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先日の株価暴落を受けて

皆様、更新が途絶えてしまってすみません。いかがお過ごしでしょうか。投資関連の投稿をサボっていた挙げ句、この前の大暴落となり時間が経過してしまいました。

投資家としての一面を持つと言っておきながら、先日の大暴落で叩きのめされました(笑)現在再起不能に近い状態まで追い込まれていますが、そんなことを言っても仕方ないので現状でできることをやっています。

そして、このような事態はいつか起こるものとして投資は行わないといけないんだなと再認識しました。その備忘録として、今後の相場の注意すべき点や自分なりの反省点を述べていきたいと思います。


今回の日本株大暴落について

複数の要因が重なって生じたと考えられる

今回の日経平均の大暴落は、おそらく日銀の利上げが発端にはなっているかとは思いますが、複数の要因が重なって売りが重なったものと考えています。

日銀の利上げ発表により、日米の金利差が縮まることが示唆され、円高に振れました。そのため、海外投資家からすると日本株の割安感が薄れて売りに転じたと考えられます。

日本の株式市場において、海外投資家の割合はかなり高いと言われており、金額ベースで30%を超えています。そのため、海外投資家の動向は無視出来る範疇ではありません。

さらに、米国の失業率上昇などにより心理的な売りが連鎖し、売りが売りを呼ぶこととなり今回の結果につながったもの考えられます。

国がNISA等で投資を推奨して間もなく起きた出来事

なので、NISAをやり始めて個別株でこの暴落を食らった人はもう嫌だと思っている方もいるでしょう。

しかし、業績が安定していて今後も堅調に推移していくであろうという銘柄であれば、NISAで保持し続けていて問題ないと思います。為替の影響を受けづらい銘柄であることであればより一層安心でしょう。

逆に自動車などの輸出が絡むところであれば、現在の為替相場は不利に傾く可能性がありますので、注意をしておいたほうが良いでしょう。ただし、多くの企業ではドルー円は145円で試算されていることが多く、業績に織り込まれるのはしばらく先となると私は考えています。

どちらにしても、投資信託でS&P500などを定額積み立てしている方であれば気にする必要はないですし、個別株投資であっても業績を元に投資しているのであれば狼狽する必要はないと思っています。

特に、高配当であればNISAはその恩恵を十分に受けることができると思っています。NISAで配当金の受け取りを「株式数比例配分方式」にしておけば配当金も課税されません。

売ってもキャピタルゲインを非課税で、持っていても配当金が非課税で利益を出せるようにしている状況が好ましいと私は思います。そのためには先日の暴落したような日に買い増せるのが理想と考えます。

ちなみに私は現金不足で買い増すことができませんでした・・・。残念!

おそらく今後の相場は不安定ながらも一旦は戻すが、その後は不明

今回の暴落はブラックマンデーに例えられているように、心理的な売りがかなり強い要素と考えています。もちろん日銀の利上げの話もありますが、日本経済の本質は変わっているわけではありません。

しかし、長期的に見ると日本の人口は減少傾向であることは間違いありません。そのため、日本経済は右肩上がりに上昇していくことはほぼあり得ません。移民の受け入れをすれば別かもしれませんが、体制が整っているわけでもないですし、日本人の感覚からすると受け入れ難いでしょう。

短期〜中期的に見ても、アメリカ経済が今後利下げに転じていくことが考えられますが、ほどなくして「〇〇ショック」のような事態が起きてもおかしくはありません。その事態が発生するまでは、日本の株式相場は戻っていく、もしくは日経平均の最高値を更新するとかまで行く可能性はあります。

その事態が発生するタイミングですが、言及するのは難しいです。しかし、失業率の上昇等を鑑みると、今年〜来年の初頭あたりに来る可能性は高いのではないかと考えています。今後のFOMCで利下げが確定した場合、米国株投資をされている人は気をつけましょう。

ただ、米国経済が下落した際には日本の株式市場もタダでは済まないでしょう。リーマンショックの再来のような感じになると思います。今回の暴落はブラックマンデーになぞらえていますが、「〇〇ショック」となった場合には今回のようにすぐに株価が戻るとは限りません。

今回の下落を経験した方なら理解できると思いますが、損切りは辛いですが売りが売りを呼ぶ局面で損切りするよりも、「なんか怪しい雲行きだなぁ」思った時点で損切りしておいたほうがダメージは少ないです。

業績良好であれば状況を見てそこから復活してきたところで買い増せば良いと思います。ただ、「言うは易く行うは難し」です。暴落したらこうしよう、とあらかじめ決めておくのが良いと私は考えます。

