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投資初心者向け:株式投資と為替の関係性、ドル・円の為替があなたの米国株投資に与える長期的な影響は?


こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
株式投資を始める際、ただ株価の動きに注意を払うだけではなく、為替レートの変動にも目を向ける必要が時にあります。

米国株の指数などに普通に積立していただけなのに、円高に少しなると途端に円の利益がマイナスに!なんて事はザラにあります。

今回は、ドル円の上げ下げが長期的に米国株投資にどのような影響を及ぼすのか、またマーケットタイミングを計ることについて、初心者の方にも分かりやすく解説します。


為替レートとは

為替レートとは、2つの通貨が互いに交換される比率のことを指します。たとえば、1ドル=100円の場合、1ドルを日本円に交換すると100円が手に入ります。このレートは、経済状況、金融政策、政治的な要因など様々な要素によって日々変動します。

米国株投資と為替の関係

日本から米国株に投資する場合、まず日本円をドルに交換してから投資します。この時、為替レートが大きく影響を及ぼします。例えば、1ドル=100円の時に米国株を購入し、後に1ドル=110円になった場合、為替差益が発生し、円で見た場合の投資の価値が上がります。逆に、1ドル=90円になると、為替差損が発生します。

長期投資での為替影響

短期的に見た場合、為替レートの変動は株式投資のリターンに大きな影響を与え得ます。しかし長期的な視点では、為替レートの変動も市場の一部として組み込み、時間と共に投資の成果に対するその影響は相対的に小さくなる可能性があります。さらに、多くの場合、為替の変動は予測が困難であり、特に短期的な市場の動きを正確に予測することは、要因が一つでは無いため非常に、非常に、非常に難しいです。


例:この下の画像は2024/03/12のドル円の動きです。
消費者物価指数のCPIが発表され、少しインフレに傾いた報道で最初ドル安に一円以上動きました、しかしその数分後急降下、また上下しその後平行線とドル円は乱高下しました。

このチャートは5分足ですが、赤枠の部分を見ればこの上下の動向を見極めるのは相当難しいでしょう。
この時、とあるFXのライブを見ていましたがプロでも頭を抱えながらワーワー騒いでいました。

Yahoo!ファイナンスより

マーケットタイミングの問題

為替レートや株価の動きを正確に予測し、マーケットの最適なタイミングを計ることは、先にも述べた通り専門家でさえも難しいとされています。
市場は多くの不確定要素によって動くため、短期的なタイミングを計るよりも、長期的な視野を持って分散投資を行い、時間をかけて資産を成長させる戦略が推奨されます。

結論とおさらい

ドル円の為替レートの変動は、特に短期的には、米国株投資に大きな影響を及ぼす可能性があります。しかし、長期的な投資戦略を採用し、分散投資を心がけることで、為替の影響を軽減し、時間を味方につけて安定したリターンを目指すことができます。また、マーケットタイミングを正確に計ることの難しさを認識し、長期的な視野で資産を育てていく姿勢が重要です。

為替レートの変動を恐れることなく、それを投資戦略の一部として受け入れ、時間をかけて市場の波に乗ることが、投資成功の鍵となります。初心者の方は長期的な視点で投資を行うことが賢明でしょう。

ほとんどの人は一夜にして投資が成功する事はありません。
為替レートの変動を含め、為替市場の動きは日常のことと捉え長期の戦略を実行していくことが、長成功への道では無いでしょうか。
それよりも銘柄選択や、決算の分析に時間をかけた方が効率的とも言えます。


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