御巫について ―「御巫」カード編―

デュエルサロン太陽、店長の太陽です。
神碑型イシズの記事から大分期間が空いてしまいました。お久しぶりです。


その間にたまーにCSに出てはLOで楽しくなったりしていたのですが、7月発売の新弾発売日あたりを境に関東でもティアラメンツの使用率がスプライトと同等もしくは超え始め、これは流石に先攻で墓守の罠現冥モードを決めないと厳しそうだなということで、使用デッキを改めて考えていました。

が、ほぼほぼCSは運営ばかりで結局以降は8月に行われたはっちCSにのみ参加することに。
急遽集まったチームだったこともあり下手なことはできないと判断し使用したのはティアラメンツ。
結果として実際に自分が使用することで環境トップの強さを否が応でも知ることになりました。


そして新制限も間近となり、次期環境でも戦えそうなデッキを模索していたところに現れたのが新テーマ【御巫】。

各カードのビジュアルが判明し、



これ田村ゆかりと堀江由衣じゃね????




このカードから田村ゆかりと堀江由衣の声が聴こえるくね????





エースは!?エースモンスターはどうなんだ!?





....…。わからん....…。誰が適任なんだ....…。



下級御巫はすぐにCVが決まったのですが、それに反してエースは悩みに悩み、他の方にも担当CVを誰にすればいいかを考えてもらったのですが、今ひとつピンとくる配役がありませんでした。
「もういっそ自分の一番好きな人にやってもらおう、それでダメならこのテーマは使えないことにしよう」とそう決めたときに光が差しました。

ミサトン(福圓美里さん)だ....…。

いけるやん!ミサトン....…!!ミサトン!!!

こうして古のオタクが再び目覚め、【御巫】を使うことが決まったのでした。


(23/2追記)
2023年1月に新規カードを2枚獲得したのでそれらについての考察などを追記しました。

【御巫】というデッキについて


【御巫】は現在登場しているモンスターは全て攻守ともに0であり、それらが戦闘ダメージを相手に押し付ける共通効果を持っており、相手の力を利用して戦っていく特殊なテーマとなっています。
妨害性能はバウンスやコントロール奪取といった破壊ではない効果がほとんどで、相手モンスターを傷付けずに(破壊や除外をせずに)勝つ、というのがおそらく基本コンセプトになっています。
一応効果破壊をテーマ儀式魔法で行えますが、コンセプト上モンスター破壊が有効に働く場面はテーマ内だけで言うと限定的でしょう。

長くなりそうなので今回はデッキ構築に採用した「御巫」カードのみの考察になります。

サンプルレシピはこちら。


《オオヒメの御巫》

(CV:福圓美里)

デッキにおけるエース。
①効果はサーチしたカードを効果によってそのまま墓地に送ることもできるので、後述する《御巫の祓舞》や《御巫の誘い輪舞》を墓地に置くこともあります。
このカード1枚(+手札1枚)からでも、
《伝承の大御巫》をサーチして発動し《オオヒメの御巫》特殊召喚→墓地の《伝承の大御巫》の効果で《祓舞》or《誘い輪舞》を墓地に置いて妨害の準備が整います。
ただし《誘い輪舞》の場合は《オオヒメ》が相手ターンのエンドフェイズに手札に戻る都合永続奪取にならないので注意が必要です。なるべく下級御巫も一緒に並べておきたいですね。

妨害に必要な「御巫」カード(《祓舞》や《誘い輪舞》や《伝承》)をどこかしら素引きしていると、足りないところをこのカードによってサーチすることでその分妨害が単純に増えるので、各ピン刺しカードらも所謂ゴミにならない点が優秀です。

②は御巫の共通効果のダメージ押し付け。
下級と違い、装備カードを装備していない場合でもダメージを押し付けることができるので単体でも引導火力になりえます。
その分後述の③による装備効果を下級に対して使えるので自身と合わせて自凸2回は楽に行えます。

③は墓地の装備の再利用。
フリーチェーンで発動できるので、これによって《御巫の誘い輪舞》を相手モンスターに装備させてコントロール奪取するのが基本妨害の一つになります。
優秀なのがこの効果で対象を取るのは墓地の装備魔法であり、効果処理によって相手モンスターに直接装備させる為、対象耐性を持ったモンスターであってもコントロール奪取することができる点です。
基本的には《伝承の大御巫》によって自分ターンで出すことになるので、自分のターンでは《祓舞》を効果によって装備、相手のターンでは《誘い輪舞》を装備させてコントロール奪取と、2回分の仕事をキチンとできるように準備しておきましょう。
フリーチェーンを活かして、バトルフェイズに相手モンスターに自凸してダメージを与えた後、《誘い輪舞》でコントロール奪取しそのまま追撃といった芸当も可能。

