TRPG制作日記(130) セッション
TRPGにおいて、計画が始まってからプレイが終了して解散するまでの一連の流れをセッションと呼びます。セッションは参加者とゲームマスター、そしてシナリオの決定からキャラクターシートの読解、プレイ、そしてプレイ後の談笑を含みます。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは和風世界のキャラクターを演じて楽しむ即興演劇です。参加者はゲームマスターとプレイヤーに別れて、ゲームマスターは進行役となり物語を語り、プレイヤーはその物語の登場人物を演じます。
現在、このTRPGのルールブックを制作中です。ルールブックは『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを遊ぶための情報が含まれており、現在のところ以下の構成を計画しています。
1はじめに
2世界観
第一部
3カードプレイヤー
4行為判定と衝撃
5アマテラスカード
6対戦
7自己肯定感
第二部
8ゲームマスター
9セッション
10シナリオ制作
11神仏と妖怪
12アマテラスワールド
13秘された記録
昨日は第八章のゲームマスターについて書きました。今日は第九章「セッション」について書こうと思います。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのセッションは規格化されており、以下の流れで行われます。
(1)参加者及びゲームマスターの決定
(2)事前準備
(3)集合
(4)「概要と目的、注意事項」の説明
(5)「キャラクターシート」配布及び把握
(6)自己紹介
(7)プレイ開始
(8)プレイ終了
(9)成績集計
(10)談笑の後に解散
ルールブックのセッションについては、以上の流れにおいてその段階で何をしなくてはならないのかを書こうと思います。
ルールブックにはセッションに必要な情報が書かれていますが、基本的にはシナリオを読むと、それだけでセッションを開催できるようにシナリオを設計するつもりです。
そのため、このセッションの章は多くのことが書かれるような感じがしますが実際には控えめな内容になるかもしれません。
個人的な感覚としては、集合してからの
概要と目的、注意事項、
キャラクターシートの配布、
自己紹介、
までの流れが大切だと感じています。
原則として、シナリオでは【概要と目的、注意事項】にはそのまま読むことができるテキストを載せる予定です。
集まった人の顔を見ながら必要な情報を提示しようとするゲームマスターが多くいますが、個人的な経験ですと、プレイに必要な情報を伝え忘れている場合があります。
そして、そのたびにプレイ中に説明しています。
特に、それは絶対に知っているはずという前提知識こそ伝えるのを忘れがちであり、それをプレイ中に慌てて説明することが多いような気がします。
この問題はプレイヤーが分かりにくくなるというよりは、どちらかといえばセッションそのものが雑になることだと感じます。
全員が共有していることが確実な当たり前の情報を、改めて確認していくことはチームの真剣度を上げるというのが私の持論です。
全員が知っている知識を確認することは重要です。そこに初心者がいなかったとしてもです。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、概要と目的、注意事項とプロローグの二回に分けてゲームシステムと世界観を説明します。
また、自己紹介の時にキャラクターシートの簡単な説明を加えます。
このことにより、一度もルールブックを読んだことがないだけではなくて、TRPGに馴染んでいない人もロールプレイを楽しめるようにしたいです。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』は宇宙都市で暮らしている高校生が仮想世界アマテラスワールドでアマテラスカードゲームを行う世界です。この段階ですでに近未来、宇宙、仮想世界、カードゲームの三つのそれ自体が大きな舞台となる単語が出ているため、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGの世界観は複雑になっています。
この問題を解決する方法は今のところ見つかっていませんが、仮想世界でのカードゲームを前面に出すことで乗り越えようと思っています。
個人的な感覚では、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは【概要と目的、注意事項】の完成度、それに続くプロローグの制作によりすべてが決まると思っています。
ゲームシステムがシンプルなだけ、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGはシナリオに多くを負担させています。
次は【シナリオ制作】について書く予定です。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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