ナベツネ健在なり!

タイトルだけ書いた記事の中身をまだ書いてないんだけど、とても驚いたことがあったので先に書く。

YouTubeで落合博満さんと鈴木敏夫さんの対談を観てた。
そしたら、ナベツネさんはまだ元気で、人事権を握ってる最高権力者のままだって、鈴木さんが話してた。

「ジブリの体制を変えないことを、ナベツネさんが決めた」と。
しかも「このまま居座ると老害だと言われるから、100歳で引退する」と。

いやはやなんとも。

学生運動の時、ナベツネさん、氏家さん、そして堤清二さんの三人で細胞だったから、学生時代は常に一緒にいて、死ぬまで3人は親友だった。

大学卒業後、ナベツネと氏家さんは保守に転向して、それぞれ読売新聞と日本テレビの最高権力者になった。
一方、堤さんは左翼のままで、九条の会の発起人の一人だった。
それでも三人の関係は変わることはなかったそう。

まあ、東急グループの牙城だった渋谷に西武百貨店を作るほど、堤さんも豪胆な人だったわけだけど。
西武百貨店のオープンの日に、東急グループの総帥がテープカットに参加してる写真は、後世に語り継がれるべき日本史の一部だよね。

話がそれた。

氏家さんが亡くなった後、しばらくしてから堤さんは読売新聞にナベツネさんを訪ねて話をした。
暗くなったので堤さんが帰ろうとしたら、ナベツネさんが「まだいいじゃないか」と引き留めるほど、心が弱ってたそうだ。
しかもその後、堤さんも亡くなる。

続けて親友をなくしたナベツネさんは、公の場に姿を現さなくなった。
だから、私はてっきり隠居状態だと思ってた。

それが96歳になった今でも取締役会に出て、人事権も握ってる最高実力者のままだと。

ホントに驚いたよ!

徳間さん、氏家さん、そしてナベツネさんという右翼の大物3人に支えられてきたジブリ。
そのジブリの宮崎駿さんと高畑勲さんは左翼。
面白いよね!

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