装備魔法であれば何でも再利用できるので、出張性能も高く、将来性も十分です。

《鏡の御巫ニニ》

(CV:堀江由衣)

下級御巫その1。
①は御巫の共通効果。装備カードがあればダメージ押し付けが可能です。
ない場合もダメージカットの効果はあるので最低でも貫通持ちに対しても壁にはなります。

②のコントロール奪取は単純ながら強力。
相手ターンのみ発動可能で且つそのターンのみの奪取なので一時的な妨害にしかならないものの、発動条件が緩い為後述の《御巫の水舞踏》から簡単に妨害を出せます。
《御巫の祓舞》を装備させることで、《ニニ》でコントロール奪取→《祓舞》で奪取したモンスターとともにバウンス、と着地を二度狩れるお手軽2妨害になる点も優秀です。

また種族が魔法使い族なので《神聖魔皇后セレーネ》からの蘇生が可能です。
コントロール奪取によってリンク値を稼ぎ、《セレーネ》→《アクセスコード・トーカー》の流れはメインギミックによってパンチャーが出せないこのデッキにおいては重要なギミックです。

(23/2追記)
《フゥリ》の登場までは先攻で《水舞踏》からリクルートする筆頭でしたが、《フゥリ》+装備魔法の盤面があまりにも固いことや、《フゥリ》からサーチされる《かみくらべ》がほとんどの場合《誘い輪舞》を装備させる為に使われることもあり、妨害の質や次ターンのリソースなども考慮すると現在ではリクルートの優先度が下がりました。

《剣の御巫ハレ》

(CV:田村ゆかり)

①はニニと共通のダメージ押し付けなので省略。

②は装備魔法が装備された場合の「御巫」装備魔法のサーチ。
《御巫の水舞踏》からリクルートすることでそのままサーチ効果を発動できるので簡単にアドバンテージが稼げます。
《御巫の誘い輪舞》をサーチしてこちらのターンで即コントロール奪取を撃てるのは《ニニ》にはできない芸当です。
他にも《御巫の火叢舞》をサーチして自凸回数を増やしたりもできます。
先述の通り《御巫の水舞踏》との相性が《ニニ》以上に良いので、これから新規「御巫」装備魔法が増えればさらに評価が上がるカードです。

現在のカードプールにおいては先攻での役割が若干《ニニ》に取られがちで、単体では妨害になれないことを考慮すると、《ハレ》+装備魔法が《水舞踏》サーチからの《ニニ》リクルートでの実質1妨害、《ハレ》+《水舞踏》の場合のみ《祓舞》サーチから《ニニ》リクルートでの2妨害となれるように、コストパフォーマンスがやや低めです。

ただしサブギミックとの噛み合いによって《ニニ》よりも優先して《水舞踏》からリクルートする場合もあります。

《宣告者の神巫》+特殊召喚可能なモンスター(ビーステッドやマジシャンズ・ソウルズ)の2枚からの動きで、
《神巫》から《虹光の宣告者》経由で《オオヒメ》サーチ→
《オオヒメ》効果で《伝承》サーチから《オオヒメ》特殊召喚→
《伝承》で《水舞踏》を墓地へ→
《オオヒメ》で特殊召喚したモンスターに《水舞踏》を装備→
《ハレ》をリクルートから《祓舞》or《誘い輪舞》のサーチ→
《神巫》と《ハレ》で《焔聖騎士帝―シャルル》をシンクロ召喚→
《祓舞》サーチであればそのまま《オオヒメ》に装備、《誘い輪舞》サーチであればセットしてエンドフェイズに《シャルル》の効果で《水舞踏》装備からセットした《誘い輪舞》破壊

と盤面形成に必要な「御巫」装備魔法をサーチすることで妨害数を増やせます。

《水舞踏》からリクルート可能な「御巫」モンスターの種類を増やすことでターンを跨いで帰ってきたいずれかの下級御巫から相方をリクルートし《オオヒメ》を含めた三体での自凸が狙えるのも利点です。

またこちらは戦士族なので《聖騎士の追想 イゾルデ》などのギミックを利用できる点は押さえておきたいところです。

(23/2追記)
こちらも《フゥリ》及び《迷わし鳥》の登場によって評価を変えた1枚。
純構築の【御巫】が構築できるようになった為、盤面に御巫を並べることでキルを取りにいけることもあり、その展開に役立つ《火叢舞》や《迷わし鳥》をサーチできる点が優秀です。
《オオヒメ》の項で述べたように、引き合わせた「御巫」装備魔法はそのまま妨害へと変えることができるので横展開しつつ妨害数を増やすのに貢献します。


