見出し画像

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験直前の過ごし方【個人的なエール】

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験がせまってきた。受験生の皆様におかれては今が一番心不安定な時期ではなかろうか。

ここで言うまでもないが今年は2月の5日(精神保健福祉士1日目)・6日(社会福祉士・精神保健福祉士2日目)となる。


以前国家資格の試験勉強法について述べたが、我ながらあまりに長文すぎてごった煮なコラムとなりお恥ずかしいところだったが、その中から、試験直前・当日・試験後のそれぞれの過ごし方の部分を改めて再掲するとともに、少しだけ気にかけているところを補足する(『 』の部分が前回に加えて補足したところ)。



なお、今回のお話は何も福祉関係資格だけでなく、多くの資格試験に通じることでもある。他分野の試験を受ける方にも是非参考にしていただると嬉しい。私個人としては、「新しい挑戦」をする人に対しては最高のエールを送り続けたい。


勉強方法のことから読みたい方は以前のコラムへ。




試験直前


一番大事なことは、体を壊さない、風邪をひかない。体調が悪いと当日のパフォーマンスに確実に影響が出る。常に自分の体を毛布で包むこと。


『特に昨今再びコロナウイルス感染者数が激増しており、全く油断ができない。受験生にとっては酷な環境であることには違いない。あとわずかな期間と割り切り、細心の注意を払うこと。きついことを言うならば、人との接触はこれまで以上に避けること。繰り返すがあとわずかだ。そのくらいは我慢できるはず』


可能ならば、この時期は仕事も少し負担を減らす。負担の大きい仕事は試験後にするなど、スケジューリングにも工夫を。


前日


とにかくいつも通りの生活パターンで過ごす

いつもの時間に起きて支度し仕事に行き、電車では好きな音楽を聴く。私は普段毎晩お酒を飲むが、前日も普段通り晩酌した(さすがに少なめにはしたが)。スマホでの用語チェックなどが習慣化されているならばそれに取り組んでも構わないが、普段以上に熱を入れないこと。


『この段階にきてもまだ「見たことのない用語」などと接する可能性はある。焦らず、これまで通りの対処の仕方を。この時点でどうしても覚えられないと思ったら潔く捨てるべき。この1問のために他の問題を犠牲にすることは非常にもったいない』


試験当日


会場には少し早めに行く。会場の雰囲気には少なからず圧倒されるので、この空気に「慣れ」ておく。



『個人的な意見だが、会場には「一人」で向かうことをお勧めしたい。友達と一緒に受験する場合もあるが、会場に向かう時間は受験勉強の最後の行程と思い、自分のペースを徹底的に保つこと。友達と一緒だと、ペースを握られてしまったり、会話する中でどうしても「余計な不安」が増長されてしまう』


会場に入ったらリラックスモードに。ここまで来たら友達と会話しても何してももう構わない。どのみち友達もこの時点までくれば「会話」どころではないだろう』


参考書を食い入るように見る周りの受験生が優秀に見えるが、そんなことはほっとく。その人と最後の1枠を争うわけではない。
私は一人で受験したが「知り合いはいないかな」とか周りを見渡したり、のんびりと待っていた。


本番。着席し、試験の説明がなされた後は数分間の沈黙が流れ、その後問題が配布される。

配布された問題集はまだ開くことを許されず、合図があるまでそのまま数分じっと沈黙したまま待つこととなる。この数分間がとにかく辛い。もう参考書を見ることも、スマホを見ることも許さない。最後の試練である。腹をくくる時間としよう。


試験開始


「始めてください」の合図とともに決戦が開始。
ほとんどの人が合図と同時に一斉に問題を開き鉛筆を走らる。その紙の音が会場中に響き渡り、沈黙の空気から一変する。

私はここで圧倒されないよう、まずは5秒ほど他の受験生と時間をずらしてから問題を開くことにしている。
「開始!」と同時に勢い良い始めるのではなく、一息吐いてから、「さてと」とゆっくり問題を開く。これは意識して行動した。それだけでも一瞬落ち着きを取り戻すことができる。



問題を解く手順はみな心得ている通り。

わかる問題をさっさと解く。
わからない問題や迷った問題はチェックだけして飛ばす。
最後まで解いたらまた最初に戻り、チェックした問題を今度は時間をかけて考えながら答えを導く

事例問題は点数の稼ぎ場所だが、他の問題に時間を取られると、事例をゆっくり読み込む時間がなくなってしまう

取れる問題は確実に
迷う問題は後でゆっくり
全くわからない問題は最後の締めに

わからんものはもうしょうがない。ある程度「匂い」でそれらしき答えを選択する。ここで先述(以前のコラム参照)した「肌触り」と「パターンの定着」が生かされることとなる。

満点を取る必要はない。取れるところを確実に抑えること。


『一定の時間が経過したら、解答し終えている人は提出して退席を認められる。数人が退席されると思うが、できればここは最後まで着席している方が良い。余った時間は解答欄の埋め間違いを数回見直す。解答欄をうっかり1行ずれて埋めてしまうこともある。そして、これまでの試験勉強に費やした時間を振り返り、ここまでたどり着いた自分を最高にねぎらってあげる時間としよう』



試験終了後


試験が終わったら、さっさと帰る。気持ちを切り替えるため、のんびりしていてはいけない。

他の受験生が数人で答え合わせをしている声を拾わないこと。ふと聞こえた解答が自分の解答と違っていて落ち込むことほど無駄なものはない。『せっかくの先ほどのねぎらいが一瞬にして「無」と化してしまう。』

知人と一緒に受験した場合も、試験の振り返りなんかはやめておく。「終わったね」「疲れたね」で十分。

『帰りは一緒に帰っても構わないが、お茶など誘われても、できれば「疲れちゃった」とこの日はお断りする方が無難。』

私はすぐイヤホンをして音楽をガンガン鳴らしながら駅に向かった。


自己採点は、したければ家に帰って一旦ゆっくりしてから。どのみち、各社予想解答が出そろうのも2~3日かかる。それよりも帰宅したら大好物の食事をとろう。


合否わかるまでは落ち着かないもの。でも、『合格発表は1か月以上も先だ。』まずは長い戦いを終えた自分を改めて労い、発表の日までは通常の「試験勉強のない生活」に戻すこと。



以上。

まとめると

・体調を最大限に気を配る 
・集中力を保つには自分のペースを崩さない
・会場に着くまでが試験勉強、会場着いたらリラックスモード
・試験後は自分に「私よく頑張った!」というねぎらいを
・終わったらだらだら試験モードを続けず、できるだけ早く通常モードに切り替える


画像1



皆様のご健闘、心よりお祈りしております

最後までお読みいただきありがとうございました。皆様のお役に立てるようなコラムを今後も更新してまいります。ご縁がつながれば幸いです。 よろしければサポートお願いいたします。