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今年最大のスクープ、スマホからすべての情報を盗むスパイウェア「ペガサス」

昨今、日本企業のサイバー被害が相次いでいる。今朝、及川さんの動画を見ていたら、またショッキングな情報が飛び込んできた(詳しくは、以下のYouTube番組を視聴して下さい)

1週間前の7月18日、ワシントンポスト、英ガーディアン、仏ルモンドが相次いで、スパイウェアのペガサスについて調査報道し、ジャーナリストの暗殺や政敵の逮捕等に使用されている可能性があると伝えている。(なぜか、日本ではほとんど知られていない)

ペガサスを使えば、個人が持っているスマホからありとあらゆる情報を盗むことができる。具体的には、アップル写真アプリやメッセンジャーを経由してハッキングしたり、リアルタイムで電話を盗聴し、盗聴した痕跡も残さない。ゼロクリックテクノロジーにより、スマホがオフの状態でもOSを通してハッキングし、スマホメーカーもそのことに気づいていないとされる。

このスパイウェアを開発したイスラエルのNSOグループは、世界の政府にこれを販売し、表向きは犯罪の監視目的の使用といいつつ、実態は、敵対するジャーナリストや敵対する国の政治家の監視として使用されていたことが報道で明らかにされつつある。フランスのマクロン大統領の電話番号もペガサスに登録されていた。

エドワード・スノーデンは、このスクープは今年最大の話題の一つになる、として警鐘を鳴らしている。

ペガサスは、中東やアフリカ等に広く販売されている。すでにジャーナリストや政治家など5万件の電話番号が登録されており、上位はメキシコ、中東、インド、フランスとなっている。

ここで不思議なのは、ロシア、中国、アメリカはなぜペガサスを購入していないのか?MoscowTimesによれば、この3カ国はサイバー攻撃やハッキング対策で最も進んでいるため、ペガサスを購入する必要がないからとされる。

スマホに個人情報を一括管理するのは危険

われわれも、スマホが便利だからと、あらゆる情報をスマホに入れて、すべての個人情報を一括して管理している。

しかし、このようなスパイウェアの誕生によって、簡単に盗まれる危険があると知り、今後はすべての情報管理をスマホに依存することは危険であると認識しなければいけない。




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