(23/2追記)

《珠の御巫フゥリ》

(CV:斎藤千和)

1月の新規カードです。
CVめちゃくちゃ悩みました。

①は下級共通のものなので省略します。

②の自分の場の全「御巫」カードへの対象耐性があまりにも強力です。
これまでの対戦の中で
「この装備魔法ってなにかの耐性ってあります?」と何度聞かれたことでしょうか。
その度に
「いや特に耐性はないですね」
「じゃあコズミックサイクロン撃ちます」
「はい」
となったものです。懐かしいですね。
モンスターのみならず装備魔法やひいては罠まで全てに対象耐性を付与する効果のおかげで、これまで下級が食らっていた《無限泡影》や先述のような装備魔法に対する除去など、後攻で間に合うカードへの対策が容易になりました。
この②の適用条件は緩く、自分の場に装備があればいいだけなので、先に相手モンスターにカードを装備させてから《フゥリ》を場に出すことで《無限泡影》などを受けないようにすることもできます。
特に【ティアラメンツ】の《壱世壊に奏でる哀唱》を《龍神王グラファ》が存在する状態でもタイミングを作らせない点は重要です。
全「御巫」カードが対象耐性を持つおかげで、《レッドデーモン・アビス》や《マドルチェ・プロムナード》のような対象を取ってくる無効系に対しても強い点も押さえておきたいです。

③は《ハレ》と同タイミングのサーチ。こちらは罠を持ってきます。
《フゥリ》の登場により、これまで単体では機能しないが為に採用を見送っていた「御巫」罠を採用しやすくなりました。
とりわけ《水舞踏》からリクルートしてきた《フゥリ》で《御巫かみくらべ》をサーチするのが基本で、そのまま妨害となります。
《御巫の契り》もサーチ可能ですが、墓地に有効な装備魔法が落ちていないとそこまでアドバンテージを得られていないので、少し状況を選びます。

《伝承の大御巫》

紫髪の子はいつ新規で来ますか?

《オオヒメの御巫》を擬似儀式召喚するカード。
相手エンドフェイズに手札に戻る制約も《オオヒメ》を再利用できると考えればメリットとなります。

②によって必要なパーツを墓地に送って盤面を整えます。
基本的には《オオヒメ》の項で解説した通り、《御巫の祓舞》か《御巫の誘い輪舞》を墓地に置きますが、《御巫の火叢舞》を採用しているなら墓地に下級を送って蘇生から連続自凸も考えられます。
《迷わし鳥》の登場後はそれも落とす択に含まれるようになりました。

単体ではほぼ仕事をしないので《オオヒメ》にアクセスできていない場合の素引きは一番嬉しくないカードではありますが、先攻1ターン目で妨害盤面を整える1枚目、ライフを取り切るための2枚目の発動はほぼ必ず行うので少なくとも2枚は採用したいです。

速攻魔法であるため一応単体で引いてしまった場合も、《増殖するG》を合わせて引いてる場合はセットしてライフを守れる可能性を残します。

②はテキスト通りメインフェイズにしか発動できないスペルスピード1の起動効果であることに注意です。

《御巫の水舞踏》

①は装備モンスターへの破壊耐性付与。
《御巫の誘い輪舞》以外の「御巫」装備魔法共通の効果になっています。
これにより装備された「御巫」モンスターはそれぞれの効果によって戦闘破壊と効果破壊両方の耐性を持つことになり単体でもなかなかの堅さになります。

②は装備モンスターのバウンスと「御巫」モンスターのリクルートを同時に行う効果。
このカードの装備自体はどのモンスターにも可能で、相手モンスターに装備して除去とリクルートを同時に行うとそれだけでも2枚のアドバンテージとなります。
そのため「壊獣」や《ラヴァゴーレム》といったカード群との相性が抜群です。

どのモンスターにも装備できることを活かして、自分モンスターに装備する場合には召喚時効果を持つモンスターに装備して使い回すことで、バウンスをメリットとすることもできます。

バウンスがメリットになるモンスターと合わせて引けていない場合でも、最悪手札誘発を召喚しての装備から《ニニ》をリクルートしての1妨害には変えられるので腐るタイミングがほぼありません。

注意点としてはリクルート先が尽きるとバウンス効果が発動できないので、やり取りを数ターン行うタイプの構築であれば、ある程度の下級御巫の採用が必要になる点です。
下級御巫を回収できるギミック(《セイクリッド・トレミスM7》やイシズギミックなど)があれば下級御巫の枚数が少なくてもその点を解消できるでしょう。

