消化器内視鏡技師試験対策13:消化器の解剖生理と臨床7(プルゼニド(センノシド)

便秘を治療するために使用される薬としてプルゼニド(一般名:センノシド)がある。プルゼニドは大腸刺激性下剤と呼ばれる種類の薬。
センナ(植物由来の成分)にはセンノシド(アントラキノン系誘導体)と呼ばれる物質が含まれており、この物質は腸内細菌によって分解され、大腸を刺激する物質へと変換される。これにより、蠕動運動が活発になる。その結果、便が肛門側へ押し出されるようになる。

主な副作用としては腹痛(胃痛)、下痢、腹鳴、悪心・嘔吐などの消化器症状がある。

急性腹症が疑われる患者さんは禁忌。激しい痛みを伴う腹痛(胃痛)の総称を急性腹症と呼び、急性腹症には急性虫垂炎(盲腸)、急性胆嚢炎、急性胆管炎、急性膵炎、腸閉塞(ヘルニア)など。こうした患者さんに投与すると、腹痛が悪化するリスクが高まる。

プルゼニド(センノシド)の作用機序:便秘症治療薬 (kusuri-jouhou.com)

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