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フレデリック・リチャード(ミシガン大)の鉄棒@2024年米大学対抗

アメリカの大学生紹介。
今回はミシガン大学から、昨年の世界選手権アメリカ代表であり、個人総合銅メダリストのフレデリック・リチャードの鉄棒を紹介します。

シニア1年目で強豪アメリカの代表を勝ち取り、あまつさえ世界選手権の団体・個人総合のメダルまで獲得してしまうエリート。

リチャードが特に得意とするのが鉄棒です。
コバチ系とトカチェフ系を併せ持つ大変華やかな演技を見せてくれます。

2024年に入ってからの鉄棒では、昨年の世界選手権では使っていなかったF難度のリューキン(伸身トカチェフ1回ひねり)を取り入れています。

アドラー系の技を抜いてDスコアを下げた演技ですが、それでも14.900と高得点を記録しました。

カッシーナ、コールマンも雄大で華やかですが、リューキンのカッコ良さは格別です。

昨年の冬場の試合でもリューキンを入れた演技を披露していましたが、結局シーズン中はリューキンは構成に入れていなかったので、パリ五輪がある今年はリューキンを入れた本気の鉄棒が見られるといいですね。

コバチ系の大技カッシーナとトカチェフ系の大技リューキンを併せ持つ演技構成を持つ選手は世界的にも数えるほどしかいません。

その代表的な選手が橋本大輝選手です。

橋本選手はカッシーナとリューキンを併用するだけでなく、リューキンをアドラーひねりと組み合わて0.2の加点を取るという唯一無二の演技構成を持ちます。

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