先攻、後攻ともに役割がキチンと持てる(特に後攻なら1枚で仕事ができる)カードなのでなるべく複数枚採用したいところ。
サブギミックによっては必ずしも3枚採用でなくても良さそうです。

(23/2追記)
これまでは《ニニ》をリクルートすることが多かったカードですが、《フゥリ》登場後はそちらを優先することがほとんどです。


《御巫の祓舞》

【御巫】における基本妨害その1。
①は《水舞踏》と同じく効果破壊耐性付与。

先述の通り、《ニニ》と合わせるだけで2妨害を簡単に置けるので必須の1枚。
機能させるのは《オオヒメ》の効果が通ったときがほとんどで、且つ《水舞踏》とは違い1枚では仕事ができないカードなので逆に複数枚の採用は個人的には必要ないと考えています。

主な妨害としての使い方は《ニニ》の項で解説した通りです。
また、相手の場にモンスターが特殊召喚されることがバウンスのトリガーになることから、こちらから壊獣などを投げた場合もそのトリガーを作れることは意識しておきたいです。

(23/2追記)
《フゥリ》の登場後はデッキに《御巫の契り》を採用することも出てきたので、その準備として墓地に無難に置いておける妨害カードとしての役割が増えました。
特にマッチ戦において採用が見られる《冥王結界波》は【御巫】デッキにおける厳しいメタカードの1枚なので、それに対応するために罠としての妨害も同時に構える必要があります。
基本妨害の《誘い輪舞》か《祓舞》のどちらを《伝承の大御巫》から落とすかを考える場合、《御巫の契り》と合わせたときに《ニニ》をリクルートして2妨害になれる《祓舞》を優先することも考えられます。
もちろん《御巫の契り》が《灰流うらら》によって0妨害になる場合もありえるので、自分の展開の中で相手の手札をしっかり読む必要があります。

《御巫の誘い輪舞》

【御巫】における基本妨害その2。
《ニニ》と同じくコントロール奪取という除去は破壊耐性持ちにも強く、また各種召喚素材にもさせない点が優秀です。

このカードの発動が1ターン1の制約がありますが、発動した後で墓地に送られたこのカードを《オオヒメ》によって再利用することが可能です(カードの「発動」に該当しない為)
《御巫かみくらべ》についても同様です。

発動制約があることや《オオヒメ》によって使い回すことが可能なためこちらも採用は1枚で十分でしょう。
コントロールを得たモンスターは効果の発動こそ制限されるものの、逆にそれ以外の制限はなく、攻撃を行うことや各種召喚素材にすることも可能なため幅広い用途に利用できます。

注意点としては「御巫」モンスターが存在していなければコントロール奪取できない点で、《オオヒメ》の項で解説した通り《オオヒメ》単体よりは隣に下級御巫がいる状況を作れるように意識したいです。

《ビッグバン・シュート》のように装備されたこのカードを離すことでモンスター除去に繋がる④の効果は、相手モンスターにしか装備できないこのカードにおいてはメリットであり、儀式サポートを共有できる《イリュージョン・オブ・カオス》からの《マジシャンズ・ソウルズ》でのコストとして装備されたこのカードを場から離すことで除去を行うなど、サブギミックでその効果をさらに活かせる可能性があるのでいろいろと合わせてみたいところです。


(23/2追記)

《御巫の火叢舞》

「御巫」専用の展開カード。
蘇生だけでなく手札からの吐き出しもできるので、アラベスクで戻っていった下級御巫を出して突撃数を増やすこともできます。
イラスト通り《ハレ》との相性は良く、そのまま《誘い輪舞》や《祓舞》などの妨害も準備できます。

こちらも《フゥリ》登場によって評価を変えた1枚。
下級御巫の採用枚数が増えたことによる召喚権被りの解消や、盤面形成で下級御巫を気軽に各種素材に巻き込むことができるようになりその後のリソースになったり仕事が増えました。

おまけ効果の相手モンスターの蘇生も【御巫】デッキとの相性抜群で自凸によるライフカットに大きく貢献します。

(23/2追記)

《御巫舞踊―迷わし鳥》

①は御巫装備魔法によくある破壊耐性なので省略します。

フィールドで発動できる②が基本ギミックとなっていますが、他の下級御巫が映った装備魔法とは異なり、妨害機能としてはほぼ活用できませんが、ダメージステップでのバウンス且つ場所を選ばないことから攻めとして幅広く活用することができます。
トリガーが自分の「御巫」モンスターが戦闘を行ったダメージステップとある為、これを装備しているモンスターは「御巫」モンスター以外でも問題ありません。
元々壊獣系統との相性の良さが光るデッキでしたが、よりその特性を活かすことにも繋がります。
先述の通り、攻めに使うのが基本で、これと《諸刃の剣》を利用したワンターンキルもタイミングがあれば狙っていきます。

