![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113747243/rectangle_large_type_2_16c6fd03fd18a5be3d2132df339a3ff5.png?width=800)
【ヒュージ・リーダーズ】《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》
はじめに
初めましての方もこんにちは
週末ヒュージ・リーダーズ交流会の村民のロウクスです。
新ファイレクシアの法務官シリーズの二人目は赤の法務官《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》を紹介します。
個人的にヒュージ・リーダーズを始めるのであれば、緑赤の組み合わせをおススメしています。緑の3マナ時点のマナ加速と強力な踏み倒し系と赤の優秀なクリーチャーと除去の組み合わせがそれほど資産を用意していなくても強力だからです。
一方、赤単で組むことは正直おススメしません。
よほどでなければいばらの道です。(理由は後述)
それでも頑張りたい方はヒュージ沼へようこそ。一緒に楽しみましょう。
デッキ紹介
デッキリスト
良い点
・統率者が5マナアクションで優先度が高く、安定感がある
・除去が豊富で防御力が高い
悪い点
・マナ基盤が貧弱、特に3マナ時点加速
・統率者(速攻付与)を主軸としているため、除去されると厳しい
デッキの強さは5段階評価中、3点
強力なクリーチャーが多く、速攻付与で一気に勝負を決められる
除去を多めに採用しているのでしっかり戦えるが、コンボワンショットの条件が厳しく安定して勝てるわけではないので3点
統率者
![](https://assets.st-note.com/img/1692416131266-A9wX4UFmbc.png)
新ファイレクシアの法務官に共通する自分にメリット、対戦相手にデメリットを与える能力、ウラブラスクは戦闘を優位にするものです。
自軍に赤らしく速攻を与え、対戦相手はタップイン(これは赤らしい?)で展開を遅らせるという能力です。
速攻を与えるクリーチャーは数あれど、タップインを強要する能力との組み合わせは想像以上に凶悪です。
ヒュージの対戦ではクリーチャーでの殴り合いになりがちです。
対戦相手にブロッカーを用意させず、一方的に殴り始めることが出来ます。
もはや、追加ターンといっても過言ではありません。
また、タップイン能力はまれに政治にも使うことが出来ます。
対戦相手の中に速攻を持っているプレイヤーがいた場合はその優位をなくすことが出来ますし、攻撃を通すためにブロッカーを用意せないようにするなど、利害が一致することがあり、必要悪として残されることがあります。
デッキコンセプト
5マナ目にウラブラスクを場に出すことで速攻付与を安定して用意できるため、攻撃した時に強力な効果のあるクリーチャーを最大限に活用できます。
その中でも優秀なクリーチャーの多いドラゴンを主軸に採用することでドラゴンシナジーも狙っています。
速攻&ブロッカーを用意させない能力で一気に勝つことを目指します。
![](https://assets.st-note.com/img/1692486610547-2BeLhS8iB5.png)
土地以外は5マナ以上確定なので言わずもがな超強力
![](https://assets.st-note.com/img/1692486603312-KnHe6j6Ahv.png)
採用していませんが、《荒廃鋼の巨像》との組み合わせでワンパンも可能
![](https://assets.st-note.com/img/1692486618782-G6hyFMPqpE.png)
手札がたまりやすいヒュージでは本体火力も強力
初手…最難関のマリガン基準
赤単の最大の問題は初動の難しさです。
ヒュージでは3マナ目に加速→5マナ到達でゲームスタートを基本的に達成したいのですが、赤は他の色と比較して厳しい状況にあります。
3マナ目加速土地の基本パッケージしか、方法が見当たらないからです。
初手にどれか1枚(使える状態で)来るまでマリガンします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692487567196-Apgjx5BwKc.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1692487537251-bQpQ94lyYM.png)
《睡蓮の原野》と《さびれた寺院》の組み合わせも可能ですが、土地サーチが出来ないので安定しないことと、《邪神の寺院》が機能しなくなる可能性があるので採用を見送っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1692487878945-jS5fLYRHn2.png)
一応、土地以外のキープ基準もあります。
ピッチスペルなどで、相手の初動を抑えて間に合わせます。
![](https://assets.st-note.com/img/1692488493753-mQBptud6L0.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1692488654547-3D3hS1UVb2.png)
赤ダブシンが問題なければ優先度高いです
![](https://assets.st-note.com/img/1692488790501-bhMjJUpNjT.png)
6マナ目以降…速攻を最大限に活かして勝つ
5マナ目はよほどでなければ《隠れしウラブラスク》を場に出します。
対戦相手のブロッカーを許さず、速攻でそのまま殴り込めます。
手札から一番仕事しそうなクリーチャーを展開しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1692489496830-QCwA9RuriZ.png)
純粋に打点UPもありがたいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692489933965-Bl4oNNonyd.png)
隙あらば…チャンスを生かしてコンボを狙おう
《ドラゴンの嵐》でドラゴンシナジーをフル活用します。
