透析配管洗浄方式

参考
#11 透析配管洗浄 洗浄方式の違い《シングルパスと滞留方式》 - 臨床工学技士の熱血透析blog (iryou-kenkou-morichan.com)

透析の配管洗浄では洗浄方式が異なる。方式として
・シングルパス方式
夜間にRO水で滞留する。特徴として、薬液残留の可能性が低い、急患への対応が速やか、滞留方式にくらべて細菌繁殖の可能性がある。
薬液洗浄後と透析前に水洗が入るので、薬液残留する可能性が低い。
薬液が配管内にある時間が短い。

・滞留方式
薬液封入方式。薬液洗浄終了後に、薬液を翌朝まで封入する。
特徴として、バイオフィルム形成の予防、デッドスペースの恒常的薬液接触による汚染抑制、薬液を薄めて使用するので、コストメリットがある。
薬液の長時間接触による配管腐食が問題点。

CDDS(Central Dialysate Delivery System)では中央制御で洗浄時間が管理されるので滞留方式に向いている。

IDS(Individual Dialysis System) の個人用コンソールは急患対応で使用する場合もあるのでシングルパス方式を用いる。

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