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株式市場、大きなブームの後は、本当にブームは来ないのか?

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。

投資の世界では、「大きなブームの後は、すぐに次のブームは来ない」という言葉をよく耳にします。
しかしこれは本当なのでしょうか?今回は、この疑問について考えてみましょう。

それではどうぞ!


一般的には「真実」

結論から言うと、一般的にはこの言葉は真実と言えます。

大きなブーム(強気相場)の後には、調整局面や停滞期(弱気相場)が訪れるのが一般的です。

理由

  • 利益確定売り: 大きな上昇の後には、投資家が利益を確定するために売りが増え、株価が下落する傾向があります。

  • 過熱感の解消: ブーム時には市場に楽観的な雰囲気が広がり、株価が本来の価値以上に上昇することがあります(バブル)。その後、市場は冷静さを取り戻し、株価は調整されることになります。

  • 経済サイクル: 景気には循環があり、好況期の後には必ず不況期が訪れます。経済状況が悪化すれば、企業業績も悪化し、株価は下落します。

大きなブームの後にすぐ次のブームが来なかった事例

1. 米国株(ドットコムバブル崩壊後)

1990年代後半に起きたITバブル(ドットコムバブル)では、インターネット関連企業の株価が急騰しました。
しかし、2000年にバブルが崩壊すると、NASDAQ総合指数はピーク時から78%も下落し、その後数年間は低迷しました。

2. 日本株(バブル崩壊後)

1980年代後半のバブル景気では、日本の株価や不動産価格が異常なほど高騰しました。しかし、1990年初頭にバブルが崩壊すると、日経平均株価はピーク時から80%以上も下落し、「失われた20年」と呼ばれる長期低迷期に突入しました。

3. 仮想通貨(2017年のバブル崩壊後)

2017年には、ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格が急騰しました。しかし、同年12月にバブルが崩壊すると、ビットコイン価格はピーク時から80%以上も下落し、その後数年間は低迷しました。

これらの事例からわかること

これらの事例からわかるのは、大きなブームの後には調整局面が訪れる可能性が高いということです。特に、バブル的な上昇の後には、より大きな調整が起きる傾向があります。

しかし例外もある

ただし、常にそうであるとは限らないようです。

  • 新たな成長要因: テクノロジーの進化や新たな産業の登場など、新たな成長要因が出現すれば、大きなブームの直後でも再び株価が上昇する可能性があります。簡単ではないのでとても難しいと思いますが…

  • 金融政策: 中央銀行の金融緩和政策など、市場に資金が流入しやすくなる状況になれば、株価が上昇することもあります。

結論

大きなブームの後には調整局面が訪れる可能性が高いですが、常にそうであるとは限りません。市場の状況や経済動向などを注意深く観察し、投資判断を行うことが重要です。


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