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SST:サスティナブルスマートタウンというパナソニックが志向する未来の3つのカタチ

SSTとは「Sustainable Smart Town(サスティナブルスマートタウン)」の略称

パナソニックが手掛ける持続可能性のある次世代スマートタウンのブランド

2020年9月現在、神奈川県藤沢市の藤沢SST、横浜市の綱島SSTがあり、大阪府吹田市の吹田SSTが第3弾として構想されている。

くらし起点のまちづくり

従来のインフラありきの設計に偏重せず、「人」を中心に置いた、サスティナブル・スマートライフを提案し、くらしの空間価値・時間価値を高めた、新しいスマートタウンづくりを進めています。

「社会・地域課題」を共創イノベーションで解決し、様々なまちづくり提案

サスティナブル・スマートタウンでは、社会や地域の課題解決を目指し、まちづくりの中でパートナー企業、住民、自治体・行政、大学と「共創」する仕組みを導入、次世代のエネルギー、セキュリティ、モビリティ、ウェルネス、コミュニティのソリューションを開発・トライアルし、地域の 価値向上へ貢献するとともに、様々なまちづくりの提案がなされているようです。


【藤沢SST】生きるエネルギーが生まれる街

神奈川県藤沢市にうまれた『Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)』は、先進的な取り組みを進めるパートナー企業と藤沢市の官民一体の共同プロジェクトで、FujisawaSSTは、単に最先端のスマートタウンをつくるのではなく、究極の理想を追い求めた街をつくるとしている。

大きな特徴は、1‚000世帯もの家族の営みが続くリアルなスマートタウンとして、技術先行のインフラ起点でなく、住人ひとりひとりのくらし起点の街づくりを実現することです。
そのために、まず100年ビジョンを掲げ、それを達成するためにタウンデザインとコミュニティデザインのガイドラインを設けており、その目標を共有した住人たちがくらし、交流し、より良いくらしをつくるアイデアを出していくとしている。

そして、住人の生の声をタウンマネジメント会社がすいあげ、新しいサービス・技術を取り入れ、サスティナブルに街を発展させ続けていくという。
そうした、くらし起点の画期的な仕組みが、エネルギー、セキュリティ、モビリティ、ウェルネス、コミュニティ、さらに非常時まで…くらしのあらゆる場面で『生きるエネルギー』をうみだし続けていく。

『Fujisawa SST』が誇りたいのは、街のスケールではなく、街づくりの発想とプロセスだという。
技術中心に進化してきたスマートタウンは、最初にインフラを構築し、次に家や施設の空間設計を行い、最後に住人サービスを考えます。
しかし、『Fujisawa SST』では、最初に、エネルギー、セキュリティ、モビリティ、ウェルネスなどの様々な角度から住人の快適性、地域特性や未来のくらしを考えてスマート・コミュニティライフを提案。次にそれらに最適な家や施設など街全体をスマート空間として設計し、最後に新しいくらしを支えるスマートインフラを最適構築します。
「人」を中心に置いた「くらし起点」の発想とプロセスで、サスティナブルに進化していく『Fujisawa SST』。
自然の恵みを取り入れた「エコで快適」、そして「安心・安全」な生活が持続する街づくりを実現し、新たなスマートタウン像として国内外へ積極的に展開していくという。

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                   画像引用:Fujisawa SSTサイト 

住所 〒251-0043 神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目21番1号
【徒歩の場合】
JR東海道線、小田急江ノ島線「藤沢」駅から27分
JR東海道線「辻堂」駅から23分
小田急江ノ島線「本鵠沼」駅から14分
江ノ電「藤沢」駅から28分

【藤沢駅よりバス】
藤沢駅北口バスターミナル2番のりばから
神奈中バス藤04系統「辻堂団地行」
または藤06系統「辻堂駅南口行」に乗車、
「藤沢SST前」下車

【辻堂駅よりバス】
辻堂駅南口バスのりばから
神奈中バス藤06系統「藤沢駅北口行」に乗車、
「藤沢SST前」下車


【綱島SST】イノベーションを起こし続ける街

「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」は、サスティナブルにイノベーションを起こし続ける街が基本コンセプトで、この街が、人と企業と地域の未来をつくっていくという。

「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(以下、Tsunashima SST)は、パナソニックが進めるCRE戦略に基づく工場跡地等の企業不動産を活用したプロジェクトで、神奈川県藤沢市にて推進中のFujisawa SSTに続く第二弾。

野村不動産をはじめとする異業種の複数事業者が共創し、横浜市等の行政の協力を得ながら、タウン内のみならず、地域と繋がる次世代都市型スマートシティとして国内外に発信していくとしている。

Tsunashima SSTは、次世代都市型のスマートシティであり、いろいろな企業・自治体・市民が、知恵を結集し、技術、人材、地域、繋がり、ブランドを共に創っていくという。

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                  画像引用:Tsunashima SSTサイト             
それを実現するのは、共創(Cross-Value)です。
この街で、パナソニックをはじめとする異業種の複数企業や、慶應義塾大学の学生、街の住人、街で働く人、地域住民が共創し、今までにないサービスを生み出し続けていくという。

知恵と先端技術を掛け合わせることで生み出すイノベーションは、持続可能なエネルギー活用、安心安全、クリーンなモビリティ、少子高齢化社会、健康増進などの社会課題・ニーズに応えるもの。
そして、まちづくりを通じて、より大きなスケールで地域貢献するとともに、持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)や、高度な先端技術の導入で超スマート社会を実現するSociety5.0に貢献するとしている。

