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試験勉強をすると決めたら ~挑戦する人へのメッセージ~

こんにちは、おざわです

前回のnoteでは、試験勉強をしようかどうしようか迷っているすべての人へ
というテーマでお話ししました

今回は、『試験勉強をすると決めたら、、、』についてお話ししていきます


試験勉強をすると決めたら、もちろん試験内容を調べたり、目標設定や勉強計画に移るのが通常ですが、その前に試験勉強全体に通ずる根本的なお話をぜひしておきたいと思っています

これまで長く試験勉強してきた経験における共通の学び・気づきなどを発信していくことにより、どこかで誰かが読んでくれてて、何らかの学びになってくれればこれほどうれしいことはない!!

今回もそんな思いで発信していきます


①試験勉強をすると決めたら

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①-1 基本的な姿勢


ぜひ意識していただきたい基本的な姿勢が2つあります

✅「絶対」はない 
✅ 試験は
「受かる」のではない

これだけだと何のことを言っているのか分からないと思うので、以下で詳しく説明していきますね

①-2 「絶対」はない 

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『絶対はない』というのは
「頑張れば絶対に合格できる!!」とは限らないという意味です

迷っているなら挑戦した方がいい!
と、前回言ったにもかかわらず矛盾するかもしれないですが、試験を受けて合否が出る以上、100%合格できるということはないんです

たしかに正しい方向に努力を重ねて準備すれば、合格しやすくはなります
さらには、受験生の中で一番努力して試験に望めば限りなく合格に近づくといえます


ただ、「絶対に合格できる」とは誰にも言えないですね

なぜなら、、、
合否はあちら側(出題者、試験委員側)が決めることだからです

そう、だから頑張ったからといって必ず報われるものとは限らないんです

どんなに優秀な人でも、誰からも合格すると言われてる人でも、落ちてしまうことがある

試験には運も影響するとか、相性が合わない、向いてないとか、そういったことも要因の一つだったりします

試験の種類にもよりますが、一生を左右する程の難関国家試験レベルになれば、合格と不合格では天と地ほどの差がありますね

どんなに努力しても、どんなに試験に人生を捧げても、悲しいことに、
必ず合格するという保証はどこにもないのです

ここまでで何が言いたいかというと

挑戦したからには失敗も受け入れる必要がある
この覚悟が重要ということです


世の中にはローリスク・ハイリターンのビジネスなんてほぼ存在しないように、試験にも同じようなことが言えますね

特に、その覚悟があるかどうかで、努力の仕方が変わってくると個人的に思います

その覚悟がある人からは、勉強を継続をしている時の気迫・熱気みたいなものが感じられて、いろんな面で「本気度」として表れてくるのです

リスクの全くない挑戦は、そもそも挑戦とは呼べるのでしょうか
リスクを負って一歩踏み出すからこそ、その挑戦に価値があるのではないか

失敗するかもしれないというリスクがあるからこそ、失敗しないように努力し、努力して努力しまくった結果、やがて成功に近づけるものだと思います

目には見えないものなんで分かりにくいですが、その覚悟があるかないかで日々の努力・継続に差が生まれてきて、結果も変わってくるのだと思っています


①-3 試験は「受かる」のではない

✑プロ受験生10年日記2✒(note) (1)

初学者、受験未経験者の方々は、これから勉強を始めるということで、皆やる気に満ち溢れていて、合格に向けて華々しくスタートを切っていくものです
特にそんな皆さんにありがちなのが「自分の実力で合格するもの」だと信じ込んでいるということ

何が言いたいかというと、僕の言葉で結論を言うとすれば、

試験は、受かるのではなく受からせてもらうものなんです

確かに、自力で勉強を続け、自力で試験を解いて合格点より上回らないと
試験を突破できないので、そういう意味では自身の実力は不可欠です

ただ大前提として、
「相手の土俵の上で戦うのが試験」という意識が大事なのです

試験というのは、問題の作成者がいて、そこには想定された答えがあります。つまり、点数を取っていくためには、答えたいことを答えるのではなく問われていることに的確に答えるという作業が不可欠になってきます

そんなの当たり前だろ!!と言いたくなるかもしれないですが、意外とその意識って持ってない人が多いなと感じるのです

例えば、出題者・試験委員が意図することに答えられているか、完璧でなくても出題意図にどの程度答えられているか
といったように、あちら側が想定した答えに合致しているかどうかを見られているので、そこを真正面からしっかり答えないと当然点数はもらえません

よくやってしまいがちなのが、問われている事と関係ないことを長々と答案に書いたり、自分の書きたい答えばかりを展開したりというのが挙げられます。ただ、そのような回答は、問われていることではないので、加点がないだけでなく、試験委員の印象が悪ければかなりの減点になる場合もあります

