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アメリカの株式市場におけるバブル相場の歴史とバブルの長さ


こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。

AIバブルは始まったばかりだー!
いやいや、AI懐疑論も横行しているし注意して!
というアナリストもいれば、情報に振り回されて、チャンスに何もできず踏み切れない人もいることでしょう。

さらに左右を見渡せば、BTCやGOLDなどの上がりなどもあり、株ではダメだ!と思う人がいたり、これからは投資信託一本だ!と考える人も多いでしょう。

正直それぞれでいいと思います。

さて話は本題へ行きますが、アメリカの株式市場は数世紀にわたり、数多くのバブルとその崩壊を経験してきました。これらのバブルは、過剰な投機活動によって引き起こされ、多くの場合、経済全体に恩恵だけでなくその後は深刻な影響を与えました。
以下に、この100年くらいの主なバブル相場とその特徴を簡単に紹介します。

それではどうぞ!


1920年代の大暴落前のバブル

  • 期間: 1920年代後半

  • 上昇率: 1921年から1929年にかけて、ダウ工業平均は約300%上昇

  • 名称: ローリング・ツウェンティーズバブル

  • 崩壊後の経済: 1929年のブラックサーズデーを皮切りに大暴落が発生し、世界恐慌へとつながりました。


ドットコムバブル

  • 期間: 1995年から2000年

  • 上昇率: ナスダック総合指数は約400%上昇

  • 名称: ドットコムバブル

  • 崩壊後の経済: 2000年から2002年にかけて、ナスダックは約78%下落し、多くのテクノロジー企業が倒産しました。


2000年代の住宅バブル

  • 期間: 2002年から2007年

  • 上昇率: 住宅価格はこの期間に約100%上昇

  • 名称: 住宅バブル

  • 崩壊後の経済: 2007年から2009年のサブプライムモーゲージ危機により、世界的な金融危機が引き起こされました。

その他

エネルギー危機 (1970年代)

  • 背景: 1970年代のエネルギー危機中、石油価格の急騰はエネルギー株に大きな投機を引き起こしました。

  • 影響: 石油価格の高騰はインフレを促進し、経済全体に深刻な影響を与えました。石油価格の下落と共に、このセクターにおける投機的バブルも崩壊しました。

サブプライムモーゲージ危機 (2007年 - 2008年)

  • 背景: 2000年代中頃、不動産市場における過剰な信用と投機が高まりました。

  • 影響: 不動産価格の急落とサブプライムローンのデフォルト増加が金融危機を引き起こし、世界的な経済不況につながりました。

ビットコインと初期の仮想通貨バブル (2017年)

  • 背景: 仮想通貨、特にビットコインの価格が2017年に急騰しました。これは、仮想通貨への新規参入者の増加と、将来的な金融革新への過剰な期待によるものでした。

  • 影響: ビットコインの価格は2018年初頭に大きく下落し、多くの投資家が大きな損失を被りました。

SPAC (特別買収目的会社) バブル (2020年 - 2021年)

  • 背景: COVID-19パンデミック中に、SPACを通じた企業の株式公開が人気を博しました。これは、従来のIPOプロセスを迂回する迅速な上場手段として注目されました。

  • 影響: このトレンドは短期間で過熱し、多くのSPACが予想外の低いパフォーマンスを示しました。

アメリカの株式市場は小規模ながら注目すべき多くのバブルを経験しています。それぞれのバブルは、特定の業界や技術の急激な進歩、政策の変更、あるいは過剰な投機によって引き起こされることが多いようです。しかしアメリカは世界一の経済大国であることから見れば、どんどん進むことこそ資本主義の本質なのかと思います。日本の経済成長は停滞していることも現実受け止めねばなりません。


最後に

バブル相場とその崩壊は、アメリカの株式市場だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えてきました。これらのバブルは、過剰な楽観主義や投機的過熱を示す兆候として捉えられ、投資家にとって重要な教訓を提供しています。経済の健全な成長を維持するためには、これらの歴史的な事例から学び、将来的なバブルの発生を未然に防ぐための措置を講じることが不可欠です。

しかし反対から見ると、バブルの持続期間はその性質と背景によって大きく異なります。歴史的な例を見ると、一般的に数年から10年程度が多いです。例えば、1920年代の大暴落前のバブルは約10年間、ドットコムバブルは約5年間、2000年代の住宅バブルは約5年間続きました。

ただ、これらはあくまで一例であり、バブルの形成と崩壊は多くの要因に依存するため、一概に持続期間を定めることは難しいでしょう。

しかし過去の平均すると、約5年から10年程度が一般的なバブルの持続期間と言えるかもしれません。

今のAIバブルはどうですか?と問われれば、私は大きめのバブルではないかと考えています。いつまで続くのかと言われますと、さあ、まだ1/3来たくらいでしょう。

投資初心者のお役に立てれば幸いでございます。


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