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『はにかみショート』MV・歌詞考察

1 ご挨拶


初めまして💎
このノートは先日のツアーで発表された
≠ME5thシングルの表題曲である「はにかみショート」の考察&感想となっています。
僕自身、曲の考察もブログを書くのも初めてなので、長文·駄文になってまうと思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

この曲は≠ME全国ツアー2022
「もしこれが恋ならば君しか無理なんだよ」
幕張公演のアンコールでサプライズ発表されました。僕も現場に行って直接見ていたのですがこの時の演出が本当に神がかっていて今思い出しても鳥肌がたつレベルでした…
10/19(金)12:00~10/27(木)23:59の間は有料ですがdTVで見ることが出来るので会場に来れなかったりもう一度あの興奮を味わいたいという方は是非購入しましょう!僕はもちろんみます。今から楽しみすぎますね。
「はにかみショート」は≠MEでは初めてとなる冬曲です。溢れ出る青春感や爽やかなイメージから≠MEといえば「夏」というイメージがあったのですが最高の冬曲に仕上がっています。さすがは≠MEといったところでしょう。

2  歌詞考察1番

前置きはこれくらいにして本題の考察&感想 にはいります歌割りとともに一つ一つ見ていきましょう。前提として私はこの曲を付き合っている男女の男の子目線という設定の下で考察を進めていきます。この時点での解釈の不一致がある方もいるかもしれませんが、一個人の解釈ですのでこんな考えもあるのかと思っていただけると幸いです。

今日の待ち合わせ場所に (鈴木・谷崎)
僕は駆け足       (尾木・蟹沢)
君が振り向いた     (菅波・本田)  
雪で光るたからもの   (冨田)

待ち合わせに遅刻しそうな「僕」。先についていた彼女がこちらを振り向く。MVでもこの歌詞に合わせて菜々風ちゃんが振り向いています。歌詞では彼女のことを「たからもの」と表現していますが、私も推しは「たからもの」で常に光輝いて見えます。今回のMVでも輝いていました。

歌唱パート後イントロが始まりダンスパートを挟み場面が切り替わります。ショートカットの白ニットを着た女の子が美容室らしき建物から出てくるところから1番が始まります。

ちょ、ちょっと待って 聞いてないって(鈴木)
慌てる僕 笑う君 (谷崎)
風になびく長い髪はどこ?(落合・川口)
美容室のシャンプーの(菅波)
甘さちょっと慣れなくて(落合)
変なリアクションで誤魔化す(鈴木・谷崎)

髪を切ってきたことを内緒にしていた「君」とそれに驚く「僕」。MVの中でも街中で横を通り過ぎるショートの菜々風ちゃんを見て驚いているメンバーで表現されています。その後のシーンでは下を向いて座っていた美玲ちゃんが何かに気づいたような表情を浮かべながら顔を上げます。これは「美容室のシャンプーの甘い香り」で後ろを通りすぎる菜々風ちゃんに気付いたのでしょう。美鈴ちゃんの表情や演技によって歌詞を間接的に表現する演出が個人的にとても好きだと感じました。               

短い髪の(櫻井) 知らない君は(川口)
変わらない笑顔で(本田)横にいる(尾木)
すべての瞬間逃さないように      
データフォルダは君以外いらない(冨田)

髪が短くなった「君」はまるで別人のように感じる。それでも今までと変わらない笑顔で横にいてくれる君のことがどうしようもなく大好きで、どんな瞬間も大切にしたい。そんな「僕」の気持ちがひしひしと伝わってくるパートになっています。                

君ははにかみショートで冬のプリズム(全員)
粉雪を纏い 光さえも操った  (蟹沢)  
何も言わずにキスをしたなら  (全員)
ハートが色づき (鈴木)
街の景色変えられる (川中子)        
心のキャンパス(全員)君だけを描く (冨田)
溶けないでこの恋(全員)

