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2023年J1第34節鹿島アントラーズvs横浜FC@県立カシマサッカースタジアム

12月3日は第34節横浜FC戦が県立カシマサッカースタジアムで行われました。

結果は2−1での勝利です。

鹿島アントラーズは6試合勝利から遠のいていましたが最後は面目を保ちました。

まずは横浜FC戦を振り返りたいと思います。

スターティングメンバーは以下の11人でした。

GK29 早川 友基
DF16 須貝 英大
DF55 植田 直通
DF5  関川 郁万
DF2  安西 幸輝
MF25 佐野 海舟
MF21 ディエゴ ピトゥカ
MF27 松村 優太
MF14 樋口 雄太
FW36 師岡 柊生
FW40 鈴木 優磨

師岡がリーグ戦初スタメンを勝ち取ります。

交代
後半31分
安西 幸輝→広瀬 陸斗
安西は運動量の多さとポジショニングが光りました。
左サイドからピンチを招くことは少なかったです。
フル出場が多い選手ですがこの試合では途中交代となります。
広瀬は終盤の決定機を決めきりたかったです。

後半31分
松村 優太→仲間 隼斗
松村はこれまでにあまりなかったゴール前への飛び出しが見られました。
そしてそのプレーが得点に繋がっています。
来季はより多くの得点が見られそうです。
スピードタイプのためサイドに張りがちですが中央でのタッチが増えるとさらに幅が広がってきます。

後半31分
師岡 柊生→土居 聖真
師岡のパフォーマンスは素晴らしかったです。
2得点に絡むだけでなくスプリントも魅力的でした。
最後はややバテましたが攻撃を牽引しました。
初のLIXIL賞を受賞しています。

後半38分
鈴木 優磨→荒木 遼太郎
優磨はキャリアハイの14得点目をマークします。
この先制点で試合を有利に進めることができました。
しかし決定機は何本もありました。
ハットトリックも狙えただけに残念な交代です。

後半40分
佐野 海舟→昌子 源
佐野は相変わらずのボール回収力を見せてくれました。
中盤の底でピトゥカとの連携もよかったです。
先制点に繋がるドリブルで攻撃面でも貢献しています。
昌子はリードを守る投入で役割を果たしました。

ハイライトは以下の通りです。

前半18分(1-0)
自陣中央で佐野が相手のパスミスからボールを奪います。
そこからドリブルでゴールに向かっていきました。
左を並走してきた師岡にラストパスを出すと師岡はループ気味のシュートを放ちます。
マテウス モラエスの必死のクリアに遭いますがこぼれ球を優磨が押し込みネットを揺らします。

前半20分
自陣中央でピトゥカがカプリーニにボールを奪われます。
そこから体の強さを生かして突破され左足で強烈なシュートを放たれます。
しかし早川が右手一本ではじき出すファインセーブを見せてくれました。

前半41分(2-0)
優磨がセンターサークル付近から左の師岡にパスを通します。
師岡は中を見て左足でグラウンダーのクロスを送ります。
これをファーサイドから飛び込んできた松村が体を投げ出して合わせました。

後半5分
右サイドの松村からピンポイントクロスが上がります。
このボールに優磨がDFの間に入り込みヘディングシュートを放ちます。
右ポストに直撃もこぼれ球にピトゥカが左足のダイレクトボレーでゴール左上に突き刺しました。
しかしVARが介入します。
そして優磨がオフサイドと判定されゴールは取り消されました。

後半18分(2-1)
植田のパスを三田啓貴にカットされます。
そしてカプリーニに繋がれます。
カプリーニは距離はありましたが左足を振り抜きました。
強烈な無回転のシュートに早川は触れずゴールを許してしまいます。

後半26分
またしても右サイドの松村がグラウンダーのクロスを入れます。
これを中でフリーの優磨がインサイドで合わせました。
しかしシュートは弱くGK永井堅梧に止められてしまいます。

後半37分
ピトゥカがペナルティアーク付近から左足でシュートを放ちます。
これがDFに当たり起動が変わるもGK永井が右足で防ぎます。
しかしこぼれ球を広瀬が拾います。
冷静に切り返して左足でシュートも再度永井に阻まれてしまいました。

突き放すことはできませんでしたが2−1でシーズン最終戦を飾ります。

そして試合後に行われたクォン スンテの引退セレモニーは感動的でした。

9月16日の第27節セレッソ大阪戦以来約2ヵ月半ぶりの歓喜です。

両ゴールキーパーのファインセーブがあり引き締まった試合となりました。

GKの活躍がなければ大味な試合になっていたでしょう。

ほぼJ2降格が決まっていた相手に圧倒できなかったのは今の鹿島の実力です。

まだまだ改善の余地がありますが来季のチームに期待しています。

そしてこの勝利で5位に滑り込むことができました。

2013年から11年連続で5位以内を継続できています。

これほど安定した成績を出すクラブは他では出てこないでしょう。

非常に誇れる記録ではあります。

ただタイトルにほど遠いという現実に直面しています。

特にリーグ優勝は1年を通じて結果を残さなけれななりません。

ここから何段階もレベルアップしなければ手が届ないです。

来季は監督が交代することが発表されており新しい鹿島アントラーズとして出発します。

もうこれ以上悔しい思いばかりしたくありません。

来年こそ年末に1年を笑顔で振り返りたいです。

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