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マカロニを語るのに外せない四つの作品3 第1話「マカロニ刑事登場!」第一ステージ(前振り)

どちら様も知っている作品だけに
当蘊蓄話としては、やはり
皆様があまり知らない(だろう)蘊蓄を述べます。
脚本をベースにし、
ストーリーポイントをピックアップします。

構成は5構成、プラスαとします。

★第一ステージは前振り。

萩原健一が何故主人公になったのか?
また岡田プロデューサーがどのように
この番組を構成していったのか?

また萩原健一と裕次郎と制作側の
知られざる秘話

岡田プロデューサー企画の
渾名が三年後に実った秘話

★第二ステージ

ストーリーレビュー🔴I
初出勤から、事件発生→現場検証を終えるまで。

✅ジムニー初期72年型の
マカロニジムニーが初登場。

✅井上堯之バンド♫
マカロニ刑事 行動のテーマ
 アコースティックギターバージョンⅠ
」初演奏。

✅ゴリ押しのゴリの由来(写真説明付)

✅井上堯之バンド♫
謎は霧の中(テーマ3A)」初演奏。

✅井上堯之バンド♫
「コミカル刑事」初演奏。

★第三ステージ

ストーリーレビュー🔴II

✅萩原健一が歌う挿入歌。
曲名は「少年の魂」

ゴリが淳の前で撃たれた現場で
ボー然と何も出来ない自分。
自分が撃たなかった為にゴリが撃たれた。
ボスにも怒鳴られ消沈するマカロニを描く。
夜叉の顔の鬼。

★第四ステージ 
ストーリーレビュー🔴Ⅲ

マカロニが刑事の仕事の真誠に目覚める

★第五ステージ
ストーリーレビュー🔴Ⅳ

マカロニはとうとうマモルと対峙。拳銃を持つ意味を話す。
早見淳が、拳銃を使用せずにマモルを説得し逮捕する。


まずは

萩原健一が主たる登場人物(主人公)に
採用になったキッカケ。
及び岡田、梅浦両プロデューサーの思いを。

1972年度キネマ旬報ベストテンで
第5位を獲得した映画。
監督:斎藤耕一、主演:岸惠子。
岸の相手役を演じた萩原健一の出世作
としても知られる。

この映画に出演した萩原健一。
傷害現金強盗犯人役で、
たまたま列車で乗り合わせた女囚との切ない恋を描いた。

日テレで、今まで続いてきたプロレス中継の
終了あとのぽっかり空いた一時間枠。
ここに、岡田プロデューサーたちは新番組を埋めたいと。
しかも週末金曜日、夜8時。
願ってもないゴールデンタイム。

これだからこそ、
日本テレビの看板番組にしていく為、
局側も絶対に失敗出来ない、させたくない。

他局、特にTBSでは、もう既に
看板番組を制作し視聴者たちを引きつけていたのだ。

例えば、昭和44年以降で
水戸黄門、ありがとう、木下恵介アワーなど。

次の作品をどのような構成にしようかと
画策していた岡田晋吉プロデューサーと
東宝梅浦洋一プロデューサーは、
当時公開された上記映画を見に行った。


以前岡田氏が企画し、しかも
トヨタ自動車がスポンサーに付いた冠タイトル、トヨタ劇場。
前作「東京バイパス指令」の様な尻切れで
は終わらせてしまいたくないと。
※実は脚本が長続きしなかったようだ。
(岡田プロデューサー曰く)

