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よさこい:人生の半分を費やす価値のある趣味#55~ぼっち~

今回の記事は、僕が代表をやっている中で経験した、懐かしい体験を書こうと思います。
まあ、今だから笑えるし、ずっとネタにしていけるからありがたいんですが、その時はねぇ…。
(くれぐれもネタとして読んでね!)


事件ファイル1:空耳?

それは、まだ空~Qou~が誕生して2年目ぐらいのある日のお話です。

当時の空~Qou~は25人ぐらいメンバーがいて、小学1年生から60代の大人までいました。
今でこそ、なかなかやれないですが、当時は集まって踊り以外のイベントをちょこちょこやっていました。

もともと、僕はバーベキューとか好きで、道具をそれなりに持っていましたし、経験もありましたので、その時も自分が音頭をとって、道具など準備し、バーベキューを企画しました。

メンバーも半分ぐらいが参加してくれました。
それぞれ、分担して食材や飲み物を買ってきてくれたのですが、ここである食材がないことに気づきました。
みんな、それぞれ準備をしていたし、僕が買いに行けばいいやと思い
「ちょっと買い物行ってくるよ~、準備よろしく~」
と言って、買い出しに行きました。

行って帰ってくるまで15分ぐらいだったと思います。
ちょうどお昼時でした。
僕は思いました。
「みんなを待たせてしまったなぁ。早く戻ろう!乾杯したいしね!」
そんな気持ちで、足早に戻ることにしました。

バーベキューをやっている場所は、ちょうど木の陰になっていて、歩いている僕からは近くまで行かないと見えないのですが、その場所まであと20mぐらいのところに来た時、メンバーの中で一番元気なR子さんの声が聞こえました。

「じゃあ、みんな~、始めるよ~!カンパ~イ!!」

えっ??
乾杯??
あれ??

一瞬何が起こったのか不思議でした。

そう、僕がいないことを忘れて、始めちゃったんですよね~

まあいいんですよ、別にね(笑)
ぜんぜん気にしてないですよ~
こうしてネタにもできますしね~

でもね~、一瞬「空耳」かと思いましたよ~
いや、空耳と思いたかった。

そんな若き日の夏の話でした。


事件ファイル2:どまつり迷子

僕は実は方向音痴です。

デパートのエレベーターを降りた後、過去に行ったことのある、目的のお店に行けなかったり、カーナビがあるのに、道に迷ったり。

さらには、地図が見れない(笑)
東西南北の感覚が全く分からないんですよね。

よく道案内で「駅の東側に~」とか言われても「東って…」という状態です。

そんな僕は、どまつりみたいな大きなイベントだと、会場の移動が大の苦手です。
代表なんで、一番前を歩かなきゃいけないんですが、もう不安で不安で。
なるべく誰かがやってくれることを願っています。

数年前の話になるのですが、あるどまつりの日

大津通パレード会場を踊り終えた空~Qou~は、4本踊り終えた後の妙な疲れで、テンションが上がっていました。
いつもなら、集合して話をして解散するのですが、大津通は人通りが激しく、集合できないので、さっと話をして次の会場に向かいました。
次の会場はナディアパークで、近かったこともあり、それぞれでバラバラに向かったのです。

僕はというと、大津通でパレードが終わりだったので、豊橋に帰る地方車にお礼を言って、見送っていました。

この間、5分ぐらいだったと思います。

で、ふと周りを見ると空~Qou~のメンバーは、誰一人としていない!
自分のかばんも演舞前にスタッフさんに預けてしまい、スマホも持っていなかったんです。

これは焦りましたね。
何度も参加しているどまつりですが、ナディアパークで踊ったのは、過去に1回か2回、しかも名古屋の地理に詳しくない僕は、場所がわからなかったんですよ(笑)

スマホもないので、地図も出せない。
さて、どうしたものかと考えました。

この時、ぼくは次のナディアパークで踊る自分の前後のチームがどこかは、うっすら覚えていたんです。
そして、偶然にも僕の隣をそのチームが、ぞろぞろ歩いていくではありませんか!
これ幸いとばかりに、僕はその人たちについていくことにしました。
もしかしたら、全然違うところにたどり着くかもしれないという恐怖もありながら…。

結局、そのチームのおかげで僕は会場にたどり着きました。

空~Qou~のメンバーを見つけたときは、情けないけど、泣きそうなぐらいほっとしましたね(笑)

すぐに副代表に声をかけて、思いのたけをぶつけました(笑)
まあ、笑い話で終わりましたけどね!!
それからは、置いて行かれることは減りましたよ~。


事件ファイル3:これどうするの?

