シェア
函館山のふもと 観光客に人気がある八幡坂の坂上 ここで、すやすやと眠るイエスをいだく 慈愛にみちたマリア像を見あげると こころ安らかになる 箱館戦争の傷跡がまだ生々しい1878(明治11)年 シャルトル聖パウロ修道女会の修道女3人が フランスから函館にやってきた 休む間もなく教育と福祉の奉仕を始めた。 先ずは、孤児をうけいれ孤児院、授産所を開設 この授産所で針仕事の手ほどきをし この身振り手振りの 西洋裁縫教育こそが 白百合学園の源となった この小さなマリア像は 函
フィリップ・グロードさん、 なぜ、神父になられたのか。 僕が投げたこの直球に ぽろりと本音を もらしたことがある。 フランス西部のブルジョアの生まれだが、 子供のころは手がつけられない 悪がきであった神父。 腕白で悪戯ばかりして学校を退学になり、 家で勉強して バカロレア(大学入学資格試験)に受かった。 元の学校の先生に、神父になりたいと言ったら、 おまえのような奴は、暴力団に入るか、 神父になるしかないだろう、と。 28歳のときに、フランスから函館に来て 半世紀あまり