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旅先の食で困るとき:ネットの口コミの見方

インターネットの飲食店の口コミの見方について

「お金を払わないといい星をつけてくれない」とか「理不尽な口コミをつけて金を払えと脅す」といった問題が跋扈しているのが近年のインターネットの「口コミ」事情でありますが、箸と口コミは使いよう、旅先の食事で大きくハズさないために使うことはできます。

今回は「旅行ならでは」の話に絞って書いていきます。
旅行先以外でも使えるテクニックも含みますが、地元の場合は当てはまらないことも書いてあるのでご注意ください。


☆2点以下は実態に近い可能性大

お客が店に星をつけることで有名なサイトについてですが、どんないい店でも、店が何かしらの対応をしていなければ4点満点の3点台しかつかないことがよくあります。

そのサイトがそうかどうかは、自分の普段行く店の評価を数箇所確認すると察することができます。

☆3点台のどこからが美味しいのかは明言できません。それに対して☆2点台あたりだと店の実態に対する評価に近付きます。

もちろん、評価の内容を見ずに、☆2だから即駄目ということはありません。
コメントが無かったり言いがかりをつけるような「荒らし」に☆1をつけられることもあるからです。なので、低評価の理由は読みましょう。

とはいえ、旅行先で低評価の分析まで頑張る必要もない、と考えることもできます。
その場合は☆3以上を選んだ上で、

高評価のコメントに不自然な「アゲ」がないことを確認しましょう。
これは実際に店に行って食べての感想じゃないものでは?というのを見つけたら警戒しておいた方が良いです。例えば「経営の理念に賛同します」みたいのは怪しいです。

つまり、口コミは、レビュアーのコメントにも目を通しておくことが重要です

なお、対策して☆が4以上になっているのはも、それはそれで「ここは実力がちゃんと画面に反映されている」とみて良いです。満点が上がっているだけ。


口コミの読み解き方

口コミには質の良し悪しがあります。

ここではあくまで、「旅行先の店」の読み解き方に限って書きます。
「地元の店」の場合は特に、理不尽な低評価に対して敏感であるべきだと思いますが、旅行先だとその土地の人々の評価軸まで読むことができません。

全般的に

コメントがない低評価の連打は黙殺していい(これは完全なる荒らし)

コメントの内容が明らかに店に行ってないだろうというのも黙殺していい(☆が高い方、低い方の両方のケースがあります。)

・口コミの時期は見ましょう。ここ1、2年が安定した評価なら信頼度が上がります。長い時間が経てば、昔より美味しくなることも、その反対もあるものですしね。

・旅先では大人気となった店(人気店の支店も含む)を除き、新し過ぎる店はおすすめしません。地元民が受け入れていなければ「地元の味」ではありませんからね。
もちろん、地元のお店の場合は積極的に新店開拓して良いと思います。ここが「旅先」と「地元」の最大の違いです。

・店構えについては、「自分にとってどういう店だと嬉しいか」は人それぞれなので、好みで評価してください。

「働いている人」への評価

OKな方

・応対が気持ち良い
・一見さんにも優しい
・おすすめを答えてくれる
・(珍しい料理について)食べ方を教えてくれる/説明書きがある

避けた方が良い方

・理念だけを褒める
・内輪で盛り上がっている
・「店長が客に見えるところで店員に怒鳴っていた」

読み方に注意が必要

・「アットホーム」
一見さんも巻き込んで親切な場合と、内輪にこもってる場合の両方があります。他の内容を読んで判断しなければなりません。

・「食べ物が運ばれてくるのが遅い」
人気ラーメン店のように、店内に入るまでが長い店はここに入りません。
店主1人(〜ホール店員1、2名程度)でやっている小さな店は、流行るほど遅くなって当然。滞在時間に余裕を持ちましょう。
店構えがある程度以上に大きい場合は、避けた方が良いです。特に☆が低めの場合は…。

「味」評価

OKな方

・自分の好みに合うかどうか
・「○○を食べるために来店」(リピーターが書いていたらその料理は間違いがない)

避けた方が良い方

・好みに合わない
・書き慣れたレビュアーによる「○○がまずい」コメント評価3名以上(※)
・味についてのコメントがない

※1、2名だと単なる味の好みによる不当な低評価かで、自分にとって悪くない店かもしれないので、「どうまずいのか」は重要だったりします。

読み方に注意が必要

・酒への言及
お酒を出す店に限られますが、自分が呑む人か呑まない人かで評価軸が変わるのでご注意を。レビュアーを通して自分の希望が叶いそうかどうか、判断してみてください。

「値段」評価

OKな方

・「高コスパ」
・「この値段で食べられる」
・「値段に見合った」(※)

※誰も値段に触れていなければ、値段に見合ったものが出されていると考えて良いでしょう。

微妙な方

・味のネガティブな情報とともに値段に言及されている(「安かろう悪かろう」なら我慢できるが、そうではないことが窺えるため)

読み方に注意が必要

・「とにかく安い」
単に安かろう悪かろうなのか、高過ぎるコスパなのか。他の部分の評価を確認しましょう。

・「この内容にしては高い」
旅先の食事として、敢えて「高くても名物を食べるぞ!」というニーズもあります。自分のニーズとの兼ね合いで考えてください

・地域によっては、価格帯に対する評価が厳しい場合がある
元々の物価が安ければ、他の地域で許容できる価格でも「高い」とされることがあります。あと、大阪府の人もコスパについて厳しい印象があります。

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