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舞台オーサカ・ヘブン、猿飛佐助のモデルと呼ばれる忍者ついて。

ABCホールにて3日間上演された『オーサカ・ヘブン』に猿飛佐助役で出演させていただきました!!

昨年の10月から殺陣稽古がスタート、クオリティの高い殺陣振り付けを和泉有真さんにつけて頂きました。

17歳から殺陣を始めて、ようやく大きなステージで殺陣ができた喜び!!!!ほんまに楽しかった!!!!

そんな喜びの中、トリートにて舞台差し入れをたくさんいただき本当に嬉しかったです。いつもお世話になっております和歌山市議会の議長・井上直樹様、浜田真輔様、中村元彦様からは宝梅をいただきました!!!!

トリートでは、田中美知代様、けいか様、山本太陽甘やかし隊、うりぼー様、みさき様、あゆみ様、りり様、匿名様、計12個も頂きました…!!!!ありがとー!!!『なんで殺陣始めたんですか?』って、よく聞かれるんですが、『時代劇漫画描きたくて、刀の使い方が知りたかったから』です。

ただ、ただ歴史漫画家を目指しているだけの俺が、こんなところまで。

歴史考証が趣味なので、演じさせて頂く史実の人物の方のことを調べている時間が1番楽しいです。なので、今回は猿飛佐助について。
真田十勇士の1人である猿飛佐助は、実在していないと言われています。

真田十勇士もモデルはいるけど、あくまで創作です。だから、『真田幸村』という名前も創作だと言われていて、本当は『真田信繁』。

このオーサカ・ヘブンでは戦国時代の大阪の象徴的な存在として幸村や佐助を登場させていて、これはタイムスリップではないと歴史が詳しい方にはすぐピンときますね。

猿飛佐助のモデルとなった忍者は複数いると言われています。

▶︎下柘植(しもつげ)の木猿本名:上月佐助伊賀忍者で忍術書『万川集海』で『忍び上手の十一人』の1人。つま先だけを使って音を立てずに歩く『浮足の術』の達人である。

→彼をリスペクトし、今回、殺陣中はつま先立ちを多くしてみました。わあ、ほんとに足音あんまりならない、すごい。

▶︎下柘植(しもつげ)の小猿
こちらも伊賀忍者で忍術書『万川集海』に出てくる。木猿と小猿名前似すぎているが、関係性は不明らしい。小猿は鳴き真似の達人で敵陣近くで大声で吠え、敵将に『うるさい』と怒鳴らせ、その居場所を探り当てる。

→彼をリスペクトし、殺陣中めっちゃやかましい猿飛佐助になりました。実際、副官にも『やかましいドールだ!』と言われましたので、キャラ設定は完璧でしたね。

▶︎三雲賢春(みくもかたはる)通称:佐助と呼ばれた甲賀忍者豊臣秀吉の息子の秀頼や、奥さんの淀君は甲賀忍者を仕えさせていたそうなので、佐助も甲賀忍者だった説からきてるそうな。この説から考えると、豊臣は甲賀忍者、徳川家康は伊賀の忍頭領である服部半蔵を仕えさせていた為、猿飛佐助と服部半蔵のバチバチ感はやや納得。

しかし、史実だと甲賀と伊賀は協力し合っていたくらい仲は悪くなかったそうなので、佐助は元は服部半蔵と一緒の伊賀出身で色々あってバチバチになったとも考えられますね、楽しい。

▶︎横谷幸重(よこやゆきしげ)真田の家臣、真田忍衆。兄の横谷左近は真田幸村の兄・真田信之につき、徳川方についた。こちらも兄弟で大阪夏の陣を戦うことになった。

そうです、大阪夏の陣は兄弟バトルでもあったんですね…せつねぇや………

真田幸村は徳川方からかなりの金額でオファーを受けていたそうですが、豊臣への恩義があり豊臣方についたそうです。

『豊臣をお願いします…』という佐助のセリフから、きっと佐助のほうが豊臣に恩義があったのかもしれません。佐助の豊臣の恩義の為に幸村は戦ってくれたのだとしたらなんと部下想いの上司だ……泣ける。

はい!以上!!!!

『うわぁ、真田十勇士めっちゃ気になる』って方は中村勘九郎さんが猿飛佐助を演じる2016年公開の『映画・真田十勇士』がオススメです。面白い。アマプラで観れます。
なんと、ロケ地は和歌山城です。

あ!!!それと『オーサカ・ヘブン』が2月23日から配信で観れます‼️https://tiget.net/events/119566


ここまで読んでくださり、誠にありがとうございました‼️このブログはだいたい舞台のこと書いていっているので、更新頻度がかなり減ってしまいましたが、また舞台でお会いできるのを楽しみにしております。

山本太陽

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