理想を街の誕生時に掲げて終わらず、サスティナブルに実現するための仕組みを備えた共創イノベーションタウン。それが「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」です。



【吹田SST】多世代居住型健康スマートタウン

多世代居住型健康スマートタウン『SuitaSST』の構想について

Suita SST計画地と「健都」連携

Suita SST周辺で吹田市が中心となって進めている北大阪健康医療都市(健都)との相互連携により、地域全体の価値向上に繋がる取り組みを推進していきます。

物件概要
所在地  吹田市岸部中5丁目
交通   JR岸辺駅より徒歩9分
敷地面積 23,465.80㎡
周辺状況 本敷地東側にて都市計画道路が2019年2月に開通

健康で生き生きとした明日を提供し続けるために、
住民一人ひとりに寄り添い、
その時々に合わせ変化しつづける街。

これからのまちづくりにとって最も大切なこと、それはそこにくらす生活者に寄り添いながら、時代や時間によって絶えず変化する一人ひとりのニーズを捉え、継続的に、一人ひとりにとっての最適なくらしを提供することだと考えます。特に、超高齢社会を迎える日本においても誰もが健康で生き生きとくらし続けるためには、年齢とともに変化していくライフスタイルに合わせ、その人のその時々に最適なサービスを提供することが必要不可欠なことになっていくのではないでしょうか。Suita SSTは、「Suitable Town for Fine Tomorrows」のコンセプトのもと、新たな時代の先駆けとなるまちづくりに挑戦していきますとしている。

【参画事業者と役割】(14社・吹田市)
<パナソニック株式会社>
・まちづくり構想の策定・具体化に向けたプロジェクトマネジメント
・先進技術×パートナー協業による街全体の空間価値向上
・タウンコンセプトを実現するタウン共創プラットフォームの構築
<パナソニック ホームズ株式会社>
・住宅施設や商業施設を組み合わせた複合開発事業の推進
・まちづくり構想を実現する空間設計とタウンマネジメント組織の構築
<大阪ガス株式会社>
・街のエネルギーレジリエンス向上に向けた新たなガス活用モデル構築
・家庭用燃料電池エネファームを活用した新たなサービスモデルづくり
<株式会社学研ココファン>
・街のウェルネス複合施設構築・運営と周辺地域も含めたケアサービス提供
・学研グループの展開する教育・医療福祉サービスの融合による街の活性化 モデルづくり
・パナソニックとの協業による行動センシング技術を応用した認知症の早期 発見およびそれに基づく認知症の予防・緩和に関する取り組み
<株式会社竹中工務店>
・健康まちづくりを支える建築コードの策定とそれに基づく空間創出のアド バイス
・街のエネルギーレジリエンス向上のための全体設計支援
<株式会社阪急オアシス>
・健康につながる医食同源のくらしを支えるスーパーマーケットの構築・運 営・サービス提供
<関西電力株式会社>
・日本初「再エネ100タウン」の実現モデル構築
・街のエネルギーレジリエンス向上に向けたエネルギーシステム構築
<積水化学工業株式会社>
・雨水等の未利用資源を活用した街のヒートアイランド対策推進
・住民の健康増進を目指す公園のデザイン協業
<綜合警備保障株式会社>
・AI・ロボティクス技術等を活用した最先端セキュリティサービスの構築・ 提供
・街の犯罪抑止とホスピタリティ向上を実現する街の見守り拠点構築・運営
<中銀インテグレーション株式会社>
・街に開かれたシニア分譲マンションの運営
<西日本電信電話株式会社>
・NTT西日本グループで連携し、快適な街を支える5G等の先進通信ネット  ワーク技術を活用したソリューション技術
・パナソニックの顔認証技術を活用した各種サービス基盤の提供
<西日本旅客鉄道株式会社・JR西日本不動産開発株式会社>
・住宅施設や商業施設を組み合わせた複合開発事業の推進
・京都線沿線開発と連携した、ゆたかな暮らしを支えるまちづくり
・鉄道事業との連携
<三井住友信託銀行株式会社>
・人生100年時代を安心して豊かに過ごすための、多様な商品・サービスの 開発・提供
<吹田市>
・市の政策との整合を図った、先進的まちづくり実現の助言・協力
・北大阪健康医療都市とのまちづくりにおける官民連携

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                      画像引用:SuitaSSTサイト

①ファミリー分譲マンション
  戸数    :100戸 8階建
 敷地面積  :約3,920㎡

②シニア分譲マンション
戸数    :126戸 8階建
敷地面積  :約3,780㎡
運営事業者 :中銀インテグレーション

③単身者共同住宅
戸数    :73戸 6階建
敷地面積  :約800㎡

④ウェルネス複合施設
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、認知症高齢者グループホーム、保育所、学習塾等
戸数    :サ高住 63戸 7階建
敷地面積  :約2,144㎡
運営事業者 :学研グループ

⑤複合商業施設
4階建(1階・2階店舗)
敷地面積  :約9,160㎡
運営事業者 :阪急オアシス

⑥交流公園
敷地面積  :約1,400㎡


最上部画像:FujisawaSST協議会・パナソニック(株)プレスリリースより引用



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