内視鏡用洗浄液:エスサイド

本品は、第一剤及び第二剤からなる組み合わせ製剤である。(第一剤、第二剤と精製水を混和し、0.3w/v%の実用液として使用する。)

⑴ 組成
第一剤(主剤)
過酢酸を6 %含有し、過酸化水素、酢酸、その他1成分(触媒)及び水を含む低濃度過酢酸平衡混合物である。
第二剤(緩衝化剤)
9 成分(緩衝剤、安定剤(防錆剤・金属イオン封鎖剤)、pH調節剤等)を含有する。実用液のpH調整及び安定化に用いる。

⑵ 性状
第一剤酸性の無色澄明の液で、強い刺激臭がある。
第二剤アルカリ性の無色~淡黄色澄明の液で、わずかに特異なにおいがある。
0.3w/v%実用液
無色~淡黄色澄明の液で、弱い酢酸様のにおいがある。pH:約3.8

過酢酸
(アセサイド、エスサイド)
0.3%で、約1週間繰り返し使用が可能。

銅、真鍮、純鉄、亜鉛メッキ鉄板などを腐食しやすい。刺激臭があり、蒸気は目・呼吸器、原液は皮膚を刺激する。外気温の影響を受けやすく、夏と冬では劣化速度が大きく異なる。

エスサイド添付文章
ガイドラインに沿った内視鏡スコープの洗浄・消毒方法 (ips2010.jp)
消化器内視鏡に使用する消毒薬を選択する| 学習ページ | ASP Japan合同会社 |ASP Japan合同会社

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