これは、小さなイベントに参加した時の話

小さなイベントということもあり、その日は空~Qou~も15人ぐらいでの参加だったように記憶しています。

イベントといっても、公園とかでなく、なんというか、墓石を作る工場がたくさん集まっている場所の一画でおこなわれたイベントでした。

午前から始まったイベントは、お昼休みを挟み、午後から再び開始という流れでした。

昼休みになり、いったん荷物をおいてある場所に集合し、解散としました。

解散になった後、空~Qou~の荷物が置いてある場所の隣に別のチームがいたので、僕はその方々と、挨拶がてら話していました。

この時間、ほんの1~2分だったと思います。

ふと周りを見渡すと、空~Qou~のメンバーが誰もいません!
またです(笑)
足元にはメンバーの荷物が全部置いてあります。

あれ?
みんなは?
どこ?

もしかして!!!
荷物番???

しかも、誰もなんにも言わなかったような…。
近くに飲食店やコンビニもないところだったので、みんな買い出しにでも行ったのでしょう。

さすがに笑いましたね~
で、すぐ帰ってくるかと思いきや、全然帰ってこない。

隣にいたチームさんも、哀れに思ったのか、声をかけてくれました。

隣「みんな、どっこいっちゃったみたいんだね~」
僕「そうみたいです(笑)」「すぐ帰ってくると思うんですけどね~」

そのチームさんは、みんなでお弁当を食べていました。

しばらくして
隣「全然もどってこんね」
僕「笑」
隣「よかったら、一緒に弁当たべる?」
僕「えっ?いいんですか?」
隣「いいよ、いいよ。たくさんあるで」
僕「ありがとうございます!」

ありがたいことに、おにぎりやおかずを分けてもらいました。

しばらくして、メンバーが、戻ってきました。

メ「あれ?代表?知り合いですか?」
僕「おいおい!誰もいなくなるから、荷物番しとったじゃん」
メ「えっ?マジですか」
僕「マジ!」

この時、空~Qou~解散しようと心に決めました(笑) 嘘です!


事件ファイル4:まってよ!

これは高知よさこいまつりに参加した時のお話。

その年、空~Qou~は2回目の高知よさこいを楽しんでいました。
二日間楽しんだ高知よさこいも、これが最後の会場になるかもという時間になってきました。

あ~、これで終わってしまうんだぁ。
そんな思いを胸に、地方車の上からゴール地点を眺めていました。

代表という立場なので、最後の演舞が終わったら、メンバーに何を伝えような?どんな言葉をかけようか。
そんなことも考えていました。

そして、演舞が終了。
踊り子たちは、感極まって、泣いたり抱き合ったりしています。
僕はというと、その時なぜか道路の都合で、地方車から降りるタイミングがなく、しばらく地方車に乗ったまま移動する感じになってしまいました。

すぐ止まって、降りれるだろうと思っていましたら、全然気配がない。

??
???
もしかして、運転手は乗ってることに気づいてない?

その時、携帯が鳴りました。
スタッフをやってくれている方からの電話です。

ス「もしもし、代表?どこにいるんですか?」
僕「地方車の中。なんか降りれなくて…。」
ス「そうなんですね。もう解散しちゃっていいですか?」

えっ?
えーーーーーーー!
まって、まって!!
それはないでしょ??

気持ち的には最後の演舞だと思ってるから、みんなと喜びを分かち合いたいのに!
それはないでしょ!
まだ、なん10分もたってないじゃん!

もう泣きそうでしたよ(笑)

やっと、車が停まり、降りることが出来ましたが、この時、会場からだいぶ離れていました。

仕方がないので、バスで拾ってもらい、合流しました。

結果的には、この後ぎりぎりでもうもう一会場、別の会場が踊れることになり、最後の演舞にはならなかったので、僕的には救われました。
あれが踊れてなかったら、この年の高知は悲しい思い出だったかも(泣)


いかがでしたでしょうか?
16年も同じチームの代表やってますと、まあいろいろなことがありますよね。

でも、すべて笑い話なのでいい思い出です。
もちろん、こんなことばかり起きているわけではなく、みんな協力的で、荷物も見てくれるし、最近では地方から僕が下りたか、確認してくれます(笑)

今回も読んでいただき、ありがとうございます。
またいつか、体験談を書きなと思います。
それではまた次回!
バイバーイ!!



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