上記映画に出演していた萩原健一を見た。
映画に出演した元テンプターズのボーカル。
GSテンプターズを辞め、
新たな方向への
出発点となった作品。


ミュージシャンではなく
俳優として初めて見た、映画映像の中の
ショーケン萩原健一。

ストーリーは、前述したように
傷害現金強盗犯人と女囚との
2年越しの切ない恋。
その傷害現金強盗犯人がショーケン。


岡田晋吉氏がその彼に早速アプローチ。
何やかんやあって、出演をOKした萩原に、
新番組のイメージした企画内容を話す。

◆上記の何やかんやは、
皆様興味あればご自身で調査してみて下さい。

ストーリー構成の話を彼にしていく中で、
登場人物にはニックネームを授けたい、と。

7人のへそ曲がり達が活躍する
東京新宿にある所轄警察署。
それが、ななまがり。

上層部や本庁のやり方には
必ずや抵抗し、反論、反駁(はんばく)する藤堂。
頭が良く切れるが、
このように素直でない彼の性格が、
上層部は、彼を警部には昇格させたくないのだ。
しかし大卒(東慶大)だから、
警察官の序列では警部補であり管理職。
一係をまとめ切れるのは彼しか居ない。
難事件が多く発生する署に押し付けた。

一方直属部下の山村は、一係の頭脳として添え、
彼もまた不運な人生経験者で、その実績から
警部補なのだ。高校は卒業していないかも?
しかし現場を纏める捜査主任級に添える。

藤堂を信奉する部下は四人。
年齢順に野崎、山村、石塚、島。
島はついこの間まで新人だった設定。

殿下島公之は、ボスに次ぐ大卒の設定をしている。
これに少年係の婦警内田。うちだのぶこ、が設定された名前。
第5話「48時間の青春」で本人がそう話してます。
全員が自己流の捜査方法を横で見て
藤堂は各人のそれを認めている。
あまり文句も言わずに見守る鬼。

これに全くの新人を入れて、
七人のへそ曲がり。


番組スタッフの大曲瑛一氏の名前からも
参考にした名前であった。
彼の名(大曲瑛一氏)は、
オープニングクレジットタイトルにも出て来ます。
脚本名の紹介のあと、
ボスの歩きのシーンで、出て来ます。

当初は、
乙女署、花園署なども候補に挙がる。
これは、物語に何度も登場する
「花園神社」がその名残。後年、花園署と合同捜査する
ストーリーがあります。
後期マカロニの破茶滅茶な行動を彷彿とさせる
世良公則演じた春日部一(はじめ)。
ボギー刑事がマカロニのオマージュで刺殺された
あの神社⛩である。


これも、皆さまが知っている事は、
岡田氏が提示した、七曲署一係での
当初のニックネーム案は
当の萩原健一には「坊や」だった。

これに徹底して反感を抱いた萩原健一。
俺は「坊や」ではない!
俺を馬鹿にしているのか!と。

この時点で、番組開始前から
萩原健一はこの番組を
長くは続けられないと思ったのだろう。

「俺を何だと思っているんだ!」
すぐにでも辞めたい気持ちが
先走ったのだろう。


岡田、梅浦両プロデューサーは、
再考し、岡田が好きな西部劇からの
ニックネームならば、、と。

彼岡田は、無類の西部劇ファン(らしい)。
マカロニウエスタンスタイルの
クリントイーストウッド張りの様なスタイルを
自分が企画した番組の中で登場させたら?
と思ったに違いない。

マカロニウエスタン風。
ジーパンスタイル。
テキサスのカーボーイ風テンガロンハット。

※尚、マカロニウエスタンは日本だけの呼び名。
欧米では、スパゲッティウエスタンと言う。
これを取り入れた話「拳銃とトランペット」が
ある。既に蘊蓄話で取り上げました。

