Yahoo知恵袋の質問に、太陽！蘊蓄話からの回答。筆者からの回答です。参考になさって。

2023年12月12日 06:28

もうじきしたら映像をアップしますが、
まずは、これを調査しましたからご覧下さい。

この質問者の質問は、これ↓↓

NHKの大河ドラマ「葵徳川三代」の
関ケ原の回で本陣の家康が
「まさのり（字が判らない）全軍に下知せよ！」
と言うシーンがありますが、
この時「まさのり」と家康が呼んだ使い番？の家臣名は
何と言う人物なのでしょうか？
ドラマのキャスト名にも出てきていないようですが。

↑↑

上記の
Yahoo知恵袋の質問に
「太陽！歴史蘊蓄話」からの回答は、、、

解は

まさのり、と津川雅彦(家康)は発音してますが、
恐らくは、正しいのは「まさなり」です。
「まさのり」では無かったのじゃないか？

津川雅彦の台詞が、気が急き「の」と「な」を
ごっちゃにしてしまったかな？
と、ご推察仕る。天国に行った津川雅彦氏に
聞かなければならない。

まさのり、と発音する、東軍側に与した大名は
「福島正則」（ふくしままさのり）だが、
彼は大名であり、伝令をする武将に非ず。
まだこの時は豊臣恩顧武将にして、
家康が彼に伝令を任すことは無かったであろう。

さらに家康は彼を心底信じてはいない。
よって家康の下々への伝令を
上記の通り、彼に任す事は無いだろう。

しかも、迅る先陣に取り憑かれた福島正則は、
家康の近くにじっと侍っていることは
無かっただろう。
皆よりも先んじて戦場に赴くのが、彼の信念。

関ヶ原合戦当時は、戦場に居て、
井伊直政や黒田長政をして、そんな
危なかしい福島正則を逐一監視させている。

近習は、
服部半蔵正成、渡辺半蔵守綱、本多作左衛門、
長田伝八郎、成瀬隼人正正成等が
以降、御使番から出世してます。

うち
初代の使い番服部半蔵の旗指物を家康が、
徳川家の使い番の旗に
採用したとする説があります。

また本多作左衛門や長田伝八郎は、
出世しても使い番だったことが、
誇りだったようで伍の字に、
自家の家紋を入れた物を馬印にしていました。

長田伝八郎は、池田勝入恒興を討ち取った功と
長田が、源頼朝を討った長田親子に通じるので
永井に改姓します。作家の永井荷風の先祖です。
寛永2年12月29日（1626年1月27日）、63歳で死去した。

幕末長州征伐旌旗図で、
子孫の永井直之が、大目付なのに
伍の馬印を付けているのは、
先祖の功績で馬印として使うことを
許されているから、とされる。

服部半蔵正成は、間者としてさらに
敵軍の動向監視をさせていたと
考えられるから、
関ヶ原の戦い、徳川本営近くに控えて、
もっと重要な役割を任せた筈、家康は。

よって家康の伝令を任せたのは、
成瀬隼人正正成だったろう。

尚、お福の元旦那も、
稲葉正成 (いなばまさなり) であるが、
小童小早川を寝返らせるために、
家康の心中では、小早川の重臣稲葉正成を通じて
黒田長政から寝返りの意思を伝令させていた。
稲葉正成と、黒田長政は親戚であった。
これは、1989年大河ドラマ「春日局」で
少し詳細に描かれる。

黒田長政、稲葉正成。この両人は、ともに
配役は山下真司がその役を与えられ、
共に名演であった。
テキサス勝野洋よりも、台詞回しが
上手いスニーカー山下真司。

またもう一人。
内藤正成（ないとうまさなり）がいる。

この武将は、
享禄元年（1528年）、
内藤清長の弟・内藤甚五左衛門忠郷の次男として生まれる。
はじめは伯父の清長に仕えたが、
やがて松平広忠の家臣となり、
その死後は徳川家康に近侍として仕えた。

しかし、享禄元年（1528年）産まれとなれば、
小和田先生指摘の明智光秀の産まれと推測される
享禄元年（1528年）と同年である。
即ち同い年。

1600年の関ヶ原の戦いでは、
家康よりも上で、かなりの高齢で72歳。
この頃からあとは、病に倒れ、徳川秀忠が
医師久志本左京亮常衡を差し向けたが、
治療の甲斐なく、
慶長7年（1602年）4月12日に死去。享年75。

だから、高齢の彼ではないだろう。
御使番を命ぜられる家臣はもっと若い筈。
しょっちゅう使いぱしりが出来、
戦場に於いても、
右往左往出来る若い家臣が居た筈だ。

更に申すならば
関ヶ原決戦地に向かう東軍諸将に
合言葉を馬上から伝令し回ったのも、
成瀬隼人正正成ではなかったか？
しかしこれは不確か。

尚、過去の大河ドラマでは、

第9作
春の坂道　(1971年)

第21作
徳川家康　(1983年)

にて、登場する人物である。

今日はここまで。

1855字

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