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JR全線完乗の旅/第25回高山本線他/2016年10月10日

■岐阜駅「特急ワイドビューひだ」キハ85系

昨日の滋賀県からお隣の岐阜県に移動して岐阜市内で一泊。ちょうど今日は秋の高山祭り開催日なので、飛騨路を北上します。

■高山本線(岐阜〜高山)キハ25系

飯田線を完乗した時に乗った313系電車と何も変わらないようですが、よく見るとパンタグラフの無い気動車です。

飛騨高山は江戸時代の面影を残す町並みや朝市が有名で、前職の添乗では何度も訪れています。しかし春と秋の高山祭り期間中は、観光客が殺到して団体旅行はほぼ不可能。初めてのお祭りにワクワクしながら駅を降り立ちました。

秋の高山祭りは別名「八幡祭」と呼ばれ、櫻山八幡宮の例祭です。屋台が町を巡る曳き廻しやからくり奉納が有名ですが、私が訪問した時間は、ちょうど櫻山八幡宮の表参道に11台の屋台が曳き揃えられた絶景でした。

揃いの装束の屋台曳きの手で、所定の場所に留め置かれる「鳳凰台」。

「鳳凰台」台座の獅子は立派なケヤキ板の一枚彫刻。

手前の屋台「行神台(ぎょうじんたい)」で目を引く紫の装束の飾り人形は、高山の地を開拓した行者が崇敬する役行者(えんのぎょうじゃ)です。

「行神台」の台座にも美しい彫刻の数々。

手前の屋台「神楽台」の赤い幕には、京都西陣の刺繍が施されています。

飛騨の匠が造りあげた装飾や彫刻は、極彩色で豪華絢爛な屋台を構成。その様は日光東照宮の「陽明門」を思い起こさせ、「動く陽明門」と呼ばれるようになりました。

「神楽台」の屋台を守る屋台曳きの方々。

「宝珠台」の台上には子供の姿が。美しき日本の伝統は子や孫に引き継がれていきます。

数多くの外国人観光客に遭遇しました。国際観光都市の高山は積極的に誘致しているそうで、人口の数倍もの外国人が訪れています。

今回は時間の関係で見る事ができなかったのですが、櫻山八幡宮の境内では「布袋台」によるからくり奉納が披露されます。さらに町内を巡行する屋台曳き廻しや、100個以上の提灯を灯した屋台が美しい「宵祭」など、さらには春の高山祭りと再訪必至の飛騨高山でした。

■高山駅「特急ワイドビューひだ」キハ85系(貫通型先頭車)

■高山本線(高山〜猪谷)キハ25系

猪谷駅でJR東海からJR西日本管内へ。数カ月前の大糸線とよく似ていますが、またまた見慣れた気動車と再開です。

■高山本線(猪谷〜富山)キハ120系

■富山駅/IRいしかわ鉄道521系

高山本線の終点富山駅も、大糸線と同様に北陸本線は第三セクター化されて「あいの風とやま鉄道」となります。次の目的地金沢までは、相互乗り入れの「IRいしかわ鉄道」の車両がお出迎え。JR西日本の521系と同仕様の車両です。

懐かしい事に、車内検札で手書きの乗車券をいただきました。新幹線の開通でJR区間が減少するのはとても残念ですが、若き車掌さんのキビキビした対応に好感を持ちました。

■北陸本線(金沢〜敦賀)521系3次車(全面形状が異なっています)

■北陸本線(敦賀〜米原)521系

JR全線完乗の旅が通算5000kmを突破。まだまだ4分の1を消化しただけですが、とても嬉しく感じています。

高山本線
(岐阜〜富山)
225.8km
北陸本線
(金沢〜米原)
176.6km
今回乗車 402.4km
【通算】 5164.1km

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