ここから、
岡田晋吉プロデューサーの頭の中では
渾名のマカロニ、ジーパン、テキサスが
閃いたという。


早見淳。彼の破茶滅茶な性格。
同じく演じる萩原健一。

このショーケンは、
自分は自分であり、他人ではない。
また俺は脚本に書かれている全くの第三者を
自分では演じる事は出来ない。

長く続けるのならば、
「自分は自分流に好きに演じたい」
「演じるどころか、俺をそのまま撮ってくれ!」

しかし、
東宝の梅浦プロデューサーも

「そして、愛は終った」の裏話を語る梅浦氏。


「但し金曜日夜八時の番組では、
 かなりの制約がある。当放送時間では
 一家団欒の食事時の視聴者もいる」

「だから、小中学生も視聴している。
 老若男女全て、出演者の言動に注目している。
 変な台詞や暴言、悪影響を与える映像は残せない。
 よって性描写は一切禁じる」

しかし「好きなように演じたい」萩原には
最初から高いハードルが設けられていた。

なのに、
第三回「あの命を守れ!」では
道に唾を吐くマカロニが撮影された。

同時に食べかけの林檎を道に落とし
サッカードリブルのように蹴るマカロニがいた。

この林檎のシーンは撮り直しされた。撮り直しした映像がいま残っている。

また「バスに乗ってたグーなひと」では
公衆赤電話に、唾を二回吐き捨てるマカロニ。

この電話のあとで、公衆赤電話に唾を吐くマカロニ

この映像はそのまま放送されている。
これも撮り直しの映像か?不確かだ。

この番組でのこの様な雑多な制約が
煩わしくなり、次第にショーケンを
以降苦しめていく事になるのだ。
このあたりから番組を降りたい衝動が
芽生えていく。


だが、梅浦氏は下手な台詞、演技より、
人間が懸命に走る、その動きには
決して嘘はない。演技なんかしなくていい。
その人間をそのままに
真の姿を体現しているのが
その人間の「懸命な走り」である持論を
持っていた。

だからこそショーケンには説得して
一所懸命な走りを科したのだ。
台詞は下手でもいいと。
懸命な走りは演技に匹敵する、と。


◆一所懸命は、
「一つの所に生命を懸ける」が言葉の原意。
その昔自分の田畑を耕し、作物を育てていく。
それをすることが自分の命を長らえるに
繋がると信じられていたのです。

これを皆が使い出し
「一生懸命」になっていく。
ショが、ショウに、音(おん)が置き換わっていく。

長さん役下川辰平氏は、自分の台詞では
必ず「一生懸命」ではなく
「一所懸命」と発音されています。
皆様お気付きでしたか?
どんな作品でもそうです。スクールウォーズでも。
退署するまで変えなかった。
単に歳を取っているだけでなく、

脚本を忠実に、日本語を忠実に理解した上での
発音で演技した下川辰平氏だったのです。


◆石原裕次郎も、制作側に
自分よりも歳上で、そんな演技が出来る
年長者を設定して欲しいと依頼していた。
それが、露口氏であり、下川氏だったのです。
◆若い俳優だけでのドラマなら、
長く続かない事を知っていたか?

だからこそ日活時代には、スタッフも含めて
年配の人には礼儀正しい裕次郎だった。

上述に戻りますが、
よってマカロニの走りは、
自我を出した懸命な走りが映像化されたのです。
これがオープニングの映像です。

第二話のオープニングより

マカロニのみならず、
体育会系ゴリ、貴公子殿下、山村も
真剣な走りを見せます。

またもう一度。
下川辰平氏は、元ラガーマンだった為に
走りはずば抜けてます。
スニーカーの走りとそう変わりません。
100m、12-3秒で、走り抜けることが
出来たのではないですかね。

テキサス、ボン時代に
長さんが、怒りに任せて放送中に
7-8分の長時間。激走する場面があります。
これはまた、蘊蓄話で。

この走り、激走が
以降の太陽!の伝統になっていくのだ。

但しジーパン期だけ
オープニング映像では柴田純は
走り、激走のシーンは撮影されない。

何故かな?
ジーパンは一回もオープニングでは、
走っていませんよね。気付いていましたか?
単に歩きシーンです。

53話「ジーパン刑事登場!」オープニングより

しかし、岡田氏は
まずは番組が、ここまで永く続けられるとは
当初は思ってもいなかったのだ。

まずは、
新番組を1年は最低でも
続けたい思いがあったのだ。
岡田も日テレに今度の番組は、
東京バイパス指令みたいにはしません!
長く続かせてごらんに入れますと。
大見得を切っていたからだ!

