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「いつか」は永遠に来ないこともあります

アメリカ進学を後押ししてくれた高校の恩師。彼は私の夢を信じ、応援してくれた唯一の存在でした。留学中、何度か連絡しようと思いつつも、忙しさにかまけてつい後回しにしてしまいました。心の中では、卒業後胸を張って直接会いにいくつもりでいました。その時には、恩師に感謝の気持ちを伝え、成功を報告することで恩返しをしたいと考えていました。

しかし、ある日突然、恩師はこの世を去りました。あまりに突然のことで、現実を受け入れることができず、しばらくはその事実に向き合うことができませんでした。話したい、会いたいと思っていたのに、もうその機会は永遠に失われてしまったのです。

この出来事から、私は一つの大切な教訓を学びました。もし話したい、会いたいと思う人がいるなら、後悔しないように今日にでも連絡するべきだということです。いつか会おう、いつか話そうと思っているうちに、その「いつか」は永遠に来ないこともあります。時間は待ってくれないのです。

先日、過去のメールボックスを見返していたら、恩師からの最後のメッセージを見つけました。それは、卒業と就職の報告をした時の返信でした。「君がここまで頑張ってきたことを知っている。これからも自分を信じて挑戦し続けてほしい」といった内容でした。このメッセージを見て、改めて恩師の存在の大きさと、その言葉の重みを感じました。

恩師が私に送ってくれた最後のメッセージを胸に、一生涯挑戦し続けることを改めて誓います。彼の期待に応えるためにも、自分の夢を追い続け、困難に立ち向かい続けます。そして、恩師が信じてくれたように、私も自分自身を信じ続けるのです。

これから先、どんな困難が待ち受けていようとも、恩師の言葉を胸に、前に進んでいきます。恩師に直接感謝の気持ちを伝えることはできませんでしたが、彼の教えを胸に刻み、生きることで恩返しをしていきたいと思います。

皆さんも、もし話したい、会いたいと思う人がいるなら、ぜひ今すぐ連絡を取ってみてください。後回しにせず、今日という日にその一歩を踏み出してください。過去の自分のように、後悔のない人生を送るために。そして、その人とのつながりを大切にし、その瞬間を共有することで、かけがえのない思い出を作ってください。

恩師からの最後のメッセージを見つけたことで、私は再び挑戦する勇気を得ました。これからも、その教えを胸に、一歩一歩前に進んでいきます。恩師が見守ってくれていることを信じ、私もまた誰かの背中を押す存在になりたいと思います。恩師への感謝を込めて、私は挑戦し続けます。

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