11月の個展に向けて

お盆が明けた。

6月に大きなグループ展があったのでその準備や絵をせっせと描いていたので、終わった途端に力が抜けてなかなか描けなくなった。
描けなくなったのは7月8月の酷暑の影響もあり、15時ごろには肉体労働に従事している俺は心臓がお腹まで下がる様なヘトヘトの状態になっていた。とても絵を描けるほどの体力は残っていなかった。

そんな中個展の日にちも決まり、お盆が明けたら本格的に個展の準備をしようと考えていた。
約3ヶ月だが3ヶ月もあるとも言えるし、3ヶ月しかないとも言える。俺にとっては圧倒的後者だ。

個展は嫌だ。プレッシャーでお腹が痛くなる。
ただ、ギャラリーから誘われると自分の描いてきたものや思想が共感、そして利他的なものを感じやはりライフワークにしたいがこの緊張感はずっと続くと思う。

俺の様に仕事をしながら絵を描く事は描き始めが重要だ。流れが出来れば描き続けられる。俺は絵を描いてない時気分が落ちる。鬱に近い状態になる。

ただ、描き始めると良い状態になる。これは俺の生きる仕事なんだと実感する。

今回絵の起動が乗り始めたのは、懇意にしている額屋さんに購入した絵の額装が完成して取りに行った事がきっかけだった。

その額とマットのバランスは素晴らしく、額装によってより絵の良さが溢れ出ていて俺は感動し興奮した。

思わずその絵を見て絵が描きたいと思った。それは昔よく人の絵を見て思った感情だが、そんな感情になったのは久しぶりだった。

その絵はリビングにはじめ飾ったが、しばらくアトリエに置いておこうと思った。

絵が俺の創作に背中を押してくれそうな気がしてくれたからだ。

毎日個展まで。

やるぞ。

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