その一年をも続けられないだろう、
かもしれない危機が
直ぐに訪れる。

それは、当note蘊蓄話のTOPに固定した
石原裕次郎の、撮影を平気ですっぽかす我儘と、
それを「いい加減にしろ!石原」と
この石原の我儘を止めさせようとする、
男竜雷太の熱血漢魂エピソードをご覧下さい。

「おい石原!家から出て表に出てこい!
 俺はお前に話があるから家まで来た!
 日活ではこんな事が
 いつも罷り通っているのか!

 これからはテレビの時代だー!
 映画は最早斜陽だ」

ともあれ、我が儘な二人。
石塚裕次郎と、萩原健一の
いつ勝手に爆発するかも知れない、
二人の時限爆弾を抱えて
番組はスタートしたのである。

ひょっとして番組の「時限爆弾」は
いつも勝手に「街に消えていた」のかも知れない。
撮影スケジュールを勝手にすっぽかして。
あの時竜雷太が、爆発しなければ。

この番組が
このあと14年7ヶ月続いていくとは
当時は、誰も想像出来なかったのだ。

尚、先程の続き。

岡田プロデューサーの発案した、
当初の「坊や」は、坊ちゃんであり
関西、特に大阪ならば「ぼんぼん」。
即ち、四人目の新人刑事のニックネームと
してはどうか?と。

三年後にこの案は実現することに。

ジーパン編を過ぎて、
1974-75テキサスの人気が絶好調の時、
視聴率も当時平均30%代は下回らないところ
まで、成長を遂げてきた太陽!。

ある現役の警察官の奥さんからの
プロデューサー宛の投書で、
警察官はやたらと殉職するものではない。

「どうもジーパンに続いて、貴方方は
 テキサスまでも殉職させる、
 そのお積もりではないのか?」

むさ苦しいジーパンよりも、
サッパリした好青年テキサスの、
下手でも新人でありながら、
好感が持てる、その一所懸命な演技を
応援する女性、主婦ファンを
手繰り寄せてきたのだ。

また、この奥さんは、捜査活動の折、
聞き込みでも
何か不測の事態に備えて、
現実の捜査活動は最低二人でやるものだ、と。
主人から聞いてます、と。

愕然とした制作側。

ボスが電話番ならば、二人で捜査する為には
6人体制では、一人で足らなくなる。
ジーパン死亡、シンコ退職で
当初の七人から一人欠けていたからだ。

即ち、
テキサス時代は6人体制だった一年間。
1974.9→1975.10まで。

上記の理由で一人追加で、
また当初の七曲の7人のへそ曲がり体制に戻った。
テキサスも、もう一年の延命。
だからひとり追加で、
ここからは再度7人体制の復活になる。

太陽にほえろ!熱烈ファンから
殺到した「テキサスへの助命嘆願書」の
おかげである。

お陰で、無事に登場する事が出来た
宮内淳。田口良であった。

ボンも同じ事が言えて、
ボンの人気沸騰で、
次に控えていた山下真司の登場が遅れたのだ。

ボンを殉職させたら、
局を爆破させるとか
かなり脅しの脅迫状が制作側に殺到した、
という。

だから、ボンをさらに延命措置に繋げている。
だから、山下真司は
カメオ出演を二回経験したのだった。

ここで、
当初ショーケンの渾名の予定「坊や」を
大阪弁に改めて「ぼんぼん」にしたのは、
即ちこういう裏話も、
皆様があまり知られてない蘊蓄話なのです。
そして、四人目ぼんぼん刑事登場!となる。

しかも、宮内淳は四国愛媛出身で
大阪というより関西弁のイントネーションも
上手く出せる若手俳優。
しかも若い10-20代女性ファンを増大させたい
制作側の思いとも一致していた。
準レギュラー鮫島勘五郎との掛け合いは見事。

