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【高千穂交易】1Q決算のポイントを解説します!(2025年3月期)

おはようございます☀
高千穂交易株式会社(証券コード:2676)IR担当です!

本日は、8/2(金)に発表した2025年3月期 第1四半期決算について解説します🔍📊


1.2025年3月期 第1四半期決算サマリー

2025年3月期 第1四半期決算では、主に事業セグメント「クラウドサービス&サポート」が好調に推移し、増収増益となりました。

  • 売上高:64億2,100万円(前年同+5.6%)

  • 営業利益:4億6,400万円(前年同+47.5%)

  • 経常利益:6億3,100万円(前年同+10.0%)

  • 当期純利益:4億5,800万円(前年同+16.4%)

決算説明資料p.4より抜粋

通期計画に対する進捗率は、経常利益で31.6%、当期純利益で30.7%となっています。

2.2025年3月期 第1四半期決算のポイント

① 保守事業の利益改善で、営業利益率が2ポイント上昇

1Qの営業利益率は7.2%となり、前年同期から2ポイント改善しました。

セグメント別の実績を下表にまとめました。

決算説明資料p.7より抜粋

営業利益率が上昇した主な要因は、セグメント「クラウドサービス&サポート」に分類されている保守事業の利益改善によるものです。

保守事業は、セグメント「システム」の新規販売の状況に影響を受けます。昨年度(2024年3月期)の1Qでは、メーリングシステム(封入封緘機)の調達に遅れがあり、新規販売が減少している状況でした。今年度1Qではこの要因が解消され、販売台数が増加しました。また、新規で保守契約を獲得したことや販管費が減少したこともプラスに働きました。

② クラウドサービスのストック収入が増加

クラウドサービスのライセンス数が積みあがり、ストック収入が増加しました。クラウドサービス事業の売上高の内訳は、下記グラフのとおりです。ストック収入は濃い水色の部分で示しています。

決算説明資料p.21より抜粋

クラウドサービスの中では、特に「クラウド型無線LANシステム」のライセンス数の増加が業績に貢献しました。


③ デバイスセグメントは1Q時点で順調な進捗

デバイスセグメントは2つのサブセグメントで構成されています。メカトロニクス(機構部品事業)の売上高は前年より+2億円と好調、エレクトロニクス(半導体事業)は業界全体の生産調整の影響を受けているものの、通期計画に対しては想定よりも順調に進捗している状況です。

サブセグメントごとにもう少し詳しく説明します。

メカトロニクスでは、金銭機器向けの機構部品の売上が伸長しました。こちらは主に、7月の新紙幣改刷で金銭機器の入替需要が増加したことによるものです。他にも複合機向けの機構部品や、自然エネルギー発電用機器向けの部品、住宅設備向けの機構部品なども好調でした。

決算説明資料p.11より抜粋

次にエレクトロニクスは、顧客の生産調整の影響で前年より減少している状況です。その中でも民生機器向けは、最終製品の売れ行きが好調で生産台数が増加し、プラスになっています。それに加えて、昨年度4Qの後半に生産調整の影響を受けていた分が、想定よりも1Qで納品できました。以上の理由により、通期計画に対する進捗率は29.5%となっています。

決算説明資料p.11より抜粋


④ システムセグメントは一部2Q以降にスライド

システムセグメントは3つのサブセグメントで構成されています。サブセグメント別の増減は下記のグラフのとおりです。ビジネスソリューションは好調に推移したものの、リテールソリューションで一部2Q以降にスライドしたことが影響し、システムセグメント全体では前年から減収となっています。

決算説明資料p.10より抜粋

サブセグメントごとにもう少し詳しく説明します。

リテールソリューションでは、GMS向けの一部案件が2Q以降にスライドしました。また、昨年度の1Qでアパレル店舗向けの大型案件を計上したことによる反動減も影響し、前年から減収となりました。

ビジネスソリューションでは、メーリングシステムの販売台数が増加しました。また、オフィスの拠点拡張や移転による需要を取り込み、外資系企業のオフィス向けに、入退室管理システムや監視カメラの売上が増加しました。ビジネスソリューションは、この2つの要因により、前年から増収となりました。

グローバルでは、利益率の高い案件に注力したことにより、売上額は前年から減少しています。

3.関連資料

📎 決算短信
https://www.takachiho-kk.co.jp/pdf/tanshin_pdf/tanshin240802.pdf

📎 決算説明資料
https://www.takachiho-kk.co.jp/pdf/material_pdf/resume2406.pdf


おわりに

現中期経営計画もついに最終年度になり、次の中期経営計画を意識することが増えてきました。広報・IRでは、今後は中長期的な視点でご注目いただきたい部分について、さらにクローズアップしてお伝えできればと思っています!

今後もnoteの更新をぜひチェックしてください🎵


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