主婦の苦悩と努力
久しぶりに地元のスーパーに行った。
それこそ半年ぶりくらいに。
すべての商品が3割から5割くらい高いイメージ
パック食材の量が値段に対して50gくらい少ない感覚
わたしの金銭感覚がおかしいんだろうか?
人は食べなきゃ生きていけない。
買い物に来ているのはほぼ女性客
主婦の眼は鋭いし、品物を手にとっては
しばらく思案しているようだ。
次に多いのが高齢者のようだ。
乾麺やお豆腐、ドリンク類
お菓子が中心に買われているような気がした。
物価高を感じたのはこのときだ。
ニュースで円安、インフレと報じられていたのに
実際に目の当たりにするまで
危機感がなかった。
これは生きていけない。
贅沢しているわけではないのに
お金がかかりすぎている。
キレイに包装された豚バラのパックを見ながら
胸の内では焦っていた。
毎日主婦の方々は見えない戦いを強いられているのかと。スーパーマーケットはもはや生活を支える台所ではなく買える人が買い物をする選ばれた人のみが通過することを許された場所なんだと。
野菜も肉も乳製品も海鮮も
すべてが高い。
生産者からすれば生産コストが高いんだから物価高でも儲からないししかたがないことだと腹を括ったつもりだった。生産者の苦しみもわかる。
私達は生産者でもあり消費者でもある。
こんなに物価高なのに、そこに消費税がのしかかる。
毎日。毎日。生きているだけでカネがかかる。
金がかかるのはおかしいと思う。
お金がない人はなにを食べればいいんだろう。
税金は人の暮らしを良くするために使われなきゃいけないはずなのに、私達の暮らしが良くなっているようには思えない。実感できない。
おかしいよ、日本。
(他意はないが公共インフラ、福祉にお金をかけることや生活補助を出してる面では必要な税金だけど、生きてるだけで金がかかりすぎているのは、お金を中心に世界が回っているからということもわかっているけど、気持ちは「おかしいよ、日本」なのです。)
綺麗な店内。
袋詰された規格が揃った食材たち
カットされラッピングされた野菜たち
土がついてるくらいでいいんだよ。
少々不揃いでも食材の味は変わらない。
この消費システムは終わらなきゃいけないし
価値観の変化をみんなが理解して浸透させなきゃいけないと思った。
市場では規格外の野菜や果物は弾かれる。
消費者が好まないから。
生産者も規格外のサイズにならないように
均一化を求めた栽培管理をするようになる。
この努力は理解次第でもう少し緩和されそうな気がする。
最適解はわたしにも分からないが
食は人々の命に関わることだというのは
本当に実感している。
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