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【フリーランスエンジニアが仕事もせずに巡礼してみた2022】§6 巡礼2日目

6日目:Pasaia → ?

朝6時、目覚ましの音楽が鳴る。アルベルゲの管理人もやってきて「¡buenos días!」と。

ダラダラ着替えて荷物をまとめる。
外を見ると雨が降っている。最悪だ。
今日のアップダウンも激しいと聞いているのに。
200円のカッパを使う時がきた。

7:40、巡礼者スタート。
さて、今日は?とMAPを見ると、河を渡らないといけないらしい。
調べてなかったから驚いた。
そういうルートもある、ぐらいに考えてたがマストだったとは。

ボート乗り場

ボート乗り場には6時半に出て行った巡礼者が何人かいた。
どうやってボートに乗るのか、ウロウロしていると、話しかけてくれた。
英語少しだけ、というと簡単な英語で言い直してくれた。
ボートは遅れている。

別れを告げたマーティンもすぐ来た。

8時ごろ、ボートがきて対岸に渡る。
さてここからまた急なアップダウン。

同じアルベルゲにいた巡礼者たちに追いつかれたり抜かれたり。

本当にこっち行くのか?
雨が降ったり止んだり。

なぜか前を歩く巡礼者たちがここに入っていくのでついて行ってみる。

家?なぜ?

髭もじゃおじいさんが出迎えてくれる。
Where are you from?
ジャパン!

oh,japan!
KYOTO,Kyoto

ノー!東京!

みんなで座ってコーヒーとパンを食べた。
パンはトーストしてあって美味しい。
朝ご飯食べてなかったので嬉しい。
これ、いくらなんだろう。

なんとなく、君は?という空気に。
韓国人?と聞かれたがジャパンと。
自己紹介タイム。名前と国。
マーティン、スイス
エリー?リー? カナダ
フランク イングランド
奥さん、これが全く聞き取れない。 スペイン。
長いよね、〇〇でいいわ、と言われたけどそれも聞き取れない。

なんて難しいんだ、人の名前。

髭もじゃおじいさんとも話す。
フランス人。
英語話すけどスペイン語は話さない。バスク語ももちろん無理。あれは特別だ。

京都に友人がいて、日本人と結婚したと。
イエローデリベーカリーなるお店、コミュニティが京都にあると。チラシを見せてくれた。
京都を知ってた理由がわかった。

全然英語話せないから、learn Englishと何度も言われた。
英語話せれば、世界が広がる。コミュニティが増える。
自分もそのために英語を学んだ。奥さんはドイツ人だが同様に英語を学んだ。

お前若いだろ、いくつだ?

32歳です。

まだ若い、早く身につけろ。
年取ると身につけられなくなる。

最後までそう言われた。

ここの支払いは寄付だったので5€入れた。

歩いていると急に視界が開けて街が見えた。

サンセバスチャンだ。
まだ12時。次の街に向かおうか。
でもちょっと観光したい。

とりあえず日本の友人にLINEして到着を報告。
近くに他の友人もいるみたいで声が聞こえる。

「なんか事件に巻き込まれろ!」

その方が面白いのは分かるが、そんな余裕はない。

友人たちは強いからなぁ。事件に巻き込まれても何なくやっていけそう。

海を見ながら歩く。

次のアルベルゲまで遠いしアップダウンも激しいので今日はサンセバスチャンで。
あれ、アルベルゲどこだ?
うわー、通り過ぎた。
戻るの面倒だな。
とりあえずサンセバスチャン大聖堂見ておこう。

あぁ、しょうがない、引き返してアルベルゲ泊まろう。

1.4キロ戻る。
やってない。
詰んだ。

booking.comで予約。
高級なホテルしか空いてない。
あと3部屋の見出しでホステルがある。
7000円か。
しょうがない。予約。

アルベルゲ探してるんだけど、とマクシーなる男性に話しかけられる。
見つからないからホテル予約したと伝えてみる。

スペイン語話せないから大変だよ。
カフェ探してWi-Fiとトイレとでなんとかするね、と言って去っていった。

こちらは英語も話せないのでもっと大変です。

チェックインが16時なのでサンダルに履き替えて海に行ってみる。
すぐサンダルを脱いで裸足で歩く。

足だけ海に入る。
いい感じ。

美女いるなーと思ってたら、まさにその女性にalone?と話しかけられる。

ちょっと会話。
日本から来たと言ったら、遠すぎ、やばいみたいな反応だった。可愛い。
サンセバスチャンはGOOD choiceだと。
ロシア人、バカンスできたと。サーフィンするらしい。
スペイン語も話せるみたい。
少し一緒に歩いてお別れ。

16時からチェックインなのでホステルに向かう。

荷物を整理してシャワーを浴びる。
泊まっている107室にはベッドが6つとシャワー+トイレが2つ。
シャワーの水圧は弱い。

外に出る準備をしていると、今日髭もじゃおじいさんのところで一緒だったリーがやってきた。同じ部屋ってこともあるのね。

oh Taka!
名前覚えていてくれた。

リーたちはサンセバスチャンより先に行ったと思ってたよ。

身軽になったので再び外へ。またビーチに来た。
足だけ海に浸かって、歩く。座ってぼーっとする。

お腹が空いた。初めてのバルに挑戦しよう。
バルを探しながら街を観光。

どこの店も人がたくさん。とりあえず入ってみる。

カウンターに行って、hola!
そして指差しで注文。
あと、チャコリというバスクワイン。
これが美味しい。ドライな白ワインという感じ。びっくりした。そして安い。

食べ終わったら
la cuenta por favor
通じた。自信になる。

日本で有名なバスクチーズケーキも食べてみる。

なんかデロっとしていて、すごく甘い。
日本のものは、あくまでバスク風チーズケーキ。
バスク風!

また次のBARへ。

スタンプ欲しいと言ったら、「ない」と言われた。でも記念にショップカードを止めてあげると言ってホチキスで止めてくれた。優しい。

結局3つBARを回って、ホステルに戻る。
リーに4階がいい感じだよ、と言われたので行ってみる。

後からリーも来てくれた。
英語が話せないけど話す。
出来るだけわかる言葉で相手も話してくれる。
日本のことをかなり知っている人だったので助かった。
明日の朝、マーティンと8時に待ち合わせて朝ご飯だからね。と言われた。YESと言った。

部屋に戻って寝た。

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