盤面:《オオヒメ》+下級御巫(《迷わし鳥》+《諸刃の剣》装備)
→下級御巫でダイレクト(通常ダメージ2000+反射押し付け2000ダメージ)
→《迷わし鳥》で下級御巫をバウンスし《諸刃の剣》を墓地へ
→《オオヒメ》の効果で墓地の《諸刃の剣》を装備しダイレクト(通常ダメージ2000+反射押し付け2000ダメージ)
→計8000ダメージ

③も強く、装備魔法にも関わらず墓地から発動しモンスターを蘇生させた挙句に装備させて下級御巫の効果誘発のトリガーになるというおまけにしてはいきすぎた性能です。
《ハレ》や《フゥリ》を蘇生させると0から3を生んでいますね。
《オオヒメ》や《伝承》で準備をする他、後述の《御巫かみくらべ》から装備させる択もあり、元々リソースを手札でしか持てなかった【御巫】にとって革命的な1枚となりました。
蘇生モンスターはフィールドから離れる際に除外されますが、蘇生効果を使っているのであれば中盤以降でしょうしほぼ気になりません。
下級御巫同士や勇者ギミックを採用した際などはランク3エクシーズの択もとれますので更なる再利用も狙うことができます。


(23/2追記)

《御巫神楽》

「御巫」専用儀式。
名称指定がない為《儀式の下準備》には対応しないものの、《オオヒメ》がレベル6なので《儀式の準備》で墓地から拾えることがメリットの1つ。
特にこのデッキでは《オオヒメ》で手札を切ったり、《マジシャンズ・ソウルズ》のコストで墓地に送ったりと不要なタイミングで気軽に利用できるので、必要なときに拾えるだけでも十分です。
《宣告者の神巫》から《虹光の宣告者》を落として普通にサーチすることもあります。
リリースは基本的にレベル上昇した《宣告者の神巫》を使うのがサーチからの流れで損失が少ないですが、基本戦術のコントロール奪取からリリースに繋げられるとなお美味しいです。

おまけの盤面破壊+バーンダメージは中盤以降ではバカにならない火力になるので自凸からライフを取るべきかしっかり考えましょう。
このデッキでは数少ない複数枚の同時処理カードなので、【神碑】の「泉」を飛ばせることも大事なポイントです。


(23/2追記)

《御巫かみくらべ》

これが一番田村ゆかりボイスが
聴こえるんですがどうですか?

《フゥリ》登場によって採用された罠その1。
《水舞踏》でリクルートした《フゥリ》からサーチしてそのまま妨害になります。
基本的には《誘い輪舞》を相手に装備してのコントロール奪取を狙いますが、状況によっては他の択も有り得ます。
特に《冥王結界波》などで盤面の御巫モンスターが機能停止した場合、《誘い輪舞》では間に合わないので、相手の攻撃宣言時に発動し自分の御巫モンスターを対象に《迷わし鳥》を装備させることもあります。
効果無効状態の御巫モンスターは戦闘破壊耐性がありませんが、破壊処理の前に《迷わし鳥》の②効果によりバウンスを撃てますし、その上破壊されたのが下級御巫であれば返しのターンのリソースとして《迷わし鳥》とセットで墓地に置いておくこともできます。

妨害の余力がある場合は、装備魔法全般を持ってこられることを利用して《諸刃の剣》を装備させることもあります。

(23/2追記)

《御巫の契り》

激エモイラストカード

《フゥリ》からサーチするカードその2。
《かみくらべ》と異なり、《フゥリ》からサーチしただけでは妨害として機能しないので、このカードをサーチをする場合は何かしら準備が必要です。
《祓舞》の追記で述べたように、これ1枚を2妨害にする工夫や、そもそものケアするべきカードを意識した上で選択するカードです。
うららをモロに食らうので過信は禁物です。

手札からの装備や特殊召喚はアドバンテージの面で損なのでなるべく墓地からの装備やリクルートを狙います。
相手ターンでの《ニニ》リクルート+墓地《祓舞》装備がおそらく無難に強くコスパが良いですが、自ターンで発動し自凸回数を増やす基本的な御巫の戦術も悪くないです。


今回は以上になります。

合わせるべきサブギミックについてや、不採用にした「御巫」カードについては次回以降の記事で考察していこうと思います。
興味があれば次回もよろしくお願いします。

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