いよいよサビですね。ここでようやくショートの菜々風ちゃんが登場です。実はここまでのMVでは後ろ姿や顔の一部は映っていますが全部が映っているわけではなく、サビで初めてしっかりとショート菜々風ちゃんを拝めるというわけです。会場での初発表の時もサビで菜々風ちゃんが映った瞬間に歓声が上がり、僕も思わずかわいい…と独り言でつぶやいてしまいました。すみません話がそれてしまったので本題に戻ります。
歌詞にあるプリズムというのは簡単に言うと、白の光をプリズムに通すことで様々な色の光になって出てくるというガラスのようなものです。これが直後の「粉雪を纏い 光さえも操った」という歌詞につながっているのではないでしょうか。またこのパートでも「心のキャンパス 君だけを描く」と「僕」は言っており彼女のことが大好きで一途な気持ちが伝わってきます。 

3 歌詞考察2番①

理由はきっと 何もなくて (谷崎)   
いつも通り 直感で (尾木)      
僕は手のひらで転がるだけ(尾木・谷崎) 
混みあった この街を (落合)     
踊るように すり抜けて (川口)    
二人 手をつないで走ろう (落合・川口)

ここでふと僕は「君」が髪を切った理由を考え出します。                           
女の子が長い髪を切る理由として思い浮かぶことに「失恋」があります。誰かに失恋したのだろうか?そんな不安が頭をよぎりますが彼女の性格を考えるときっと理由なんてなく、ただ切りたくなったから切っただけのように思えます。こんな不安に思う気持ちを「君」は知るはずもなく、まるで手のひらで転がっているように感じてしまう。そんなどこかせつない気持ちあるように感じられます。

初めて行った  (冨田)映画の帰り (鈴木)
初めてキスをした(川中子)あの道も(菅波)
全部 全部を 忘れないんだ (蟹沢)
彩度も質感もそのまんまで (蟹沢)

ここは1番の同じ部分と似たような内容になっており、より具体的なシーンを思い浮かべています。
君と一緒にみた景色の彩度も
君とした初めてのキスの質感も
全ての思い出をそのままで忘れずに覚えている。
昔の思い出もその時のままで忘れずに「僕」の中で残しておきたい。そんな気持ちが伝わってくる歌詞でした。

夜はキラキラが灯り 恋はプリズム (全員)
今日は星空がいつもより眩しくて (櫻井)
寒いねと笑う 横顔がいる (全員)
どうしようもなく (本田)
君を好きだと感じている (永田)
大きなダイヤは (全員)
まだ買えないけど  (川中子)
君だけだと誓う  (全員)

2番のサビです。ここでまず触れないといけないのはしおりんが参加していることです!
会場で初めて聞いていた時は気づかなかったのですがMVが公開され改めて聞いてみると確かにしおりんの声でTwitterでも話題になっていました。
MVではしおりんのパートでみるてんが何かを探すかのようにキョロキョロしている演出があり、ここがしおりんを探しているように解釈でき、非常に感動しました。いつか復帰し12人の≠MEを観れる日を楽しみに待っています。
最後の「大きなダイヤはまだ買えないけど君だけだと誓う」という歌詞の大きなダイヤというのは婚約指輪のことを言っているのではないでしょうか。結婚指輪といえばダイヤモンドが定番です。どうしようもないくらい好きな「君」に大きなダイヤの結婚指輪を渡して結婚したいが今の自分では無理。いつか大きなダイヤの指輪を渡して結婚するその日まで君だけを好きでいつづけると誓う。そんな意味が込められているのではないでしょうか。2番のサビも終わり曲もいよいよラストスパートです。  

大きな声で自慢したいよ (櫻井)   
僕の恋人が可愛すぎる (鈴木)    
他のだれかに 見つからないでね (川中子)

「君のために 君のために生きる」 (谷崎)
「君じゃない思い出なんて 必要ないから」
(菅波)

ここでも「僕」の「君」のことが大好きだという気持ちが止まりません。僕の恋人が可愛すぎると大きな声で自慢したい。だけどほかの人には見つかってほしくないという「独占欲」が対比で描かれています。その後のセリフパートではチョコメラでもセリフパートを担当しているの二人のセリフ力?が光ります。ここまで歌詞として表現されてきた「僕」のちょっと重めの愛がセリフとして表現されています。

