店だ。アフター・ユーは2007年にタイ人女性のMayさんが造ったカフェとなる。最初のシグネチャー商品は「シブヤ・ハニー・トースト」などで、おそらく日本のカフェを多少は意識した店のようである。

 以前、ボクは違う支店にも行ったことがある。シーロム通り、セントラル・シーロム・デパート内のアフター・ユーだ。ここはBTSサーラーデーン駅と直結のフロアに(たぶん)あり、タイ人だけでなく中華系の観光客からも大人気だった。

 現在はホームページを確認すると、支店は38店になる。北はチェンマイから南はハートヤイまであるので、文字通りタイ全土に店を構える人気のカフェとなる。

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 メニューはドリンクが中心になる。カフェなのでコーヒーや紅茶のほか、今タイでも人気のタピオカティーもあるし、上の画像のようにシェイクもある。

 ちなみに、上記は左が「Dark chocolate frappe」(155バーツ)、右の赤い方が「Strawberry frappe」(145バーツ)だ。チョコドリンクの方は上になんかクリーミーなものが乗り、飲みやすいドリンクだ。ストロベリーは甘さは控えめで大人向けのフラッペという印象だ。

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 こういった豪華なスイーツが楽しめるようになったのもまた、バンコク、そしてタイが発展したことを感じるひとつの象徴だ。すでにタイでもこのタイプのスイーツはあったが、どんどん洗練されていて、東京とそんなに変わらないのではないだろうか。

 このメニューは「Ferrero Toast」の通常サイズだ。トーストがこの半分くらいのタイプもあるらしい。このサイズだと265バーツだった。これだけでも十分に甘いのだが、ここにアフター・ユー特製のハチミツをかけて食べる。トーストは柔らかく、ハチミツの香りもよくて、あっという間に食べられる。

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 これは最近バンコクでも人気のある韓国のスイーツ、韓国式かき氷のビンスーのように見える。実際には「Milo Volcano Kakigori」なので、ビンスーではなく、かき氷である。この店の特製ハチミツも商品名が「シブヤ・ハニー」なので、やっぱり日本を意識している店なのかと思う。

 このかき氷は商品名どおり、上にはミロの粉がかかっている。そして、食べながら左に置いてあるチョコレート(ミロ?)のソースをかけながら食べる。氷は雪のように細かくて、牛乳でできたかき氷のようなクリーミーさを感じる。氷の下にはパン(もしくはスポンジケーキ)が入っていて、ボリューム満点だ。

 このかき氷も大サイズで、ほかのテーブルでは小さいサイズを家族やカップルでつついていた。ちなみにこのサイズでは245バーツで、小さいサイズは概ね半額くらいのイメージだった。

 上記が公式サイトだ。支店の住所などが書いてあるので、行きたい場合はここを参照に。

 正直言うと、この店の唯一の欠点は注文方法だとボクは思う。ボクはこの店のやり方には感心しなかった。テーブルではなく、カウンターに行って注文し、金を先に払う必要があるのだ。テーブルは先に確保してからなので、席番号を確認し、注文後にテーブル番号を告げれば、商品は持ってきてくれるが。それ以外は特に問題点はないので、わりとおすすめできるカフェだった。

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