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クリスマスプレゼントにNintendo Switchを選んではいけない理由

ギリギリのタイミングになってしまい、申し訳ありません。保護者のみなさん、もうすぐクリスマスですが、今年はサンタさんとどんな取引をされていますか。
当然、お子さんには内緒でしょうが、もし、Nintendo Switchが届くことになっているなら、今からでも間に合います、別のものに変えてください。

Switchをプレゼントするとどうなるか

Nintendo Switchはとても魅力的なゲーム機です。お子さんに人気のゲームタイトルもたっぷり用意されています。
また、保護者向けにも強力な助っ人(利用内容の把握と管理のためのソフト)が提供されています。お子さんが持つ、初めてのゲーム機としては、ほぼ理想的な存在と言えるでしょう。

しかし、これをクリスマスプレゼントにしてしまうと、どうなるでしょう。

クリスマスの朝、目を覚ましたお子さんは、枕元にあるSwitchのパッケージを見て、大喜びするでしょう。10月に発売されたばかりの有機ELモデルなら、なおさらです。

すぐにパッケージが開封されます。お子さんが、箱からSwitch本体を取り出します。間をおかず、電源を入れ、初期設定を始めることでしょう。実のところ、小学生くらいになれば、Switchの初期設定に、それほど難しい場面はありません。インターネット接続に必要な、ご家庭のWi-FiルータのIDとパスワードすら、自分で発見、入力してしまうかもしれません。ところどころでは保護者に質問しながらも、一人で作業を進め、ゲームを遊び始めるまでに、30分もかからないのではないでしょうか。

あれ、何かお忘れではありませんか。
そう、保護者向けの強力な助っ人“みまもり設定”を働かせるための設定作業です。

この助っ人、当然ながら黙っていては動き始めません。本来は、最初に電源を入れて初期設定を進める途中に、自然にこの“みまもり設定(保護者による使用制限)”の設定もしていくように作られています。

出所:任天堂ウェブサイトサポートページ

しかしこの場面、お子さんに作業を任せると、当然(本能的に?笑)“スキップ”を選ぶことになるわけです。

もちろん、お子さんがプレゼントを開封したタイミングで、保護者がSwich本体を取り上げ、初期設定をすることは可能です。でも、クリスマスの朝からそんな手荒なことをしたくはありませんよね。後からこっそり設定を変更するというのも、なんだか面倒なことになりそうです。

Switchは保護者へのクリスマスプレゼントということに

ポイントは、Switchをお子さんの所有物にしないということです。もちろんお子さんがSwitchで遊ぶのは構いませんが、機器の持ち主はあくまでも保護者ということにしておきましょう。
Switchとは、これから長いお付き合いになるわけですから、ときにはお子さんがルールを守らないなどの困った状況にもなるでしょう。その時に、“持ち主は保護者”は強力な効果を発揮します。お子さんの成長や状況に合わせて、(実際にはスマホのアプリ上で操作はできるとはいえ)“みまもり設定”を強めたり、緩めたりの作業も、機器の持ち主の保護者がするのであれば、ごく自然なことになります。

もう今年のクリスマスプレゼントをSwitchに決めてしまったという方も、今ならまだ間に合います。Switch本体はサンタクロースから保護者に届いたプレゼントということにしてください。

お子さんへのプレゼントはSwitch用のソフトに切り替え

Switch本体を保護者の持ち物にした場合、お子さんへのクリスマスプレゼントは、Switch用のゲームソフトに切り替えましょう。

お子さんがやりたいゲームが決まっていれば、もちろんそれが最優先にはなるでしょうが、まだハッキリしないという場合は、ぜひ、お子さんの年齢に合ったゲームソフトを選びましょう。
どのソフトのパッケージにも目立つところにCERO(セロ)の年齢目安シールが表示されています。

出所:CEROウェブサイト

たとえば、“大乱闘スマッシュブラザーズ”はA(全年齢)区分、“刀剣乱舞無双”はB(12才以上)区分、“フォートナイト”はC(15才以上)区分となります。
同じ“闘い”をモチーフにしたゲームでも、表現内容にはかなりの差があるということです。
もちろん、表示されている年齢以下の子がプレイするのは禁止(利用規約違反)というわけではありませんが、ダテに区分されているわけではありませんので、メーカーの公式動画などを見て、内容をよく確認してからの購入がオススメです。

個人的にはD(17才以上)区分↑のゲームソフトは、家庭には持ち込みたくないところですが、ここはさまざまな考え方があるところでしょう。

筆者心の声

Switchで遊べるゲームソフトのうち、オススメは定番のこのあたりからですかね。与えられた範囲で遊ぶのではなく、自分で創るとか、身体も動かすというのが魅力です。

そして最近のSwitchにはこういうソフトもありますが、これは安易に与えるだけではなかなかうまくいかず、保護者の側も本腰を入れて一緒に楽しむ必要があると思います。

ゲーム機以外の情報機器もプレゼント向きではありません

ちなみに、この“保護者が持ち主”方式は、ゲーム機に限った話ではなく、スマートフォンでも、パソコンでも非常に有効ですので、これから購入という方は、ぜひお試しくださいませ。
もう買い与えてしまったという方は、次の買い替え(恐ろしいことにすぐに来ます笑)のときからは、ぜひ。

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