ストーム数だけドラゴンを場に出して、対戦相手をワンパンしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1692490175066-AI7ov5tSlO.png)
もちろんストームがない状態では割に合わないですが、
赤の衝動的なマナ加速との組み合わせでストーム数を稼ぐことが可能です。
![](https://assets.st-note.com/img/1692490670953-UajxUiMd2z.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1692490307883-fpC3CAPXAj.png)
ストーム数も山ほど稼げます
3~4体もドラゴンが場に出て、速攻を得たら対戦相手の一人二人三人は殴りきることも十分に可能です。
相手のライフや盤面状況に合わせて即興コンボを決めましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1692491095558-l43Wqnvwxe.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1692491101615-LCe1LZ2bIZ.png)
上の2枚と組み合わせると3人まとめて倒しきることも可能
![](https://assets.st-note.com/img/1692491147622-bj565bXeX2.png)
ストーム3のコンボ例(ウラブラスクが居る場合)
①《ドラゴンの女王、ラスリス》6点→
②《ヴァルカスの災い魔》4点→ラスリス誘発(5/5トークン)5点→ヴァルカス誘発2回分×3点→
③《ウトヴァラのヘルカイト》6点→ラスリス誘発(5/5トークン)5点→ヴァルカス誘発2回分5点×2回→
戦闘でウトヴァラ誘発(6/6トークン×5体)→→ヴァルカス誘発5回分×10点
合計92点(《峰の恐怖》の場合は73点)
スタートライフであれば十分以上に削り切れます。
もう一つのコンボは《勝利への高まり》を使った条件付き無限戦闘です。
※記事作成中に効果の再確認していたところ、無限どころか効果誘発できないことに気が付きました。
要調整ですが、供養のために代用案と合わせて掲載します。
![](https://assets.st-note.com/img/1692503817986-aFoibtfJIV.png)
効果は墓地からインスタントorソーサリーを追放すると、全体にそのマナコスト分の+X/+0修正&プレイヤーに戦闘ダメージを与えると追放した呪文のコピーとタダで唱えるというもの
全体付与なのでそれだけでも十分以上に火力の底上げが出来ますが、追放する呪文によってはとんでもないことになります。
《大群の怒り》を対象とすることで無限戦闘…できればよかったのですが、実はできませんでした。
ハンド2枚と交換で唱えられるので墓地にも落としやすく、ブロッカーさえいなければそのままゲーム終わらせられると思ってましたが、ダメでした。
《凶暴な打撃》であれば無限戦闘は可能です。
ただし、続唱や創造の技で唱えられないので単に差し替えるかどうかは非常に悩ましいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692505616491-OtHjR1dmwT.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1692505660387-jL7EW6aNHS.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1692506160735-45EchMdoAh.png)
一応、ウラブラスクと組み合わせれば4+7点×2回で22点、登場時にも殴っておけば一人は倒しきれます。
《大群の怒り》はデッキと相性良いのでそのままでもよいかもしれません。
《勝利への高まり》は単独では使いづらいので、微妙かもしれません。
差し替え案
マナベースとして枯渇ランド《鋭き砂岩》を採用しても良いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692506768087-EaEmQ05Dtk.png)
色2マナを2回引き出すと壊れてしまう使い捨て
個人的には枯渇ランドは、黒の《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》で沼にしてマナ出せるようにできるか、墓地利用、土地が壊れることに価値がある場合、初速しか必要ないデッキであれば採用しますが、ミッドレンジ的に中長期を見据えての構築の場合はなるべく使わないようにしています。
①~③までに枯渇ランドセット→④5マナ→⑤6マナ(枯渇ランド壊れる)→⑥5マナが許容できれば採用できますが。
①枯渇ランド→②3マナ目加速→③5マナプレイ(枯渇ランド壊れる)→④土地4枚…なので、枯渇ランドをマナ加速に使っては原則ダメです。
クリーチャーはドラゴンにこだわらず、好きなものに差し替えられます。
《鏡割りのキキジキ》&《士気溢れる徴集兵》のワンキルセットを搭載する、《炎の踊り手、リオーニャ》でコピー戦術をとっても良いと思います。
《アヴェルヌスの憤怒、カーラック》で追加戦闘を用意するのも良いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1692508087275-omoU5vbuux.png?width=800)
おわりに
改めて、記事を書いてコンボが成立していないことに気が付けました。
今まで大丈夫とか言っててごめんなさい。
赤は脳筋なイメージですが、ダメージ計算や衝動的なマナ発生、除去・妨害もあり、色々と考えることが多いです。
その分、使っていても面白いです。
ドラゴンストーム算とか、盤面・手札の影響もありアドリブ満載です。
土地の準備が大変ということを除けば使いまわせるカードも豊富なことと、赤の優秀なヒュージ統率者はたくさんいるので、少し慣れたころに気分転換におすすめです。
もちろん初めから赤で行くぜという覚悟のある方も大歓迎です。
皆様のヒュージ・リーダーズライフの一助になれば幸いです。
お約束(ファンコンテンツ・ポリシーより)
この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC."
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?