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エロコンテンツはYouTubeにおいて覚醒剤である

どうもタイゾーン(@tai_zoone)です。

YouTubeの市場調査、インフルエンサーマーケティング、YouTubeチャンネルの運営、カスタマーサクセスを日々仕事にしています。

今日は、チャンネル運営について書いていきたいと思います。
テーマは「エロコンテンツ」についてです。

エロコンテンツは悪なのか?

YouTubeは基本エロ系コンテンツを投稿するとペナルティが発生したり、収益化できなくなったり、18禁になって再生が伸び悩んだりします。

ですが、セクシー女優・男優のチャンネルなども増加しており、目的を持って一定のラインを超えないチャンネルであれば勿論「悪」なんかではありません。エロコンテンツをメインで投稿するには、アドセンス収益以外のマネタイズ方法を明確に持っておくことが重要です。


今回の記事も、そのような活動をされている方を批判するつもりは一切ありません。

エロコンテンツはYouTubeの覚醒剤である
今回、こんな過激なタイトルをつけたのには、理由があります。
実際に多くのチャンネル運営に携わってきた経験からこの結論に達したので、理由を書いていきます。

エロコンテンツは伸び悩んだ時期を救う

エンタメ系コンテンツで人気になろうとすると、「中々視聴者に見てもらえない」「登録者数が増えない」など、壁にぶつかります。
そうなっていくと、より企画が「過激」になっていきます。「犯罪」「危険な行為」などエスカレートして失敗した事例は数多くあります。

そんな時に「エロコンテンツ」を投稿してしまうと、沼にハマってしまうのです。

「エロコンテンツ」はよく見られます。シンプルに再生は伸びやすいです。そのチャンネルのYouTuberがどんな人かを知らなくてもエロコンテンツには引きがあり、興味を持たせ、視聴まで持っていくパワーがあります。

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2年前の自分もやらかしてます(笑)

「メントスコーラやってみた」
その人を知らなければ見ようと思わないでしょう。
「美女が水着でメントスコーラやってみた」
さっきより引きが強くなりませんか??

エロコンテンツを正としてしまう

「エロコンテンツを投稿したら再生数が伸びました。」

さて、この後どうなるでしょう?

アナリティクスでデータを分析すると、伸びているので良い企画に見えます。

エロコンテンツが伸びているという事実とその後、投稿したコンテンツは全く見られていない事実があるからです。

「もう一本投稿してみよう...」

こういう風に思ってしまったら、もう沼にハマっています。

気づいたら引き返せない

エロコンテンツだけが伸び、他のコンテンツが伸びないチャンネルになってしまうと、もう引き返すのは難しいです。無理ではないですが、難しいです。

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理由としては、「お金」があります。

エロコンテンツでも、ある程度は収益化できます。再生が伸びる分、他の動画を投稿しているより、エロコンテンツを投稿していた方が稼げるようになります。
そうすると、収入が増えた分生活の質が段々とあがっていきます。

エロコンテンツメインだと良くないな・・・と思って、投稿を控えるとそれに比例して収益が急減してしまいます。

多くの人がこの急減に対して、精神的に耐えられないのです。

一度あげた生活レベルを下げるのは凄く難しい行為です。
ある程度の再生をキープする為にエロコンテンツを投稿し続けます。

こうして「やめたくてもやめられない状況」が出来上がっていくのです。

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危険信号を察知する方法

エロコンテンツをあげて、再生を稼いでいる人に対して、チャンネルがまずいかどうか判断する方法があります。

1つは、コメントです。
エロ系のコメントは勿論、キッズのコメントも増えてきます。エロ系コンテンツの視聴者の大半は実はキッズだったりするからです。

2つは、視聴者に人気のチャンネルです。
これは、アナリティクスでは見られないので、kamui trackerなどで見てみてください。視聴者が好きなチャンネルに、セクシー女優のチャンネルやキッズチャンネルが多く含まれていると非常にまずいです。

視聴者は、あなたに興味があるのではなく、エロコンテンツに興味があります。つまりファンではありません。

ファンが少なければ、マネタイズも難しく、アドセンス以外の収益を作れなくなります。ですが、アドセンスも18禁などで単価が下がっていく一方でしょう。

他にも判別する方法は色々ありますが、多くは肌感覚で分かっているのではないでしょうか?

抜け出すためには?

抜け出すためには、強い意思と短期的な利益ではなく長期的な利益をしっかり見据えることが重要です。

サポートしているチャンネルがそのような場合は、生活資金を一定金額援助するなど、落ちた収益をカバーして精神的に耐えられる状況を作る必要もあります。

数字も大事ですが、「自分が何を届けたいか」「何を目的にYouTubeに動画を投稿しているのか」の軸をしっかり持ってブレないことが大事だと思います。

これからもマーケティング、カスタマーサクセス担当者にとって役に立つ情報を発信していきます。