米国株式市場のバブルはいつ来るのか?過去100年の米国株ブル相場の歴史と期間
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
今回は米国ブル相場の歴史と期間について調べてみました。
米国株市場は過去約100年間で数多くのブル相場を経験してきました。
ブル相場とは、株価が長期にわたって上昇する市場状況を指します。
ここでは、特に印象的なブル相場の時期と続いた期間を振り返ります。
それでは早速どうぞ!
大きめの歴史的出来事
1920年代後半:「ローリング20年代」
• 期間:1920年代後半
• 特徴:経済の急速な拡大と技術革新
• 終焉:1929年の大暴落
第二次世界大戦後:1940年代後半 - 1950年代
• 期間:1949年から1956年
• 特徴:戦後の復興と経済の回復
• 成長の原動力:消費者需要の増加と低インフレ
1950年代後半 - 1960年代:経済成長期
• 期間:1950年代後半から1960年代
• 特徴:安定した経済成長
• 推進力:技術進歩と消費の増加
1980年代 - 1990年代:テクノロジーの台頭
• 期間:1982年から2000年
• 特徴:テクノロジー株の急成長
• ハイライト:1990年代のドットコムバブル
2009年 - 2020年:ポスト金融危機
• 期間:2009年3月から2020年
• 特徴:金融危機後の急速な市場回復
• 終焉:2020年のコロナウイルスのパンデミック
大雑把にはこんな感じでしょう。
これらブル相場は、地政学的要因、経済成長、低インフレ、技術革新、政策的な刺激策など、さまざまな要因によって起こりました。
各ブル相場は、その時代独自の環境と、経済状況、市場のセンチメントによって特徴づけられているようです。
年代毎のブル相場の続いた期間と、主な出来事を分解して掘り下げる
以下詳細をご覧ください。
1. 1921年~1929年
ジャズエイジと呼ばれる好景気と技術革新
フォード社が、乗用車モデルTの量産開始
ダウ工業株30種平均は約5倍に上昇
2. 1949年~1956年
第二次世界大戦後の復興
ベビーブームの始まり
ダウ工業株30種平均は約2.5倍に上昇
3. 1958年~1961年
ソ連との宇宙開発競争
ハイテク産業の発展
ダウ工業株30種平均は約3倍に上昇
4. 1962年~1968年
ベトナム戦争の拡大
ケネディ大統領暗殺
ダウ工業株30種平均は約2倍に上昇
5. 1975年~1980年
ベトナム戦争終結
インフレの高騰
ダウ工業株30種平均は約2.5倍に上昇
6. 1982年~1987年
レーガノミクスによる経済成長
金融市場の自由化
ダウ工業株30種平均は約3倍に上昇
7. 1987年~1990年
ブラックマンデー
日本バブル景気
ダウ工業株30種平均は約2倍に上昇
8. 1991年~2000年
ドットコムバブル
インターネットの普及
ナスダック指数は約10倍に上昇
9. 2003年~2007年
住宅バブル
金融危機
ダウ工業株30種平均は約2倍に上昇
10. 2009年~2020年
金融危機からの回復
米中貿易摩擦
新型コロナウイルス感染症のパンデミック
S&P 500指数は約4倍に上昇
総括と私見
こうして過去100年間の米国株のブル相場を見ると、パンデミック後は除き、およそ100年間で合計61年はブル相場にあったことがわかります。
ブルが100年で10回ですと、6年に一回くらいの割合でブル相場が発生していることがわかります。
ただし、これは過去のデータに基づく大まかな平均である事と、ダウで2倍の時もあればドットコムの時のように10倍にもなることもあります。
ドットコムの時は、バブル崩壊でナスダックのその後の下落はひどいものでした。
しかし全ては過ぎたこと、単なる過去のおさらいです。
市場は多くの外部要因に影響されるため、ブル相場の開始と終了のタイミングは不確実性が高い事を断っておきます。
今AIが急速に伸び始め、それが本物のブル相場なのかは、少し未来にならないとわかりません。
しかも10倍くらいの相場の大波は仮に80年生きたとしても、一生に1回来るか来ないかでしょう。
バブルでもなんでもそうですが、大きなチャンスを掴むのは自分自身。
日頃の仕事の不満や愚痴を吐くよりも、いますぐ証券口座開設し、間近に起こりうるブル相場を探すのは賢明かもしれません。
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