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クラン・フィリップスの平行棒/2022年Pac-12競技会の演技

アメリカ、スタンフォード大学の学生であるクラン・フィリップスの平行棒の演技を紹介します。
2022年になって米国大学体操はコンスタントに競技会を開催しており、2月末時点で映像資料がかなり豊富です。
かねてからInstagramで話題の選手でしたが、このほど大学競技会に出場して期待通りの素晴らしい演技をしています。

クランの平行棒は腕支持系の強さが特徴です。
冒頭に入り技を成功させると、腕支持からのディアミドフ系の技を3連発!
G難度のツォラキディス、F難度のツォラキディス2という高難度のレア技を高精度で繰り出す希少な選手です。


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G難度のツォラキディスという技は、東京オリンピックの種目別平行棒メダリスト、鄒敬園、ルーカス・ダウサー、フェルハト・アリカンの3選手が得意とする技で、実施する選手が微増していた技ですが、
ツォラキディス2に限っては本家本元であるヴァジレイオス・ツォラキディスさん以外誰も使ってこなかった技です。
それほどに難しく、リスクが大きく、使うメリットの少ない技という事なのでしょうが、これから頻繁に見られるようになるのでしょうか。

クランはこの競技会で平行棒同点優勝、さらに跳馬でも優勝しています。
素晴らしいシューフェルトです。







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