3 歌詞考察2番②

君は(冨田)
君は はにかみショートで冬のプリズム(全員)
粉雪を纏い 光さえも操った (全員) 
何も言わずに (蟹沢) 隣にいてよ(冨田)
何も言わずに 君のこと守るから(全員)
誰かに 染まった 僕の人生を
君はどう思うの? (全員)      
今日も君が愛おしい (冨田)

今回の歌詞考察のメインともいえる最後のパートがやってきました。序盤は今まで通り「君」への愛が表現されています。しかし最後の一節が今回の歌詞考察をしようと思ったきっかけの歌詞であり人によってさまざまな解釈が生まれるポイントなのではないでしょうか。

誰かに染まった僕の人生を君はどう思うの

この歌詞については様々な考察が飛び交っています。その考察を加速させている理由としてMVの演出があります。菜々風ちゃんが左手の薬指にしていた指輪を海に向かって投げ捨てるという演出がこの歌詞の後にあり、この演出も相まって今回の解釈が難しくなっているのではないでしょうか。私も非常に悩みましたが自分の中でまとまった結論を書こうと思います。
まずこれまでの歌詞をすべて見返すとわかるのですが主人公の男の子は自分のことを「僕」恋人のことを「君」と必ず表しています。よってこのセリフは男の子から恋人に対して向けられたセリフであると考えられます。
ではなぜこのようなセリフが出てきたのでしょうか。これは2番の冒頭で出てきた彼女に対する「不安」のようなものがセリフとして現れたと考えました。このセリフの解釈としては「僕が他の人と幸せになっっている人生だったとしたら君はどう思いますか?君が他の人と幸せになっている人生なんて僕は嫌だよ。君も同じ気持ちでいてくれるかな。」といった意味が込められているのではないでしょうか。好きな人への気持ちが一方通行ではどうしても不安になってしまいます。そんな気持ちから「僕が君のことを好きな気持ちと同じくらい君も僕のことをすきですか?」といったことを遠回しに聞いているのではないかと考えました。
この考察を聞いても腑に落ちない点があると思います。ではなぜ、菜々風ちゃんは海に向かって指輪を投げたのか?ということです。
このシーンは「僕」からの質問に対する菜々風ちゃんからのアンサーとして捉えました。指輪を投げたシーンは「僕」でない誰かと結ばれた人生だと考えます。そこでしていた指輪を捨てる=そんな人生はいらないと考えることができ「僕」と幸せにならない人生なんていらない。つまりそのくらい「僕」のことが好きだよ。というのを表現しているのではないでしょうか。
この考察をしてから「君じゃない思い出なんて必要ないから」というセリフパートの部分が「僕」から「君」への一方通行ではなく二人の気持ちを表しているのではないかと思えるようになりました。僕は考察していくうちにこの曲は「元カレへの未練」や「不倫」といったドロドロしたものではなく幸せに満ち溢れた曲なのではないだろうか、そうあってほしいと思うようになり今回の考察に行きつきました。
そう考えると最後の演出も納得できます。「僕」から「誰かに染まった僕の人生を君はどう思うの?」と聞かれ「え~」と照れながら困ったように笑うシーンが幸せなものとして解釈できます。    
そんな君が今日も愛おしいんです。                                                          

4 最後に

これで歌詞・MV考察は以上となります。
今回の楽曲は曲はもちろんのこと衣装も最高に可愛く菜々風ちゃんのショートカットサプライズなどもあり最高の一曲でした。
この考察をするにあたりMVを何十回も見返したのですが見るたびに新しい発見もあり、いくら聞いても全然飽きませんでした。これからもたくさん聞いていきたいと思います。
ここまで読んでくださった皆様本当にありがとうございます。長文・駄文で至らぬ点もあったと思いますが少しでも楽しんでいただけたら幸いです。これからも一緒に≠MEを応援していきましょう!









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