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ことはじめ、はじめての気づき。

今年の年始め、ものすごーく久しぶりに書き初めしました。
書き初めをする前に、書道が苦手というMちゃんの書道指導。冬休みの宿題のお手伝い。中学にもなると楷書じゃなくて行書、難しいんですよねー。でもやってみるかとやってみたら、思いの外楽しかった。手本をみたまま真似るのではなくて、字の流れを感じながら、筆を送る。そうすると筆の持ち方や使い方も変わってきて、あっというまに上達して、手本よりいい字に。おそるべし集中力でした。ビフォアフター撮っとけばよかった!笑 

私の小学時代は書道一筋でした。今思うと異常なほどの情熱。大人に混じっていっぱい賞とかもらったのですが、その時の賞評が「字が綺麗!」っていうのでもらうことはほとんどなく、「誰にも真似できない個性的な字と情熱。」笑 この頃からすでに私の原型はできていたようです。

いま思えば、教えてもらっていた先生はすごい人だったんじゃないかなーと思います。字を綺麗に書くということだけじゃなく、人としての精神性や礼儀も教えてもらった上で、字を書くということを。この歳になって初めて人に書道を教えてみて気づいたことでした。すごく新鮮だった。知らず知らずに身につけていた基本っていうものは体が記憶していて、なくならないんですね。役に立ってよかった。

そして私の今年の書き初めは「海闊天空」。教えてたら「天」って字が書きたくなって、中国の詩話集にある言葉。意味は文字見たまんまです。(いやぁ、久々に筆持ったら、文字の意味も伝わってくる感じがたまりませんでした。)そんな自分でありたいな、と思います。

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