「ボス!鮫島先輩が、来はりました。」

標準語なら、「来られました」というところ。
のアクセントは違和感無し。
↑「ジョーズ探偵の悲しき事件簿」より。

実は露口茂も四国愛媛出身です。
いずれ三代目お茶汲みアッコが
母の看病の為にボスに辞表を提出。
七曲署を退職し、
愛媛に帰るくだりが撮影されるが、

山さんを演じる露口茂は、
「愛媛かー。あそこは良いところだよー」と
自分の故郷を懐かしむ台詞が登場します。
これも、知っている人は知っている。


また、スニーカーまで続く
新人刑事の登場場面では、
男石塚ゴリの熱い鉄拳を、
体育会系ゴリ右腕から喰らわされるパンチを
必ず食らいます。
◆マカロニだけは、ベッドの上で左腕からパンチ!
ぼんぼん刑事登場!のみ、第二話で
ボンはゴリからぶん殴られます。

だからここからゴリは
新人達の教育係となります。

ゴリに殴られなかったのは、
ドック、ラガー、ボギー、ジプシー、くらいか?
しかし、ドックは石原プロ所属だった為か、
ボスに強烈なパンチを食らいます。
新人席、椅子の下にまで飛ばされていきます。

最後に、ゴリを見舞った病院で
外に出た鬼を追って出た早見淳に、
鬼は、
「人間が人間を平気で撃ってしまったら
 終わりだ」と説く。

ゴリが
「犯人を撃たなかった事に、
 ボスが怒ったのではない。」と
いう意味が理解出来た
マカロニ先生ではなかったか?


これが、太陽にほえろ!が、
岡田プロデューサーや、
制作側、全てのスタッフが意図した
「人間の生命の尊さ」を
これから、14年7ヶ月に亘り
謳い続ける番組の普遍的テーマは
最終回まで、一貫して貫いた番組だった。

人の死や、殉職シーンは、そのどれもが
そのアンチテーゼなのである。
殉職シーンが、人の生命の尊さを
逆説的に謳ってあるのだ。

だからこそ、当蘊蓄話においては、
管理人の私も、例えドラマ番組でも、
殉職を美化してはならない。と
言い続けたいのです。

だからこそ、マスコミ含めて
やたらと「伝説の殉職シーン」だとは
言わないで頂きたいのだ。
少なくともマカロニは違う。殉職ではない。

書かれている内容を見ても、
そのブログや、ツッタカターには
何の感銘も受けないのが殆どですね。


※但し、一話だけ。
太陽にほえろ!PART1の中で、
718話の中でも、
小学生が大の大人を殺す話があります。
8歳の女の子です。
この子を逮捕できるのか。

これは、人だけでなく
「生きとし生けるもの全て」
「全ての生命の尊さ」を謳ってます。
いつの時代の作品かは、今は秘密です。
熱烈な太陽にほえろ!ファンならば、
「はっはー、あれだ?」とお判りでしょう。
どの作品か?
サブタイトルも、そのものズバリです。

これは、また後の話で、
当蘊蓄話で紹介します。


◆この回中盤で初登場の
元七曲署刑事だった内田宗吉が、

※藤堂、山村とはかつて同じ職場の
捜査一係勤務の、元名刑事だったという設定である。
野崎はその頃は北署勤務。

自分の店、飯屋「宗吉」にて、
マカロニに
「人を撃つ事をやめた方が良い」と
「人を撃つっていうのは、どんな事か?
 アンタには判らねーだろう?」
と諭します。質問したマカロニの返答には口をつぐみ、
それから先は、黙ってしまう。
同時に、シンコも父の次の台詞を遮る場面。

山村もそれ(その事情)を
よく分かっているだけに
顔を宗吉に向け吃驚はするが、
席では無言を貫く。

この続きは、第一話から3か月後。
第13回「殺したいあいつ」で
この宗吉が、この時、話を続けなかった理由が
明らかになります。
「殺したいあいつ」を殺すかもしれない
マカロニを身を挺して、止めようとする
内田宗吉が描かれます。

この場面は、この第一話のこの場面にリンクしているのです。
これは蘊蓄話でピックアップ済み。

次回は

マカロニを語るのに外せない四つの作品3
第二ステージに。

7224字


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