試験勉強が進んで、知識が豊富になってくると、どうしても自分の知識を数多く披露したくなるものです(事実そういうもんですよね笑)

ただ、試験は、どれだけの量を勉強してきたかを問うものではなく、
問われていることに的確に答えられるかを問うものなので、自分が答えたい事・答えられる事を回答するのは、グッと我慢する必要があります

試験勉強でインプットした多くの知識の中で、
✖ どれだけ多くの量を頭の中の引き出しから取り出せるか、、ではなく
〇 問いに対応する答えが入っている頭の引き出しを的確に選んで、答えを取り出せるか
が大事というわけです

例えば、洋服に例えるとすると、家族で公園、アスレチックに出かけるのに、最近奮発して買ったお気に入りの革靴やヒールを履いて出かけたりしたら、明らかに場違いですよね(笑)
今日のお出かけ先(問い)に合わせた格好(答え)が必要ということになります

そういった意味で、自分の土俵の上ではなく、
「相手の土俵の上で戦うのが試験」という意識が大事なのです

そのような意図で、僕独自の言葉ではありますが、
「試験は、受かるのではなく受からせてもらうもの」と表現させてもらいました

若干抽象論をお伝えする形にはなりましたが、受験勉強全般において重要な事だと思いますので、勉強をスタートさせる皆さんにはまず最初にお伝えしたいと思い、あえて記しました


①-4 勉強する環境について


✑プ

僕の場合、勉強場所は基本的には自宅でした
これは好みの部分が大きいですが、自由に足伸ばしたり、声出したりできるし、飲みたい飲み物を飲めるので勉強は自宅派でした

特に試験が近くなると、家から移動したり重い荷物を持って出るのが億劫だったのもありますね

ただ、家だとどうしてもテレビ、ベッドなど誘惑が多く、また、1日中勉強していると自分の部屋にも息苦しくなるので、たまに外に出て気分転換をしていました

例えば、図書館だったり、、

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カフェだったり、、

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予備校の自習室だったり、、

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色々転々としていました

近所の図書館の勉強スペースは静かでしたが、中学生、高校生などの学生やお年寄りで毎日混雑しているので、開館から席取りしないと座れず、朝イチの開館とともに図書館に入っていました

カフェは、比較的静かで落ち着いて勉強できるのですが、近くに話し声がすると、話しが気になって集中できなくなったりもしました(笑)

ただ、暗記の勉強をしに行く際には、小さな声でブツブツとつぶやきながら覚えていたので、適度に騒がしいカフェ・ファミレスなどの方が効果的でした

予備校の自習室は、話し声はしないので快適ですが、混雑していて席取りが大変だったり、鉛筆の音や、電卓の音がうるさい人が近くにいるとその時は大変でした

ただ、集中力を鍛えるという意味では、その状況はむしろ有益かもしれません。というのも、もし試験本番の日に隣にうるさい人が座った時にも、イライラせず冷静を保って試験に集中できるための練習の場だと思えばいいからです

ただ、司法試験や不動産鑑定士試験のように、短答式・論文式と違うタイプの試験があり、時間を計って問題を解くときなどは、集中できる環境にしたかったため、あまり外には出ず自宅に長くこもっていました

勉強場所については以上になりますが、個人の好みの部分が大きく、特にこれという正解はないので、自分が快適に集中しやすい場所ならどこでもいいかと思います。これが正解というものはなく、とにかく自分に合った勉強場所が見つかればそれが一番かと思います


➁まとめ


今回は、「試験勉強をすると決めたら、ぜひ心に留めていただきたい事」を中心にお伝えしました
試験勉強をすると決めたら、試験科目や内容を調べたり、これから具体的に何をすべきか悩まれると思いますが、その前に試験勉強全体を通じて重要だと僕が考える事をお伝えしたつもりです

というのも、試験勉強は長期戦になる事が多く、勉強中何度も心折れかけたり、様々な葛藤と闘うことになるでしょう

そういう時にこそ、上述したような「覚悟」があれば、心折れかけてもまた立ち上がってこれますし、本気で打ち込む背中を押してくれるものになると信じています

また、勉強スタート時から「試験は、受かるのではなく受からせてもらうもの」だと意識することで、相手の土俵すなわち何が問われているか(出題の意図)の重要性を認識できますし、効率的に勉強を進めていけます

このような試験勉強に際して意識しておくべきことは、まだまだありますが、それらは今後各論的な話の中にでも織り交ぜていければと思っています
また次回以降をお楽しみにしてください


今回も最後までありがとうございました!!
また次回お会いしましょう!ではでは!

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