私の反省点と今後について

信用の買いポジションを膨らませ過ぎた

次の決算で良好なものが出るであろうと予測していたものに対して、信用買いをしてポジションを膨らませすぎていました。

高配当株、業績良好、PER的に割安。このようなことを考えてひたすら「下がったら買い(いわゆるナンピン)」をし続けた矢先に先日の大暴落でした。

皆様、絶対にこのような愚行はやめましょう(笑)。本当に身を持って実感しましたが、信用のポジションを考えもなしに多くするとロクなことが起こらないです。やるのであれば、逆指値、もしくは空売りをして思わぬ方向に転じても損失を一定の額で固定できるような対策が必要です。

日銀の利上げで落ちると思ったが対策が甘かった

8/5に大暴落でしたが、実は8/2の時点で一部の株は処分していました。一旦全ての株を投げておいても良いかなーと思いましたが、月曜日はそんなに下がらない可能性もあるな、という期待を持ってしまったがために損失が甚大なものとなってしまいました

最悪、8/5の相場開始時に全てを処分しておけばよかったのですが、それもやらなかったため損失拡大。もちろん、そこから復活した場合は損切りしなければよかったと思ったことでしょう。

ただ、それはその時になってみないとわからないこと。損失を限定させておくことは、株式市場から退場しないためには最重要事項であると再認識しました。

逆指値はあらかじめ設定しておく

信用買いを行った場合には、なるべく期限を長くして逆指値売り、信用売り(いわゆる空売り)をした場合は逆指値買いをしておいたほうが良いです。そうすれば、感情に左右されて売買することがなくなりますし、予想外の方向に急に動いても一定の損失で抑えてくれます。

「そんなの地合いによって変わるでしょ」と思うかもしれませんが、10%以上の誤差が出た場合はエントリーを間違えたものとして手仕舞いしておいたほうが無難です。

そこに感情が入ると含み損が解消する場合には良いですが、拡大した場合にどんどん損切りが遅くなってしまう可能性があります。なので、逆指値注文を行っておき、放っておきましょう。

そうすれば、仕事中に株価が気になって仕方がない!というような事態は避けられます(笑)。

暴落したときに購入できるだけの現金を残す

あと、私の反省点の主たる部分ですが、信用のポジションが大きすぎて損切りしたときに残る現金がとても少ない状況に陥りました。
ポジションを解消したから大丈夫と思っていたのですが、不足金を持ち越したため取引制限までされていたので、絶好の買い場で身動きが取れなくなってしまったのです!

他の証券会社の口座で取引すればよかったのですが、入金すれば問題ないと思っていたら、入金したお金もロックされ引き出せもしなくなったので完全に取引できない状況になりました。

その翌日に買い戻しはしましたが、絶好の買い場を逃してしまったことには後悔しかないですね。信用取引のポジションは少ないほうが良い、というのは身にしみて思いました。

IPOセカンダリー投資は続ける

損をしたからもう株式投資はやらない!としてしまうと、株式投資で損はしないかもしれませんが、資金を倍増させることは完全に不可能になってしまいます。

超短期的にみれば現金は強いのですが、今後日本の物価上昇とかが改善する見込みもなく、いわゆる一般人は普通の生活をするのに精一杯となってしまい兼ねません。

なので、失敗続きではありますが、今後もIPOセカンダリー投資は継続していくつもりです。

決算も一通り落ち着いたので、保有株も少し整理しました。3月にIPOのグリーンモンスターを安くなったところで仕込んだのですが、先日の暴落により株価は低迷しています。

若干戻してはいますが、決算内容を見て成長性が限られるのではないかと考え、私は損切りしました。3Qまでは順調だったのに通期で未達決算であること、NISAが一段落したことによる売上高低下も記載がありましたので、今後の成長性は限られると判断しました。

今後はM&Aとかで業績を回復させる的なことが記載されておりましたが、本質と少しズレるのではないかと思って一旦手仕舞いです。

同様に、6月にIPOした豆蔵デジタルホールディングスも割安感があり、配当も高めなので保有していましたが、こちらも決算内容を見て手放しました。それでも上昇余地はまだまだあるかとは思いますが、同じような株価であれば個人的にはくすりの窓口のほうが割安感があると考え、こちらを保有することにしてみました。

決算自体は悪くなく、提携先を考えると今後も成長はするものと見込まれますが、私の思うような決算内容ではなかったので手仕舞いです。単純に一株あたり純利益と売上高の推移がくすりの窓口のほうが魅力的であると感じて投資しています。

くすりの窓口の1Q決算に関しては営業利益、経常利益ともに昨年度と比較して低下していますが、子会社取得による販管費であることが決算短信に明記されており、かつ売上も順調に伸びているので利益率は今後上昇するものと考えられます。

最後に

今回は、先日の株価暴落を受けて記事を作成しました。本当は投資の基礎から記事を記載しようかと思っていたのですが、自分の考えを整理するためにもこの記事を先にupすることにしました。

今後もIPOセカンダリー投資の銘柄研究等、upしていけたらと思います。乱文のなか、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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