あの山下達郎がカラオケで歌う!

カラオケで歌う歌手といえば、錦糸町の駅前の演歌専門CD屋さんで、土日キャンペーンと称して歌を歌う着物姿の演歌歌手、関係者数は客より多い、だけだと思わないでください。 
 
実はかつて山下達郎さんもカラオケで歌ったコンサートがあったんです。当時TBSラジオで放送していた赤坂ライブという番組のスペシャル版でした。この番組、月イチで、放送休止枠を使ってこれからの歌手のライブを紹介する番組で、松宮一彦さんがプロデューサーでした。

松宮さんは当時僕の賃貸のお家の近所に住んでいらして、する違うことも何度かありました。その後自殺してしまって残念と言うしかありません。

山下達郎さんはなんでカラオケで歌ったか?予算がなくてミュージシャンを用意できなかったから?ある意味イエスですね。当時リリースされたシーズングリーティングスというアルバムのプロモーションを兼ねていて、煙が目にしみるなと歌われていてとてもとても燕尾服を来たミュージシャンを用意できるスペースすらなかったのでしょう。

NHKホールが4000人収容の大ホールなのに比べ、TBSホールは400人くらい収容の映画館のような客席の会場でナマ山下達郎さんの歌を聞くことができたので幸せでした。

ちなみにTBSホールは消防署への届け上コンサートホールでは無く、スタジオとして届けてあるので、お金を取る公演はできない、と聞いたことあります。

ホール内に窓ガラスがあれば、絶対共鳴していたに違いない山下達郎さんの迫力のボーカルで
高温の伸びやかな声をカラオケ演奏で楽しむことできました。カラオケといえども、海外の著名なオーケストラで取っていたはずで、大音量のPAで聞けたのは贅沢だった。

グーグル先生に当時のセトリあるか聞いてみたら、ありました。記憶の中ではシーズングリーティングスだけと思ったけど、多分達郎さんのギターなんばさんのピアノ、伊藤さんのベースで通常の曲も演奏してました、贅沢名コンサートだったけど、今やTBSホールも松宮さんもこの世にはなく、世の無常を感じさせますね。達郎さんの作品だけが残ってます。

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