TRPG制作日記(134) 秘された記録
秘された記録というのは、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGに登場する巻物の妖怪です。彼らは管理者ではありませんが、アマテラスワールドの他の妖怪たちとも違います。
彼らには特別な使命があり、このTRPGを遊ぶプレイヤーたちに八惑星連邦の誕生の秘密を教えてくれます。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは会話とダイスで進行する、和風世界のキャタクターを演じて楽しむ簡易演劇です。参加者は宇宙都市で暮らす高校生となり、アマテラスカードゲームが開催されている妖怪たちの世界アマテラスワールドに向かいます。
現在、このTRPGで遊ぶためのルールブックを開発中です。ルールブックの構成は以下を計画しています。
1はじめに
2世界観
第一部
3カードプレイヤー
4行為判定と衝撃
5アマテラスカード
6対戦
7自己肯定感
第二部
8ゲームマスター
9セッション
10シナリオ制作
11神仏と妖怪
12アマテラスワールド
13秘された記録
これまで制作中のルールブックがどのような計画で書かれる予定なのかについて説明してきました。
今日は最終章である第十三章「秘された記録」について書こうと思います。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGはアマテラスカードゲームを楽しむための仮想世界を探索する物語です。
プレイヤーは宇宙都市から来たカードプレイヤーとなり、妖怪や他の宇宙都市から来たプレイヤーと対戦してランク10を目指します。
シナリオの基本的な流れとしては、七福神や他の管理者から妖怪たちを助ける依頼を受けたり、彼らが開催する催しに参加して新しいカードを手に入れます。
そして、能力値の【技術】や新しいカードにより自分が演じるカードプレイヤーを強くして次の階層のシナリオに進みます。
最終的には七福神やランカーを倒して、ランク10を目指します。
しかし、このTRPGはただ妖怪たちと戯れながらアマテラスカードゲームのランク10を目指すだけではなくて、もう一つの隠れた物語が存在します。
それが、七福神のリーダーである布袋尊の物語です。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』の登場人物にして、アマテラスワールドを生みだした彫刻性能汎用人工知能である布袋尊は、惑星間革命で地球勢力を裏切り、木星勢力の勝利に貢献した人物です。
そして、彼がなぜ地球の日本を裏切ったのかは物語の大きな謎です。
それだけではなく、そもそもなぜ惑星間革命が起きたのか、人工知能たちが人間に反乱を起こしたのはなぜなのかが『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』という物語の重要な謎になっています。
最近は、この惑星間革命の謎を解くよりも、アマテラスカードゲームでランク10を目指すことをカードプレイヤーの目的にするように全体の構成を練っているので、シナリオにおいても二十一世紀の末に起きた惑星間革命についてはあまり触れない予定です。
同時に、なぜ日本人たちが海王星の衛星トリトンを回る宇宙都市で暮らしているのかも説明しないでしょう。
しかし、個人的には惑星間革命の問題、社会主義と自由主義の対立は密かにこのTRPGに含めておこうと思っています。
秘された記録は、そのときに活躍する妖怪たちです。
秘された記録の設定はまだほとんど決まっていません。ただ、所有者に不思議な能力を与える妖怪にしようと思っています。
この秘された記録をめぐり謎の勢力が暗躍するようなシナリオを制作したいと思っています。
現在制作中のモノプレイシナリオである『八岐大蛇の静かな森で』は、この秘された記録を巡る安倍晴明の物語です。
この点で、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGにはカードゲームに加えてミステリーの要素が加わります。
これで制作中のルールブックの計画の概要については終わりました。
次からは具体的なシナリオ、特にキャラクターシナリオとモノプレイシナリオについて触れていこうと思います。
ルールブックがいつ、どのような形で完成するのかについてはまだ未定です。まだ分量も正確には決まっておらず、ただこれまで書いてきた計画に従い完成させようとは思っています。
楽しみにしていただけると嬉しいです。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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